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のんびり鎌倉紀行 31番『浄智寺』

 前回からの続きです。

 ・・・って、え?
 前回って、いつ⁈

 1ヵ月経ってた・・・

 すみません。

 自分のWEBや読書感想文なんかにうつつを抜かしていたら、いろいろとリアルな生活でヘマをやらかしていました。

 そのヘマの尻ぬぐいなどに追われたり、新しい事件なども勃発したりで、気づいたらこんな為体ていたらく

 今回の記事も、投稿したつもりになっていたまま埋もれていたようです。

 大変失礼いたしました。

 気を取り直して、改めて投稿いたします。
 まあでも、今回1寺1記事を目指しているので、たぶんモーマンタイです。たぶん。

***

 さて、前回の記事で満腹になったので、浄智寺へ向かったところからでした。

 浄智寺さんのサイトはこちら。
 さすが鎌倉五山第四位。大変立派です。

 鎌倉五山については、以前『鎌倉ほのぼの散歩』の記事にいたしました。
 簡単に言えば鎌倉以後に臨済宗の寺格をランキングしたもの。臨済宗は鎌倉発ですので、最初は鎌倉、時期をほぼ同じくして京都にもできました。どんなものであれ他地域にできて京都みやこにできないものはないんですね。

 もともとは、インドの初期仏教の天竺五精舎てんじくごしょうしゃが元ネタ。その中のひとつが平家物語に出てくる「祇園精舎」です。

 それを中国で南宋時代に真似したのが志那五山、それを真似したのが鎌倉五山。

 なんだってまたそんなランキングなど必要?観光とか人気のため?と現代なら思いますが、私もそんなに詳しくないですがどうも、

  土地

 ではないでしょうかね、おそらく。

 以下は私の想像ですので、きちんと知りたい方はぜひ、お調べになってくださいね。そして私に教えてください。笑

 政治的に、あるいは戦で、勢力下にはいったものには荘園や領地、身分を与える(これは身分が上になるほど最終決済は西のお方に頼まなければならなかったけど)のが「御恩と奉公」のしくみ。

 寺も当然そのしくみのなかに組み込まれています。
 群雄割拠の武士の時代には、土地はいつどうなるか分かったものではないわけです。奪ったり奪われたり、領土を侵害したといっては争いが起きます。

 幕府としては、当然、安定した収入が欲しい。

 そのために寺は有益だったのではと思います。領地を寺社領にしてしまえば、他の武士に領地として与えなくていいし、寺社領からは常に安定した収入が得られる。寺も幕府の保護を得られる。ウィンウィンです。

 その際、やはりこうした寺格を決めておけば、本領安堵がスムーズだったんじゃないか、と思います。

 人間は太古の昔から、土地とエネルギーをめぐって血で血を洗う争いをしてきたわけで、すべては土地で説明できる気がする今日この頃です。

 そんなわけで、鎌倉五山四位。

 いろんな意味で、立派なお寺です。

 それに拝観料は値上げしていませんでした!←これ大事。

 大人200円
 子供100円

『寶所在近(ほうしょざいきん)』
円覚寺開山の無学祖元の筆だそうです


本堂
室町時代に造られた三世仏坐像があります。
向かって左から阿弥陀・釈迦・弥勒。
過去・現在・未来を意味するそうです。

観音様は書院近くの裏手にあります。
今回は場所がわかっていたので
しっかりお参りできました。

前回訪れたときの浄智寺さんはこちら。

読み直すと、前回「ゆっくり見たほうがいい」と書いてあるのですが。

 ・・・

 そうです。今回、なんだかんだ言ってゆっくり見られませんでした。

 なんと、がけ崩れ。

 前回の台風で被害を受けたのでしょうか、やぐら(鎌倉時代の岩をくりぬいた墓地)が多くある場所だけに、岩肌の露出した場所が多い浄智寺さん。

 境内内の奥、やぐらの方面の岩肌は、物々しい鉄骨の支えや青いビニールシートで囲まれていました。

 落石に注意、と、ところどころに看板もかかっています。
(これはすべて日本語でしたが、渡航解禁となって外国の方もいらしていたので、英語その他の言語の表記もあったほうがいいと思いました)。

 実際、見ただけでもドキッとする崩れ方をしているところもあり、思わず足早に通り過ぎてしまいます。

 以前は入ることができた書院が面した中庭にも、入ることができなくなっていました。
(こちらの理由はちょっとわかりませんでした)。

 さらに、徐々に天候も怪しくなりつつありました。
 朝は晴天だったのに・・・
 竹林の散策も計画していたのですが、通れない道もあったりと、結局そそくさと通り過ぎただけになりました。


ロープが張ってありました


御朱印所は書院の隣。
1度に3人までの人数制限あり

 御朱印は、手書きで書いてくださいます。
 こちらは残念ながらやはり500円に値上げです。

やはり手書きは嬉しいものです
こちらからは書院を覗くことができます

 「じっくり見たい」と思っていたのに、なんとなく落ち着かないまま、浄智寺さんの訪寺が終了。

 まあでも、私と空ちゃんはそれなりに気持ちは晴れやかです。

 実はこの後、私たちは本日最大の目的「おうちカフェ」さんを予約していました(完全予約制)。

 覚えていらっしゃるでしょうか、おうちカフェ。

 この時行ったカフェに、もう一度行きたいね、という話になっていました。おうちカフェでは、季節ごとのケーキを食べることができます。


 今回は季節を感じるものがあまりない中途半端な季節だったので、「おうちカフェ」で、季節を感じましょう!ということになっていました。

ワンちゃんたちの絵がハロウィン仕様に
和栗のモンブラン
お客様が座っているときはおとなしいわんこたち

 そうね。

 行ったときはハロウィン前でした。

 すみません。

 もうすぐクリスマスじゃないですか。

 こんな時期の投稿になってしまって・・・盛り下がることこの上ない。

 でもね

 和栗のモンブランは、最高に美味しかったです💕

 このお寺訪問の後、次第に第8波が忍び寄ってきました。

 次の「のんびり鎌倉紀行」はいつになるのやら・・・


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