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難トレイル+峠走【OSJ奥久慈トレイル50kレースレポ】2024年の難易度は?

2024年5月26日
OSJ奥久慈トレイル50kに参加してきました。

2022年、2023年に続き3回目の参加。
2021年は中止になったものの、レースと同じフルコースをセルフ奥久慈50kしたのでそれも入れたら4回目となります。(どんだけ奥久慈Loveなんや)

腸脛靭帯炎になって半泣きで走った2022年レポはこちら(完走率44.5%)


転倒して肘負傷したまま走った2023年レポはこちら(完走率36%)



このレースを通じて仲良くなったお友達が何人もいたり、地元の方の応援や盛り上がりもとても良い雰囲気だったりで、すっかりお気に入りの大会に。(コースは難関だけどw)



FUJI後なのもあり、5月はほぼリカバリー期間。
トレイルの練習らしい練習は前半部分の30kを一度試走したのみ。無理せず安全に行こっ☆くらいのモチベーション。


<ロードが増えた新コース>

去年の激エグなシン・奥久慈のコースから、今年は2022年のコースにほぼ戻った感。

ただし、今までの後半の下り基調の10kmの林道区間+3kmのロード登りが▶︎長い登り基調のロード17kmに変更…

oh…

要は、40km近くキツいトレイル走った後に17km峠走させられるってことですね…そうきたか…

ロード増える=easyと思いがちだけど
登り基調な上、日陰もなく時間帯的にかなり暑いはず。私的にはむしろ、かなりイヤな変更…汗

練習できてないけど、去年、一昨年よりは強くなってるのを踏まえて、区間予想タイムのみメモしてスマホのロック画面に。トータルタイムはこだわりないけど、多分11時間半前後?トラブルあっても12時間かな〜という予想。

すごい雑w

<前日受付〜準備、スタート前>

ほろ酔いで前日受付をして、いつも通りニューハレでテーピング。
何度も書いてるけど、ちゃんとしたレースの時は必ず!効果絶大、信頼絶大。私はいつも前日に貼ってそのまま、お風呂とか入ってます。

お風呂入って濡れた後は、しっかりドライヤー当てると密着力が復活!

今年は、シューズ以外はモノトーン。男子かよ?て感じのカワイイ要素ゼロのコーディネート。

今年は中敷ちゃんと忘れなかった。


ポールも使えるレースだけど、ロード区間長いのでナシ。補給はおにぎりやジェル、エネ餅など。暑そうなので電解質も忘れずに◎

宿でしっかりご飯食べて宴会して、22:30に就寝。(ちなみにアルコールローディングは12:00からスタートwレースよりロング。)

レース前日飲酒量の部は総合入賞、だと思う


当日朝は会場には5:10頃に到着。
普段、試走とかで来るとめっちゃ田舎&のどかな雰囲気なのに、奥久慈のレースの時はヤレル感満載のランナー達が集結。ギャップがすごい。

トイレ済ませて、前すぎない前の方に整列。前年に4位に入賞してたから、開会式で名前呼ばれてたっぽいけど友達とわちゃわちゃしててよく聞こえずw

なんかゲートがカッコよくなってない?!

そんなこんなで、5:30にユルっとスタート。
今年こそは怪我せずに完走するぞ〜!


<ペースアゲアゲで不安に〜12km第一関門:持方集落>


スタートして袋田の滝の脇を通過しながら2.5kmほどロード。仲間についてったら入りがキロ4分20秒とか。え、速くない!?落とそうよ?と思ってるうちにあっという間にトレイルの入り口へ。

序盤の月居山の急登は周りの速いペースに巻き込まれながら登る。気温はまだ高くないはずなのに、すでに汗だく。

その後は、さらに激登りの白木山。試走で何度も来てるけど、何回登ってもキツイ…

ここを超えればすぐエイド!と思ってがんばる


とはいえ、白木山は登りの距離自体はそんなに長くないのですぐ終わる。かなりパワーを落としてゆっくり登りきり、降ってすぐに第一関門の持方集落に到着。

ん?!?!予定タイムチャートより30分も早い。。やっぱペースミスってる?と不安に…

ここまで12km/2時間弱。

<テクニカルで苦手なセクション〜20kmエイド:湯沢挟>

持方を出発して、すぐにまたトレイルにピットイン。この後に備えてラムネをポリポリしながら、ガッツリ男体山を登る。この辺りは小刻みでテクニカルなアップダウンが多くて、個人的にかなり苦手な区間。

下りはもはや走れるようなサーフェスではなく、攻めてなくてもどうしても脚にクル〜!

そしてペースは相変わら少し速めな体感。奥久慈はいつももっと序盤抑えて走ってたから、最後までコレ持つんか?大丈夫そ?けど、終始息は上がってないから、無理はしてないはず…うーん…などと色々考えながら、エイドステーションの湯沢峡に到着。

ここまで20km/3時間24分。

<初めてのレース展開〜30km第二関門:竜神大吊橋>

とりあえず息は上がってないし無理はしてないはず、と判断してリズムは変えずに次の関門を目指してトレイルを進む。湯沢のエイドで頂いた、りんごのおやきが美味しくて、もっと食べればよかったと後悔。

暑いから濡らした手ぬぐいでほっかむり。涼しい!

そうこうしていると、後ろから追いついてきた女子選手とランデブー!去年に一緒に入賞した女性の方で、今年も頑張りましょうねー!とお話ししたり。結局、ペースがほぼ一緒だったのでしばらく前後しながら竜神まで進みました。

途中、さらにもう1人登りめっちゃ速いお姉さんに華麗にパスされる!全然頑張ってる感ないのにサクサク激登りをクリアしてて、あっという間に見えなくなりました!どうしたらあんなスイスイ登れるんだ…?!
しゅごい。。

と、いつもだとこんな序盤で女子と頻繁に位置が入れ替わることがないので(終盤に数人に追いつくパターンが多い)、あれれ?なんかいつもと展開違うぞ?と戸惑う。

そして、第二関門の竜神大吊橋のすぐ手前で、「女子3位ですよ〜」とスタッフさんに知らされる。え。。。なぜそんな位置に…しかも前半で…

順位気にするのイヤなタイプなので、知りたくなかったぁー!!!と思ったけどw、マイペースに走るのみ。
ちなみにこの竜神では2〜4位の女子選手がみんな一緒にいましたw

トイレ行って、羊羹食べて、私設エイド(めっちゃ充実しててすごかった!語彙!)のお味噌汁やオレンジジュースもいただいて、元気に出発。ここで女子2位に。

ここまで30km/5時間10分。前半部分は予定より20分前倒し

<奥久慈らしいジャングルトレイル〜35kmエイド:砂防地区>

竜神の後は、奥まった感のある寺入沢あたりを通過していきます。渡渉もたくさんあるし、サーフェスもかなり悪いから無理せず慎重に。薄暗いし入り組んでいて、マーキングが過去に見づらくてロストしそうだな…と感じたのを思い出し、ここから念の為ウォッチのナビも起動。(道覚えられない選手権埼玉県代表)

コースはきついけど、The奥久慈!って感じで結構スキ♡

そして、寺入沢が終わってロードに出たところでよそ見してコケて転倒w
何もないところでコケる…あるあるなの私だけ?ほっかむりが泥だらけになって、貧民感漂う風貌に…

幸い怪我はなく、安心しながら次のエイドの砂防地区に到着。

ここまで35km/6時間。


<修行タイムの峠走スタート〜41km第三関門:竜ちゃんの湯>

ここから最後の関門まで、ロードが約17km。

走力ある人はここで稼げるのだろうけど、私はトレイルのロードセクションが苦手…故障するイメージが強いから。

登りは基本歩いて、たまーに小走り。平坦はジョグ。下りは飛ばしすぎないように、をひたすら繰り返す。たまにトレイルに一瞬ピットインしたものの、ほぼロード。とにかく暑いし歩いてると暇なので、インスタのストーリー更新したりラインしたりして暇つぶしw


途中、エイドステーションもまめに設置されていたり、掛水を用意してくださっている民家もあったりで大変助かりました〜、ありがとうございます!

我慢しながら進んで、第三関門の竜ちゃんの湯に到着。

ここまで42km/6時間52分


<まだまだ我慢の峠走〜55km第四関門:持方集落>

まだロードがあと10km以上…と思うと辛いだけなので、近くを走ってる人見つけては話しかけたり(←迷惑だったらすみませんw)して気を紛らわせながら、修行は続く。

後半、去年の奥久慈でゴール前にお話しした方と再会して、数キロ一緒にお喋りジョグ。おかげでロードの終盤は楽しく走る(歩く)ことができて、とっても助かりました〜!

一緒に最後の関門、持方集落に再び到着。ここまでくればあと少し。フジの後だから、ここまであっという間に着いた感覚!

結局ロード区間、20km近くありましたw
長すぎぃ!!

ここまで55km/8時間半。ロード区間は2時間半見ていたけどピッタリ!!


<脚が残った元気な終盤〜62km FINISH:袋田駐車場>

ここからは序盤に来たルートを逆走。これまたテクニカルな区間になるので、果たして脚が持つのか…?と思いながら、持方を出発して恐る恐るトレイルに突入。

ん?疲れてはいるけど…
意外と脚…残ってるかも〜!嬉

序盤ペース配分ミスったかと思ったけど、ロードを無理しなかったおかげで、なんとか登れてるし下れている◎

小刻みなピークが4-5個くらい?あるっぽかったので、都度標高図を確認しながら登りの頑張り度を調整する冷静さありw

ただここ数ヶ月はテクニカル系な山の練習が少なかったので、特に終盤の下りはかなり前腿にキテる感覚あり。
最後に捻挫だけはしないように、走れる下りはテンポ良く、けど攻めすぎず。

ちなみに最後らへん、ゼッケンベルトが緩んで取れかけてて、危なかったー!ここまで来てこの順位で、記録無しとか流石に悲しすぎる…泣く…

走りながらつけ直し。

去年負傷したところも、無事通過。ホッ。

月居山の下りを気持ちよく走って、元気にフィニッシュラインへ〜!
…と思ったら、最後の数百mで「先いってください」って言われ前を譲られた男性に、ゴールする数十センチ手前?で、ものすごい勢いでテープ持ってかれて、びっくり仰天w
男子は総合順位とか気にする人も多いし、ゴール直前で高まるのもまぁ分からんでもないけど…まぁ、とにかくびっくりしましたww

気を取り直してもう一回フィニッシュの演出をし直してw、無事にゴール!

飛田さん、いつも写真ありがとうございます!
埼玉ポーズ。キマッタ!!

<良い緊張感を持って走れたレース>

距離61.58km 累積4015m 9時間46分14秒
女子総合2位
男女総合29位

osjの大会で初めて3位以内で入賞することができました。タイムも予定より大幅に巻いてサブ10。
ロードが増えたからっていうのもあるけど、国内ミドルの中では屈指の難コースと言われている奥久慈で、この結果は嬉しいです。

ラストの持方〜ゴールの7kmは2時間見てたけど、結局1時間15分くらいで走れていたのでやっぱり脚は温存できていた模様。温存女子と呼んでください。

熱中症や胃腸トラブル、怪我や脚攣りなどもなく終われて一安心。


今回のレースは、序盤で上位ゾーンに入ってしまうという初めてのパターン。

いつも終盤で数人抜いていくスタイルだし、順位タイムは気にせず走りたいし、結果はオマケ。っていうタイプのため、序盤に順位をアナウンスされるのは好きではないのですが。。(気にすると楽しめなくなる気がして、もったいない)

今回は逆に程よい緊張感のおかげで集中して走ることができて、これもまたいい経験になったかな?と思います。

今年はコースや関門タイムなどの変更もあって、完走率は70%以上と大幅アップ!けど個人的には走力同じなら一昨年よりちょいキツかなぁ?去年よりは確実にeasy。という印象。(というより、去年の設定がエグすぎるのと、私がロード嫌いなだけってのもありますw)


ゴールしてからは即ビールを飲めるくらいに元気いっぱい!酒婦なので表彰式でほろ酔いなのは許してくださいw

1位の方は20分先にゴール!終始独走!かっこいい〜!



翌日は筋肉痛ものすごかったけど、去年や一昨年ほどのズタボロ感はなし。この2年でだいぶ体が頑丈になったなぁと実感したのでした。

また来年も出られたらいいなぁ。
参加された皆さん、運営スタッフさんやボランティアの皆さん、お疲れ様でした!




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