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へし折ったプライド

先日、新しい職場で、
若いパートさんから、注意を受けました。

若いからか、まじめなのか、
その若いパートさんは、
感情的に怒ってるようにも、
見えました。

私に注意をしてる時、
感情の高ぶりが
はっきりと伝わりました。

同じ業界内で、転職された方は、
経験があるかと思いますが、

経験があるゆえに、
新入社員にもかかわらず、

まだやらなくてもいいことを、
やってしまった!

そんな経験、ありませんか?

その怒りのエネルギーに、
抵抗を感じながらも、

新入社員の私は、
頭を下げました。

すみません。
これからは気をつけます。

仕事が終わった後に、
他の社員さんと話せればよかったのですが、

時短で他の人よりも早く帰る私は、
先に、職場を後にしました。

帰り道、ずっと凹んで、
あんなに怒らせるようなことをしたかな?
でも、誤解してない?
やってダメなことを先に教えてくれたら、
余計なことはしなかったのに…。

思考がぐるぐる。

モヤモヤ、モヤモヤ。

そうだ!凹んだ時は、好きな音楽を聴こう。
 …効果なし。

じゃあ、コンビニスイーツだ。
…効果なし。

次は(華流ドラマ)動画だ!
…効果なし。

何やっても、気分は晴れません。

そのモヤモヤした気持ちは、
翌日まで、持ち越しました。

仕事行く前に、
コインランドリーへ行きました。

家で洗った洗濯物を、
コインランドリーの乾燥機に入れる前に、

シワがつかないように、
パンパンと、洋服を広げたら、

何かが洋服から外れて、
床に落ちた音がしました。

後ろにいた高齢の女性が、

あら?何か床に落ちたような音がしたけれど、と
気にかけてくれたので、

私の金のボタンが、床に落ちてしまったみたいです、と
伝えました。

床を見渡すと、

その女性の側にあった、
傘立ての下の中に、

キラッと光るものが見えました。

傘立てを動かしてみたら、
ありました。

見つかりました、と
その女性に見せると、

ああ〜、見つかってよかったわね。
よかったわ。

嬉しそうな顔を見せてくれました。

見ず知らずの他人が、
赤の他人の私のことを気にかけてくれたことで、

すご〜く嬉しくなって、
ハートがきゅんってあったかくなって、
ハートがピンク色に染まるような
気分になりました。

気分上昇。

あなたは、天使ですか?と、
聞きたくなりました。

職場へ行き、
責任者である社員さんに、
再確認のため、
パートさんから注意を受けたことを話しました。

その社員さんも20代でお若いのですが、
全く的を得た話をされて、

話をしながら、
思いました。

前の経験は置いておいて、

今、ここから、リセットしよう。

プライドがあると邪魔だから、
へし折ってやる!と、

自分で、自分のプライドを
バキバキバキと
へし折るイメージをしました。

気持ちを切り替えて、やっていかないと、
これから、私、やっていけないなって、
思ったのでした。

若い責任者の社員さんから言われたことは、
その通りなのだけど、

そこまで50代の私に細々と説明しなくても、
いいのになって、

思う事がありました。

でも、一番悪いのは、
私のプライドです。

だから、自分のプライドをへし折らなくては、
いけないと思ったのです。

新しい職場では、

もっと柔軟に、
適応していきたいと
思っています。













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