2020年と2021年




昨年の1月9日、二回目の長期海外出張のために空を飛んでいました。そこはとても大変な現場で、毎日あたふたし、時には泣き、きっと後世に語り継ぐ大変な経験をしながらも、また一段つよい社会人となる進化を急ピッチで遂げていました。

そのさなか、あの不気味なコロナウイルスが影を忍ばせていたのは周知の事実ですが、まさか、世界経済、ヒト・モノ・カネの往来が停止するまでになるとは少なくとも私は全然思っていませんでした。

やがて、異国の地での感染拡大。大統領令による即日ロックダウン断行。都市機能の停止。緊急帰国。PCR検査。早朝の羽田空港で6時間待機。高級ハイヤーに乗車し驚愕の三万円を払って、自宅へ帰宅。

恐らく多くの皆さんがそうであるように私も、このウイルスのおかげで生活や運命ががらっと変わりました。でなければ、少なくとも夏までは、その国にいて、血の滲むような毎日を送っていたかもしれません。

ゴールデンウィークは2週間の自宅隔離期間に充てられました。その後も続く自粛要請。暇なので、振り返る人生。すると、なんだか、これまで変化と刺激を求めて、毎年毎年、何かと闘いもがき続けていたような気がしてくるでしょう。

社会人になってからは持ち前の好奇心でチャンスをもらえば何でもやりたがったため一年以上同じ部署または場所にいたことがないし、大学のときも進振りや就活で、受験までかと思っていた競争が、これからも絶え間なく続くことに気付かされていました。

息つく暇もなく疾走してきたこのタイミングでの自粛期間。ステイホーム。働き方を含め、将来と自分を強烈に見つめ直さないでいられる人はいるのでしょうか。

いつまでも走ってなんかいられるはずなどなく、そんなことをしたらプシューっとエンストし、ガチャガチャと修理もできないままどうしようもできず、最悪ポイっと不法投棄となる自分の姿が想像できました。

そうならないためには小休止と休養の期間が不可欠ですが、恐らく文脈を考えるといまがその格好のタイミングだと思われてくるでしょう。更にコロナウイルスのおかげというか、半強制的にそうせざるを得ないことに、何らかの意味と希望を感じるでしょう。

畢竟するに、2021年、新年の目標がありません。「これを頑張らないと」「結果を出さないと」というビッグイベントが特にありません。まあこれから何かあるんだとは思うけれど、現時点ではないのです。これは怠惰でしょうか。怠慢でしょうか。

所与として追いかける目標があると非常に充実感がありますが、実は不透明な状況下、なにか自分の道を探すことや興味関心を広げていくこともなかなかに楽しくて、価値があるようにも思い始めました。

そんなこんなで、不思議なことに、実は結構わくわくしている新年で、意味不明な意欲も気力に満ち溢れています。何をしようかな。何をしたいのかな。と考えることそのものが、尊い時間だったのだと気づかされている今日この頃です。

ということで、有り余るエネルギーをまずはnoteで発散することにしました。文章を書く事はとても楽しくて、病みつきになります。さらに会えない皆さんへの近況報告を兼ねることができるでしょう。本当に勉強して、工夫して、このひとおもしろい、好きだな、ともう一度思ってもらえる文章を書けるように努力してみたい今日この頃です。

さて、毎日更新は性に合わずに見事失敗させて頂きました。反省を活かしてとりあえず適当に、毎週水・日の2回、どんなことがあっても更新することをここに誓い、結びの言葉と致します。



※余談

せっかくですので去年書いた一押し記事を紹介します!

1.-上野LOVER-

初めてnoteおすすめマガジンに選ばれました!note初心者のころでぐんぐん増える閲覧数に何が起こったか分からずただただ困惑していました。とても嬉しかったし多くの人に文章を読んでもらえる快感を知りました。


2.青森で飲むお酒がうまい

青森県の出身です。


3.カタールで男の人に追いかけられた話

社会人4年目です。2つの国に長期で出張に行ってました。これは初めての海外出張先であるカタールでの恐怖体験を書きました。


4.【読書】推し、燃ゆ / 宇佐見りん

読書が好きで感想文を書きます。


5.M-1グランプリ2020ありがとう

お笑いが好きです。去年はステイホームによって、M-1を2回戦から追いかけていてオタク化が非常に進みました。


6.シャツインに対する呪いから解かれて大人になる

日常ふと思ったことを面白い感じで書くのが好きです。


#note書き初め

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みぽりん
夢に向かって頑張ります‼