のんびり鎌倉紀行 はじまり
「鎌倉ほのぼの散歩」をご愛読いただいた皆さま。
お待たせいたしました。
今回はじめてご訪問いただいた皆さま。
はじめまして。
「鎌倉ほのぼの散歩」続編でございます。
まあまあ。そうおっしゃらず。
このために最後が駆け足だったんでございますよ。
えっ?
そ、それは…
すすすみません。
なんとか面白くなるように善処して参ります。
いやいやいや。
…まあ、確かにそれもあるんですけど。
遠足は家に帰るまでが遠足。
三十三観音様参りは、お礼参りをするまでが参拝。
お礼参りに参らずして、なんの巡礼でありましょう。
2022年5月某日、空ちゃんとカフェで合議した結果、満を持してお礼参りに出かけることにいたしました。
そこでまず悩んだのがタイトル(←ソコ?)。
どーんと三十三観音様参りを打ち出すには、三年ぶりのお礼参りという、なんとも締まりのない内容。
おまけに心を落ち着かせたいことは、無くなるものではありません。
人間の煩悩は108どころか無限。
タイトルに強くお参りを押し出すのはちと、僭越でございます。
今回の旅は、前回の反省を踏まえ、もう少し鎌倉の季節を味わったり、参拝に役立つ情報なども盛り込みたいところでもあります。
悩んだ末の「のんびり鎌倉紀行」。
本当は、「空とみらいの〜」にしたかったんです。
「空とみらい」って「千と千尋」みたいでゴロがいいじゃないですか。
これはいける!と思ったんですが、私、「みらい」改め「みらっち」になっちゃいましたからね。
予想以上にフツーのタイトルになりましたが、お許しいただきたく存じます。
まずは「旅の目的」をゆるーく設定。
一、健康増進
鎌倉の地形は山あり谷あり海あり、いろいろなところを歩きます。
あちこち歩くうちに、自然に筋力や体力もつき、一石二鳥のはず。
二、鎌倉の季節を味わう
鎌倉のお寺には、「この季節が見どころ」という、寺院オススメの季節があります。
例えば明月院なら「紫陽花・紅葉」、宝戒寺なら「秋の萩」など。
花と季節を味わいながら美味しいものも味わえればなお嬉しい。
三、情報提供
自分たちの覚書ということだけではなく、鎌倉観光や、実際にこれから「鎌倉三十三観音様参り」をしてみたい方へのガイドとして機能するような情報も盛り込んで、どなたかのお役に立てるような記事に。
三年前を思い出しながらたどった前回と異なり、今後は、ほぼリアルタイムで、鎌倉散策を綴っていきたいと思います。
さらに、大河「鎌倉殿の13人」の放送がある限り(そして勢いが失速しない限り)は便乗していきたいと思っております。
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さて。
早速ですが今週の鎌倉殿。
「成長著しい金剛」に全部持っていかれた感じです。
北条義時の息子、金剛。
のちの北条泰時です。
かの有名な、御成敗式目を制定した人。
金剛ってすごい名前ですよね。
言ってみればダイヤモンドですよ!
ヒズネームイズ、ダイアモンド。
その名に恥じぬ立派な青年に成長しています。
しかし…
富士の巻狩りのシーン。
金剛、と幼名で呼ばれていたし、髪型を見ても、どう考えても元服前です。
富士の巻狩りは調べたら1193年のようなので、頼家は元服したての12歳、なんと金剛10歳の時の出来事のよう。
いや~、坂口健太郎さん10歳は無理あるよね…
「成長著しい」にもほどがあるよね。
ところで史実では、「金剛(泰時)の母は誰?」問題があるそうです。
史実の義時の正室は、今一生懸命「私は八重だけを愛してるから結婚しません」と突っぱねている、比企の娘(姫の前)です。
義時には少なくとも5人の男児が生まれているのですが、比企の娘の子だとはっきりしているのは、二男、三男、あと女の子がひとり。他は側室の子です。
「阿波局」とされる金剛の母の出自ははっきりしていないのだとか。
今回三谷さんは、義時の親戚で幼いころから知っていて、自分の領地内に住んでいた八重を側室とした可能性があるという説を取ったようですが、これには専門家の意見も分かれ、否定派も多くいるのだとか。
なんにせよ、鎌倉時代の女性についてはあらゆる記述がテキトーですので、想像の余地が沢山残されているようです。
それはそれで、脚本家や作家さんの腕のみせどころなのかもしれません。
今後の展開が楽しみです。
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次は旅の準備についてのお話です!