中学受験した結果。24歳の今
長男のユウイチは中学受験して中部地方の全寮制中高一貫校に進学しました。よく、本人の意思を尊重したと言い張る親御さんがいますが、そんなわけないです。あの学校の理念に惚れた母(私)が、レールを敷いて、その気にさせました。
まずは小3ぐらいから「いずれ東京に引っ越すから中学受験しないと」と脅して四谷大塚の自習シリーズで勉強させ、SAPIXや日能研で夜遅くまで頑張ってるライバル達の話しを聞かせ、小4の夏にロボット教室行こうと騙して、あそこの学校の夏期講習に連れて行きました。
すると広々とした施設と雰囲気に一瞬で魅了されたユウイチ。ここに入れば(怖い)東京に住まなくて済むしサッカーもできるよね、とか言います。母は心の中でガッツポーズですが無反応。授業料高すぎだから無理と即答で却下です。それ以降、話題に出しません。しかし(だから?)半年経っても彼の中で憧れは衰えませんでした。母の戦略勝ちです。本人の意思を尊重してます(笑)
大変だったのは、その後。家で勉強して週末に四谷大塚の模試を受けるだけだからモチベーションが続きません。しかも通ってるのは、ゆとり教育まっただ中の公立小学校。途中、ストレスでおかしくなりましたが、なんとか無事にご縁を頂けました。
学校では上位1割の成績をキープして現役の年は京都大学工学部(機械)にあと一歩及ばず。というか入試ミスのあった年で本来なら合格してた点数でした。しかし浪人しても伸びず結局No.3の旧帝大へ。機械知能を勉強しています。自宅から通ってましたが大学院1年の今年からは近所で友達とシェアハウス。某コンサルに内定をもらっていて、いまは社会情勢の教養を必死に詰め込み中です。
6年間の寄宿舎生活は、とても楽しかったそう。勉強だけでなく、すごく濃い人間関係を学び一生の友達がたくさんできました。英語は普通に話せるし広い視野を仕込まれているなと感じます。自分の子どもも入学させたいと言っているぐらいなので、彼の進学は成功だったと思います。
中学受験の是非については、ケースバイケースとしか。我が家は私立中に行かせたかったのではなく、あそこの学校に入るための手段でした。次男のコウは合わないのが分かっていたので挑戦していません。大学合格という結果だけを考えると中受のメリットって余りない気がします。
(トップ画像は入学式。奥で緊張の面持ちしてる子がユウイチ)
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