スーパーなスーパー
令和も4年。
それも後半残り4か月を切りました。
令和になってすぐに例の感染症の流行が始まり、今年が令和4年目と言われても、なんだか実感がわきません。
2年と3年、どこにいった―――!という感じです。
現在、With CORONAの合言葉のもと、社会全体が少しずつ以前の調子を取り戻そうと努力していますが、いまだに感染症の勢いは衰えていません。出口に到達するには、もう少しかかりそうですね。
この新型感染症は、「正体がわからなかったころ」が一番恐ろしかったように思います。まだ全然収束していないけれど、ちょっと過去形。現在は、ウイルスの正体もわかり、対策もある程度分かっているので、急な感染拡大などはあるけれども、正体がわからなかった一時期よりはずっと落ち着いて構えていられるように思います。
「正体不明のころ」は、専門家が毎日のようにテレビやネット、SNSで情報を発信していたのに、「新型のウイルスであることしかまだわからない」「データが出ていない」と、感染の仕組みや経路、何に気を付ければいいのかなど、確かなことが全くわからなかった時期がありました。その時期が最も不安で、人々の心も千々に乱れていたように思います。
そんな頃から、ひとときも休まず私たちの暮らしを支えてくれていたのが、スーパーマーケット。「日常の買い物は不要不急には当たらない」として、時間は少し短くなったりはしたものの、スーパーは通常通り営業をしていました。
今、私たちがこのパンデミック(&インフォデミック)を乗り切れているのは、そして心理的に追い詰められていないのは、とにかく食糧があるからです。日用品に不足がないから。これは本当に、すごいことだと思うのです。
感染症流行の長期化や天候不良、戦争の余波で少しずつ物価が上がり続けている昨今ですが、それでもとにかく、スーパーに品物があるというのは、とてもありがたく、幸せなことだと感じます。
スーパーでは、比較的早いうちからレジにビニールシートがはられたり、アクリル板での仕切りが入ったり、入り口に消毒が置かれたり、店員さんが手袋をしたりと対策が取られました。
レジもセルフレジが増え、店員さんと顧客ができるかぎり接触しないように、カード払いや電子マネー決済が急速に拡大します。
その対応の素早さは、驚異的だったように思います。
そもそも、私は常々、レジ業務を素早く、滞りなくテキパキと処理される方に強い憧れがあります。大昔の、現金オンリーの時代も、お釣りを間違えたりしないように頭の中で素早く計算したり、様々な能力が必要だったと思いますが、現代のレジに立っている方は、さながら千手観音様や十一面観音様のような気がすることがあります。
多種多様な支払方法への対応、ビニール袋・レジ袋はいるのかいらないのか、自社のポイントカードの扱いや、楽天やdポイントなどのネット系ポイント、さらには各種商品券や割引券、お店で開催しているキャンペーンや、メーカー各種のおまけの把握(最近は減りましたね)、ドライアイスの要不要まで…
それらを瞬時にさばく、あの手際。
それだけでもとても真似できそうもなく、尊敬のまなざしで見ていたのに、さらに加わる感染症対策。
最初のころはみんないろんなことが手探りで、あらゆる無理難題が、スーパーに、店員さんに、のしかかっていただろうと思います。ただレジに立つだけでも怖かったのではないかと想像します。
私が住んでいる街で、私が行ける範囲内にあるのは、Aスーパーと、Tストア、Sマートの3店舗(結構個性的なメンツなので、名称は仮称にさせてください)。
中でも私のメインスーパーはTストアです。
私鉄系のスーパーなので、自社ブランドのPB商品も豊富だし、店舗がコンパクトなところもいいのです(広すぎる店舗が苦手です)。
店舗が狭いと混みあうのが少し難点ですが、時間帯を選べば買い物もしやすいし、ポイント付加の機会も多いのが魅力。
1つのスーパーで支払いをひとまとめにすることで、スーパーのポイントとカードのポイント両方が溜まるのでポイ活にもなります。
それと、私的に譲れないのが卵の陳列棚。
陳列棚が冷蔵のスーパーがいいのです。
不満な点が全然ないわけではありませんが、それでも、Tストアは全体的に総合点が高いお店。
品揃え、鮮度、接客、買い物のしやすさ、陳列、などなど。
各店舗で違い、個性があります。
私の頭の中には、時折、こんなレーダーチャートがピコン!と現れます。
戯れに今回のスーパー比較チャートを作ってみました。
さて、こういったご時世になって、買い物に関してはいろいろな方法が発達し、かつ、私自身も試行錯誤しながら、ずいぶん経験が増えたなと思います。
例えば、ネットスーパーや生協。いざというとき(家庭内で感染者が出たり、濃厚接触者になったとき)のために入会・登録しています。「いざ」の時に慌てないように、実際に使ってみたこともあります。
生協は入会に少し手間がかかるのと、頼むのが実際に届く1週間前と、計画的に考えておかなければならないので、使いこなすのが少し難しいです。「いざ」というときの即戦力にはならないかも…
今は、お気に入りの商品や、ビールの箱買いなどで利用しています。登録している限り会員費として毎月支払いが発生します(退会するときに返ってきます)。
昔は、個人生協がなかったので不便さがありましたが、今は個人的にネットで頼めるのがいいですね。
ネットスーパーは比較的迅速。
翌日か、翌々日には指定した時間にエリア内のお店から届けてくれます。特に手数料が高すぎるとは感じませんでした。受け渡し直前まで生鮮・チルド・冷凍を分けて丁寧に運んでもらえて、生鮮品もきちんと選んでありました。素晴らしいサービスだと思います。
ただ、感染者・濃厚接触者が多くなってきて、「人員不足になってたら、きっと大変だ」と思うと、何もない時には気軽に頼めないような気がします。
ネットスーパーはよほどの時、と決めています。でも、いざというときにある、と思うのと、何も方法がないのとでは大違いです。
日用品は「ロハコ」を活用しています。
アスクルがやっているサービスで、商品の品ぞろえも幅広く、何よりトイレットペーパーやティッシュ、水など、嵩張るものを迅速に運んでくれて助かります。おそらくヤフーやペイペイを支払いのメインにしている方には特にポイントの還元があっていいと思います。
ヨドバシ・ドットコムも時々使います。
こちらも品揃えが豊富で、家電もあります。いや、家電量販店さんなのだから、家電のほかに日用品もあります、が正解でしょうか。
ヨドバシカードを持っているので、ポイント付与も魅力です。正直、ア〇ゾンさんよりよく買い物してるかもしれません。比較的きれいな状態で届きます。ア〇ゾンさんでは結構、痛い目にあうことが…(これもあくまで個人の感想です)。
こうして書いてみると、宅配業者さんにも本当にお世話になっていることを、改めて感じずにはいられません。
こちらの記事は、メディアパルさんのこの企画に参加しています。
これを機会に、声を大にして言わせてください。
生活を支えるエッセンシャルワーカーとして、毎日スーパーで働いていらっしゃる方、配送・宅配業で働いている方、卸業の方、全国の生産者の方、全ての皆様にお礼を言いたいです。
本当に、お世話になっています。
心から、ありがとうございます!
スーパーは、まさに、スーパーです。
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