『白熊と光』入荷しました
このところ、印刷屋さんに頼んでいた本が時間差で完成してくるので、都度、神田に搬入に行っています。
週末の賑わいほどではないものの、まだまだ「古本まつり」が続いている神田神保町。
今日はこちらの本を搬入してきました。
『白熊と光』吉穂みらい短編集
なぜに『白熊と光』なのかは、ぜひ「あとがき」をお読みいただくことにして。
こちらの本は、パッと見の装丁を褒めていただくことが多いです。
ちょっと気を引くデザインのようです。
こちらの絵もご自分で?と会う人ごとに聞かれるのですが、まさかまさか。Canva様のデザインを組み合わせたもの。組み合わせたのは確かに私ですが、元のデザインはCanva様のものです。
今回、この本は「PP処理」、つまりポリプロピレン樹脂加工をしてみました。これまで作った本では初めて。とてもいい感じの高級感が付与されて満足ですが、ぴったりと閉じたままにしておくことができません。なかなか難しいものです。
そのうえ、この度は本文が問題でした。
最近の文庫本作りは「Word原稿」➞「ロマンサー」➞「Caliber」(何と読むのでしょう。誰か教えてください)➞「PDF原稿」➞「ページ番号追加」➞「入稿」、という手順になってきているのですが、今回、「Word原稿」ではなく「noteからのコピペ」という方法を取ったために、noteでつけていたルビがロマンサーの時点ですべて外れ、直した原稿を一度上げたのですが、後から追加したい短編が出てきてしまいました。
その、再度noteからロマンサーにコピペしたときに外れたルビが、そのままになっている個所がいくつか散見されました。
痛恨の校正ミス――
と言ったような感じになっています。
読めないわけではないけれど、読みにくいですし、第一格好が悪いです。
表紙だけは今回かなり「ウマクイッタ!」と思っただけに、ショックでした。やっぱり自分、これは「トシ」のせいじゃないの?と突っ込みたくなりますが、印刷後の今となってはどうしようもありません。
そんなわけで、当初900円と設定していた金額を800円にて吉穂堂で販売することにしました。
手作り文庫本として、どうか寛容な慈悲の心で受け入れてくださったら幸いに思います。
今日は友人のサツキさんと一緒に行き、サツキさんはおそらく「何か買って帰らねば」と思っていたと思うのですが(すみません💦誰かと一緒に行くとやっぱりこうなるのですよね。いや、断じて無理やりの勧誘ではございません。たぶん――)、こちらの本をジャケ買いしていただきました。中の字の大きさも比較的大きめでよい、とのことでした。
4冊搬入し、サツキさんにお買い上げいただいたため、現在3冊となっております。校正ミスもご愛嬌のレアな初版本と考えていただけると、あと3冊しかありません。笑 お買い求めはお早めに――!
ちなみに、吉穂堂の本は、送料の方が高くついてしまう『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』上下巻以外は、すべてオンラインでもお買い求めいただけます。
オンライン販売もこちらから☟
Instagramでは、吉穂堂でおいてある本についての紹介もしています。
搬入直後の吉穂堂の様子はこんな感じです。
神田神保町近くにお越しの際はぜひ、「PASSAGE」の3階にあります、「PASSAGEbis!」の入り口近く、アングル大通り14番地の「吉穂堂」にお立ち寄りくださいませ~