鬱治療の参考になった本
ふつうのうつよりはずっと重い症状でした。
受診の半年前(悪くないときに神経科を探しておくとよいという話をみたのでお試し受診した)に行ったときは、
たしか36点ぐらいで十分うつの重症です、と言われていた。
寝込んでから、その時通っていて信用できない処方だったs病院から転院した(症状が重い時は本当は転院はいけないらしい)んだけど、そのときは55点ぐらいですでに重症だった。
前に来たときも悪かったけどさらに悪くなっていた。
そのあいだ別のs病院には通院していたのに?処方もされていたのになぜ??という気持ちが消えなかった。
一般に、うつだと診断されたという人は震え症状は出ていないと思うので、わたしよりはずっと軽傷なのだと思う。
こんなひどくなってしまう人は少ないらしいので。
別のs病院の処方がぜんぶ間違っていた。3種類全部で10錠飲むように出されたものは、ぜんぶ安定剤だった。
なんでうつの薬は出されてないの?と、こちらの先生にはいわれた。〇〇病院と言いたいけれど、その先生は最近、港区にある大規模病院の精神科ドクター紹介で見かけた。慶応出身だと初めて知った。けれどもそこの大病院は躁鬱が専門なので、出されていた薬もすべて躁鬱のものだったと推察した。(実験台にされていたんだと今は思っている)
うつのときは頭が回らないので検索もしてなかった。というより医者の出した薬を信用していた。
こちらの先生は、「こんな強い物ばかり飲んだら起き上がれませんよ」と言っていた。たしかに昼間も起き上がれなかった。
重症のころは何もできないけど、とにかく治したい一心で、コンビニで、「自律神経にいいこと」( ファミマ ファミリーマート ファミリーマート限定 ファミマ本 )が目について何度も読んだ、とにかく寝ることが治療になると思って寝ることだけに専念した。
図書館で、うつを治す本をたくさん読んだけれど、どれもおなじようなことが書いてあるだけで、参考になるものはなかった。たくさん探したけど、どれもたいしたことが掛かれていない。太陽を20分以上朝あびろ、というのが多かったけど日に焼けるじゃないか。
不安を減らすという意味でタイトルで買った「ストレス大全」も開かなかったので、うつの緩和には役立っていない。
朝の早起きは、自宅で受けたハロワの職業訓練のおかげ。
毎日9時には始まってしまうので起きるしかない。
職業訓練が終ってからは、神木君見たさに朝ドラで起きれた。なんとか習慣づいた。
一番参考になったのは青山ゆみこさんというライターさんがうつに仕事を休んでいたあと書いていた体験談だ。まさにその通りというかんじだった。
(現在は本になったようで見れない)
最近になって、この青山さんが治療に役立ったという本を紹介していた。一冊借りてみた。まさに役立つことが書いてある。もちろん急性期には無理だと思うけど、回復期の今ならなにが必要だったかわかる。
図書館で借りた「セルフケアの道具箱 - ストレスと上手につきあう100のワーク」ものすごい納得できるし、わかってくれる感があった。かなり軽い解説なので
もう少し重い物をと思って「つらいと言えない人がマインドフルネスとスキーマ療法をやってみた。」も借りた。
そこに出てきたのは自分だった。
行動認知療法はあんまり効かないと思っていたのだが、スキーマはものすごいこれからの生活に役立つ感じがする。
なにより、スキーマ療法は、パーソナリティ障害に効くとかかれている。特に診断されてはいないがパーソナリティ障害であるという自覚(というかたぶんそうだろうな、と)はながいあいだあったので、この本の治療法は有効だとかんじだ。(同じ著者の本によって書かれている患者の症例が違うのでいくつか読むとあれはまるものがあるかもしれない)
たくさんの本を読んだけど、うつに効くものはない。
セロトニンを増やすために、笑顔で楽しいことを見つけて、
朝日を浴びて適度に運動しろ、としかどの本にも書かれていない。セロトニンを増やす薬を飲むしかない。
けれど、原因がパーソナリティ障害なら別なのだ。
それに効く療法をやればいい、なんとなく光が見えた気分になっている。