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C96とLCC空港ガイド本の今後の活動について

はじめまして。この度はサークル活動の告知用にnoteを設置してみました。

コミックマーケット96では4日目 8月12日【西そ10a】鉄道・旅行系のジャンルでスペースを取っておりますサークル【WEEKEND HERO】の有田みらと申します。このジャンルでは今回初参加となります。

まず最初に申し上げると、一身上の都合で今回のC96を欠席する状況になりそうなこと、そして現在予定していた本の発行を一時見合わせて、活動等を考える必要が出てきたため、そのお知らせとなります。

初参加ジャンルで新刊を用意していた矢先、そもそもまだ始まっちゃいないというモノではあるのですが…ともあれ、あまり重くならないようご説明したく思いますので、告知等で興味をお持ちくださっていた方がいらっしゃいましたら読み進めていただければと思います。

2019年7月1日、最終の取材に行く前の日の出来事。

今年に入り、いわゆる「遠征」等、目的のために交通費を安く上げたかったり都合に合わせて効率よく移動したい向けのLCCガイド本を作ろうと思い立ってから、各地の空港を巡って情報収集をしてきました。なにしろ空港の搭乗口周り、飛行機を降りてから何分で出口まで着くか、登場待合ロビーに何個の電源があるかといったことは実際に航空券を買って入らないと判らないのです。

主要空港のうち中部国際空港が現在LCC専用ターミナルを建設中なのを除けば、7月2日に成田-関空を往復して成田の第1ターミナル着のデータを取れば新刊に掲載予定の情報は揃うという矢先のこと。

その前の週末、6月28日の夜に身体の異常を感じまして、これは週明けにもすぐ検査を受けに行くべきか、今まで検診の案内が気になりつつ日程が折り合わず行ったことがない…と、たまたま振替休日だった7月1日の月曜日に市の乳がん検診を実施している専門科へ。2年前に独立開業したクリニックで大学病院でもなかなか持っていない最先端検査機器を備えつつ、駅近で待ち時間少なく他院に回らなくても精密検査ができる。よし、ここは良さげ。

で、その日のうちに。

癌ですね。これが本体として周辺にもいくつか転移している」

あちゃー。…予想どおりとはいえ、そこまで進んだ状態ということまでは想定外。自覚症状から最速で検査に行ったとはいえ、痛みがあったりする時点でそれなりに進行しているということなのでしょう。

「組織を採って病理検査をしないと間違いなく癌だという確定診断が出ないので、生検までやってしまいましょう。当院で癌の治療はできないので、確定結果が出たらすぐ専門病院への紹介状を出します」

その翌週には国立がん研究センターの病院で諸々の検査を進め、術前治療抜きに即切除の方向となったものの、その間に某医療機器リコール事件の発生で予定が二転三転し……と、そんなこんなで一ヶ月。7月中の休みはほぼ通院と諸準備に費やし、手術前の必要な手続きが完了したのが7月31日のことでした。

現在の状況とコミケ参加の可能性と。

さて、手術の予定ですが、これが順番待ちの状況でして、日程が判るのが最も急なケースでは2日前のスピード進行とのこと。

夏コミとバッティングする場合で一番急なパターンだと、8月8日にいきなり翌日入院もあり得ることに(もっと待つことになりそうな気配ではありますが)。日程が決まってから夏コミの参加を決められるようなタイミングではない上、現時点で化学治療などで抵抗力がなくなっている訳ではないとはいえ、直近に手術を控えて体力を消耗したり人混みで体調を崩すような場所に出向くのも控えたいところではあります。

また、夏コミで予定していたLCC本本誌は50ページ前後のオールカラー頁の仕様となりますが、入院と手術、そして数年続く癌治療を前に、今後継続の方策が立っていない活動での6桁の金額の印刷費は痛手すぎる…

と、体調面と金銭面の2つから、このコミケの会場縮小の折に限られたスペースは貴重ながら、参加日までに手術の予定が決まらなかったとしても今回は参加を見合わせる方向で考えています。

今後の活動について。

夏コミ…4月のおもしろ同人誌バザールでパイロット版を作った在庫はあるのだから、8日時点で入院日程の連絡がなければ参加して在庫だけ頒布するとか…いや落ち着け自分。パイロット版は本誌の予告としてのお試し版。その本誌はどうするの!?

7月2日に調査予定だった成田-関空のフライトは、その前日の生検の出血や痛みが続いていたため取りやめており、少しだけデータが不足してはいますが電子書籍等の形態で発行する方法が考えられそうです。

あるいは、退院後に休職してじっくり作成して書店販売向けに発行しても。

ただ、まずは成田/関空/新千歳/福岡の主要空港版、そして9月の中部のLCCターミナルの完成を待って中部と地方空港版を…と考えていたものの、手術後に投薬治療を開始してから飛行機で飛び回れるまでに回復するには、それなりの期間が必要となりそうです。

そもそも治療も始まってみないことには、どれくらい生活に支障があるのか、他への転移の状況は等々わからない状態です。

そんなこんなで、諦めてはいないが可能なやり方を探しつつ、今夏の発行は一旦見送りとさせていただきます。

どこかでLCC空港ガイドを形にすることが出来ましたら、その際はどうぞよろしくお願い申し上げます。



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