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甘いものを控えてくださいね、と伝えること

甘いものを食べすぎると血液検査の結果が悪くなる
頭でわかっていても食べてしまう
そんな人に
甘いものを控えてくださいね
と言って
なんの意味があるのだろうか?
と考えるようになった

以前は
薬剤師として
HbA1cの数値が高い方に
甘いもの
主食の摂り過ぎ(おかわりとか)
控えましょうね
とよく患者に言っていた

だって
それ以外
数値を下げるための言葉がけを知らなかったから

そもそも
HbA1cを下げる
という
全くときめかない目標に向かって
人は頑張れるのか?
と考えた時点で
糖質中毒から抜けるという意味では
まったく魅力のないものだと私は考えている

それなのに
そういった声掛けをしてしまっていた
人によっては
うるさいと感じ嫌な気持ちになるだけ
ということもあるかもしれない

では
どういった言葉がけをすればよいのか?

私は
相手がどうしたいのかを
聞くことにしている

そもそも数値を下げたいのか?
先生から言われているだけならそれは本人の意思ではないので
本人がどうしたいのか?

その上でなんとかしたいという方には
糖質代謝を考慮しながら
どういった生活習慣を送ればいいかの
アドバイスはするかもしれない

「かもしれません」
と言ったのは
今までしたことがないから
というのは
私が対応した人に
本気で数値を下げたい人がいなかったから

甘いものが食べたい
それを受け入れ
先生に怒られながら
それでも食べちゃう
それもあなたの人生

死ぬ前に
自分がどんな人生だったか振り返った時に
晩年手前は
病院に通って
検査値に抗うことをしていたなぁ
でも美味しいもの食べられて幸せだったなぁ
という想い出でよいのであれば
甘いものを存分に摂ってくださいな

自分の人生は自分で決められるんだから

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