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サバランの謎を追って(ナゴミさんの代筆記事)/サバランさん同好会
募集中の、「サバランさん同好会」の記事が、少しずつマガジンに増えております。
ありがとうございます‼
いずれまとめ記事を出す予定です✨
さて、そこに新たな形での参戦!
ナゴミさん(仮名)です。
もともと「サバランさん同好会」の元になった記事が、ナゴミさんのお父さんと私の母親がサバランが好きだった、という話から始まっています。
ナゴミさんは「サバランさん同好会」の生みの親と言っても過言ではありません。
そんなナゴミさんから、「noteは完全なる読み専でクリエーターページは持っていないので、情報提供するからみらっちが書いてね」と、通達が来ました。
その後調査結果と実地調査がついたメールが届きました。
まるで『映像研には手を出すな』の金森さやか(金森さん大好きなんですよ、私)のよう。笑
そんなわけで、これはみらっちの記事でありながら、みらっちの記事ではなく、ナゴミさんのレポートの代筆記事です。
調査① サバランを食べ歩く人のブログ
まず、ナゴミさんの調査は「サバランを食べ歩いている人のブログ」から始まります。
こちらのブログ、私は直接その方を知りませんし、長くフォローさせていただいているわけではないので、さすがに引用は憚られます。
残念ですが、お話だけにさせていただきます。
ブログでは、「サバラン・コレクション」というカテゴリを設けていらして、さらにサバランの置いてある店には「四葉のクローバーの法則」がある、ということを提唱していらっしゃいます。
「四葉のクローバーの法則」とは、その方が編み出した「一つ見つかれば、その近くに3つはある」という法則。
それが、サバランのお店にも適用される!とな!
ナゴミさんの報告によると、
サバラン報告のブログは結構あるけど、この方はサバランの正統はデニッシュではないという持論をお持ち
なのだそう。
ナゴミさん。さすが。
この方に行きつくまでにも色々読まれたのね…!
こちらのブログ、とても興味深く面白いです。
お探しになりたい方は、ライブドアブログの「サバラン」「四葉のクローバー」で検索可能かと思います。ブログ主さん、勝手に紹介して申し訳ありません。サバラン愛、サバランへの情熱が感じられる素晴らしいブログです。
調査② 情報満載の本
次は、サバランの情報満載の本のご紹介です。
なんとも魅惑のタイトル。
ナゴミさんによると、
この本で紹介されているマ・プリエールというお店が三鷹にあるのですが、高級なのでちょっと買えない(笑)
しかーし、修行先のお店がサバランと深い関係が!
やばい。
すでに、ナゴミP(プロデューサー)のミステリーテラーとしての力量に巻き込まれはじめています。
調査③ ストレーの技術を受け継ぐシェフたち
上記の本に登場した、三鷹の「マ・プリエール」はこちら。
オーナーシェフの猿舘英明さんはショコラティエだそうで、お店には普段サバランは置かれていないのだとか。
ただ、シェフがフランスでの修業時代に働いていた老舗の菓子店「ストレー」というお店の看板商品がサバランだったのだそうです。
サバラン、というか、名前は「アリババ」。
時々、フランス菓子のデパートなどでの催事や、特設店舗などに出店するときは、アリババを出すことがあるんだとか。
ここから、私の捕捉です。
ふふふ。
見つけましたよ。
新宿高島屋タイムズスクエア地下1階の「パティシェリア」が2022年10月26日にリニューアルオープンしたという記事。
とはいえ、催事ですのですでに終了しています。残念!
記事によると、猿舘英明シェフがストレー秘伝のレシピでサバランの生地をつくり、オリジナルデザインにしたアリババを出していたんだとか。
この催事には、同じく「ストレー」の再現をしている「ババ・オ・ロム」も出ていました。「パティスリー プラネッツ」の山本光二シェフがこれまたフランスの修業時代に「ストレー」で2度も働いたのだとか。
「パティスリープラネッツ」はこちら。
「ストレー」!
気になるじゃぁないの!
調査④ パリの老舗菓子店「ストレー」
どの記事を読んでも「ストレー」と記されていますが、「パティスリープラネッツ」のシェフの紹介には「ストゥレール」と記されています。
え!
ちょっと待って。
サイトを見ると、ババがものすごいいっぱいあるんですけど・・・
1、2、3・・・少なくとも7種類。
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サバランじゃなくババ・オ・ロム
サバランという名前も、アリババという名もみあたりません。日本と同じ形もやっぱりないみたいです。
実地調査① 三鷹「ロンポワン」
さて、ナゴミさんはここでは終わりません。
四葉のクローバーの法則にしたがえば、「マ・プリエール」の近くには必ずサバランが置いてある店があるはず!との推測から、「マ・プリエール」から徒歩10分のところにある「ロンポワン」を発見。
地元老舗の洋菓子店らしく、WEBサイトはありません。
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ナゴミさん撮影
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シロップひたひたという感じ
ナゴミさんの感想はこちら。
お酒の香りは最後に少しラムが香る程度です。
最初はシロップだけ?と思いましたが、ちゃんとふんわりラムの香りがして美味しかったです。
実地調査② 三鷹台「ローラン」
こちらも、地元老舗洋菓子店で、WEBサイトのないお店。
こちらの記事にサバランは載っていませんが、ナゴミさんはサバランまっしぐらです。笑
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ナゴミさんは必ず断面図までつけてくださいます!
スゴい。やっぱり金森さんだ・・・
ナゴミさんの感想はこちらです。
さて、三鷹台のローランのサバランを週末に食べたのでレポしますね。
生地のブリオッシュはこれまで食べた店より少ししっかり目で、シロップはしっかりしみているけど、こぼれない絶妙な具合でした。
結構はっきりとラム酒の味がします。
クリームはカスタードと生クリームをダブルでした。
オーソドックスだけど、美味しいです。
これで380円なので、内緒にしておきたい店ですね。
実地調査③ 不二家のサバラン
最後は、皆さまお馴染み、不二家さんのサバランです。
不二家さんにもサバランがあることは知っていたので、ナゴミさんとも食べてみたいよねと話していたのですが、あまりに身近な不二家さんだけに、なかなかサバランを買いに行く、という行動に繋がらずにいました。
しかしナゴミさん、ついにサバランレポートを機にチャレンジ。
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不二家のサバランは初めて食べたのですが、この味は固定ファンがいるんだろうなという味でした。
本格的なサバランとは違うのかもしれないけれど、子供の頃にホールケーキを食べるのが年に数度だった年代には懐かしい味ではないかなと。
ラム酒も少し使ってあるようなのですが、ほとんどシロップと生クリームの味しかしません。
シロップはたっぷりで、ブリオッシュにかけてあるアプリコットジャムの味と相まってかなり食べやすいです。
不二家にはシロップを受け止める?透明カップがついていました。
手作り感はないので、例えは悪いのですが美味しいコンビニスィーツという感じです。
価格が440円なので、リピするかどうかは微妙ですが、家族の思い出と一緒なら価値があるようなそんなお味でした。
いかがでしたでしょうか。
ナゴミさんのサバランレポート。
非常に充実した内容でしたね✨
なにより最初のほうはミステリ感がありました(笑)。
ナゴミさん、ありがとうございました‼
そしてサバランの旅はつづく・・・
レポート:ナゴミ
代筆:みらっち
※みなさまの「サバランさん同好会」参加、お待ちしています!
※あ、そして今のところの最大の謎は、「サバランはいつごろどうやって日本に入ってきたのか」ということです。これが調べてもわからないのです。
どなたか、こちらに関しての情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご一報くださいませ。こちらもお待ちしています!