お薬手帳を忘れて大変な目にあいましたね
分子栄養カウンセラーのおさだゆきですが
薬局薬剤師としても働いていまして
今日は薬剤師としてつぶやきます
お薬手帳の意義についておはなししようかと
お薬手帳を薬局に持ってくるのを忘れる方はよくいらっしゃいます
ということは処方医にも見せていないということですね
そのせいで
「併用禁忌」の薬が処方されてしまい
家にお薬手帳を取りに帰るはめになった方
というのは実際いらっしゃいます
いつもの定期薬を飲んでいて
新しい薬が処方された場合に
一緒に飲むといろんな意味で危険なので
併用はダメですとメーカーの方から言われている組み合わせの薬が処方されてしまうことがあります
それが「併用禁忌」です
例えば(薬や科や数字はフィクション)
定期で循環器の薬をもらっている方
泌尿器科で新しい薬が出ましたが
お薬手帳を忘れたようです
うちの薬局に3年前来局された際の併用薬に「ニコランジル」のメモがあり
それが今回の新しい薬と併用禁忌のため
口頭で「ニコランジル(もしくはシグマート)」という薬を飲んでいないか?
3年前から薬は変わっていないか?
などを聞いてみたが
患者さんは薬の名前を憶えていないし3年前から薬が少し変わっているので
ニコランジルを今も飲んでいるかわからないとのこと
家にご家族もおらずお薬手帳の中身がわからないので
結局家に取りに帰って再度手帳を持ってこられました
そしたら
「併用禁忌」のニコランジルが出ていたため
泌尿器科の医師に問合せ
結局新しい薬の処方は削除されました
さてこの患者さん
その後もうちの薬局を利用されていますが
お薬手帳を忘れなくなりましたし
他の方も手帳忘れで面倒になったことある方は
みなさんお薬手帳を忘れなくなります
薬剤師・医師には
必ずお薬手帳を見せていただけると
ご自身を守ることになりますので
是非お忘れなきよう
お願いいたします