桃太郎とおっさん
むかーしむかしあるところにお爺さんとお婆さん
と、田中五郎 38歳 独身がいました。
お爺さんとお婆さんが山や川に行ってる頃
田中五郎は、庭で趣味のハーブ菜園の手入れをしていました。
ある日、お婆さんが川から拾ってきた桃を割ると、そこから男の子が出てきました。お爺さんは腰を抜かしそうなほど驚きかけましたが、となりでいっしょに桃をみていた田中五郎 38歳 独身 趣味ハーブ菜園が先に驚き気絶したため、驚きそこねました。
男の子は桃太郎と名付けられ、なんか急激に育ったなと思うと、
「オラ、鬼退治さ行くだ。」とみずからこの国を困らせていた鬼を退治することに志願しました。
お爺さんは、国一番の刀鍛冶が作ったとされる刀を桃太郎に
お婆さんは、道中の安全を祈り きび団子 を作り桃太郎にもたせました。
お爺さんとお婆さんに見送られ、桃太郎が旅立ちます。
「お爺さんお婆さん、元気でね。鬼はオラに任せてけれ。んじゃな。」
「桃太郎ーがんばれ~、必ず元気で帰ってこいよぅ~」
田中五郎も一緒です。
田中五郎 38歳 独身 趣味ハーブ菜園も桃太郎の隣にいます。
桃太郎は、なんかいるなぁと思いつつ歩みを進めました。
桃太郎が鬼退治への道のりを歩いていると、
道の真ん中に犬が現れました。
犬が桃太郎に「その腰につけたきびだん
言ってる途中なのにガバっと犬に抱きつく影
「いんぬ、もふもふ」
田中五郎です。彼はすごい犬好きでした。
そうあなたが思っている以上に……マジで。
犬は田中五郎から逃れようともがきます。
しかし、田中五郎は犬をはなそうとしません。
それを、どうしたらいいかわからず桃太郎はあたふたしながら見ています。
「いや、ちょっ、いい加減離れろや!!」
犬がみぞうちに後ろ蹴りを食らわせます。
ゴグゥっと言い田中五郎は、犬をようやく放しました。
「ハァハァ、何やねんこいつ。お前も何見とるだけやねん。
その腰にぶら下げとる刀は飾りもんか!!」
犬は、すごい剣幕で桃太郎に言いました。
「ワイは、そのきび団子が欲しいねん。はよ、よこせ!!」
桃太郎は犬へお詫びとしてきび団子を一つ渡しました。
これが犬と桃太郎、そして田中五郎の出会いです。
最悪の出会いですね。
その後、桃太郎は犬へ懇切丁寧にあやまり、なんとか鬼退治に協力してくれないかとお願いしました。
なんとか、犬は協力してくれることとなりました。
この時、きびだんごは3つ減りました。
犬へ謝罪と協力代として2つ、田中五郎がこっそり食べて1つ
桃太郎と犬、そして田中五郎 38歳 独身 趣味ハーブ菜園 極度の犬好き
の旅路はまだまだつづきます。
つづく。
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