一昨年より【2024佐渡国際トライアスロン】タイム短縮
2024年9月1日
佐渡国際トライアスロンBタイプに参加してきました。
5時間55分14秒/女子総合6位(男女総合49位)
去年まではカテゴリー分けされていた同距離の日本選手権と佐渡B、今年は全員が同カテにミックス。簡単に言うと、今年はつよつよな選手達と、私のような一般選手がカテゴリー分けされずに順位がつくということです。
台風の影響でDNSする人も多かったので母数は減ったものの、基本的に今までのようなラッキー入賞の可能性はなし。練習不足すぎて完全に圏外だと思っていたので、総合入賞に滑り込めてびっくり仰天。
レース1週間前からの台風予報により開催自体が危ぶまれ、数日前から大会からのアナウンスがなかなか定まらず(台風の速度と進路が読めなすぎてかなり難しい判断だったと思う)。
ヤキモキしすぎてちょっと萎え気味だったけど、大会側がやります!というからには、とにかく後のことは考えずに行く!レースを楽しむ!!佐渡の経済を回す!!!という気持ちで行ってきました。
<レース前日まで>
去年に引き続き、金曜日から佐渡入り。
事前にバイクは預託しておいたので、新幹線で2時間弱で新潟駅まで。関東は台風の影響で土砂降りだったものの、群馬の山を越えてからは嘘のようなドピーカン。新潟駅は真夏の暑さ。マジか。。
車組と合流してフェリーに乗り込み、佐渡に上陸。
到着が18時ごろだったので、まずはそのまま定番の回転寿司へ!佐渡はお米も魚も美味しくて最高です〜!
しっかり日本酒まで堪能して、買い出しをして宿にチェックイン。今回は会場から車で20分ほどの一棟貸しの宿に泊まったのですが、広くて綺麗で最高すぎた…大人数で泊まるにはまさにもってこい。
島パーティには間に合わなかったので、仲間のみんなで宿でパーティ。
レース前日の土曜日は朝から土砂降り。台風&大会情報をチェックすると無事にフルディスタンスで開催されるとのことで、歓喜!なんなら当日はしっかり晴れて例年通り暑い予報。
30分の軽めジョグでアクティブレストの後は、お昼からアミノバイタルアスリートクラブの細田さん&松田さんが講師のレース攻略&補給講座セミナーへ。
いつもの補給講座だけではなく、佐渡のレース攻略も丁寧に教えていただけて、佐渡3回目の私でもなるほど!!となるポイントも多く、勉強になりました〜!
受付とバイクのセッティングを済ませて宿に戻りレースの準備をしつつ、スイム組が泳ぎに行っている間に私はご飯作り。8人分なので簡単に&胃腸にも負担の少ないお鍋に。
キッチンも広く、食器や調味料も揃っていたので料理がしやすく、この宿にしてよかった〜〜!!とこの時一番思いました。自炊ができるのはありがたい。
米不足が続いている中、ここではしっかり佐渡の白米をゲット。久々の銀シャリ…しかも佐渡産…ありがたい…
早起きなので、グリナを飲んで22時にはスムーズに就寝。
<今年のレース装備〜暑さ対策を万全に>
今回のレースはこんな感じで。
去年も一昨年もとにかく暑くて辛かったので、事前にちゃんと氷情報とエイド情報をチェック。今年はバイクボトルがもらえるASは38kmと78km地点あたりの2箇所。ランでは氷が去年の2倍用意されてるとのことで、一安心。
一番大事なバイク補給は、過去にABどちらも走った経験からBは固形そんなに多くなくてもいけると判断。
1本目は約1000kcal分のジェルなど+電解質やbcaaチャージを溶かしたもの、2本目は疲労回復系でクエン酸チャージと電解質、3本目は水。
3本目の水はおっぱいハイドレーションとしました。←これは練習で摂る練習が必要です。ぶっつけ本番は危険!
お腹すぐ空くタイプなので、念の為ライスピュレも携行。
暑さ対策には、手の甲まで覆うアームカバー、ランではキャップ、いつもの手拭いほっかむり。氷を入れる用にブラジャーの洗濯ネットという、佐渡2連覇中のひらめちゃん案を採用。
<当日朝〜スタート前>
3時に起床。前日に飲んでおいたグリナとノミカタのおかげで目覚めスッキリ、二日酔いもなし。合格!
炊いておいたお米と前日に作っておいたお味噌汁、納豆で朝ごはん。
バタバタと準備をして、4時半ごろに会場に到着。Bのスタートは7時半なのでのんびり準備。日焼け止めやクラゲ避けクリームを塗ったり、ゼリー飲んだり、友達と喋ったり、トランジションエリアのセッティングの確認。
Aのスイムスタートを見送って、最後のトイレに行って軽量化。ウエットを着てスイムチェックイン!ここまで来ると、スタートまではあっという間。
潮の流れ的に左に流されやすそうなのと、コースロープ付近は混雑するかな?と予想して、真ん中の後方に位置どり。
毎年のことながら緊張感ゼロで、スイムがスタート。
毎年この瞬間に思うのは、無事にみんな怪我なく、帰ってこられますように。
それだけ!
長い1日の始まりです。
<スイム2km〜プチトラブルありつついつも通り>
スタートしてすぐは、いつも通り混雑。一斉スタートだから仕方ないので、なるべく空いてるところを探して泳ぎ始めるものの、ゴーグルに海水が入る。スタート前、スイムキャップがキツすぎてゴーグルをほんのり緩めたことが原因と思われる…。
何回か端に寄って立ち泳ぎをしながら水を出して、強めに再度ゴーグルを当てるもの、結局入ってくる…不快だけど、目が染みたりはしなかったのでそのまま仕方なく続行。コンタクト外れませんように…とひたすら祈りながら泳ぐ。
コースロープの真横をずっと泳ぐことができたので、大幅な蛇行もなく、バトルでパニックにもならずいつも通りのスイムアップ。コンタクトの無事を確認し、小走りでトランジションエリアへ。
ゼッケンナンバーだけ無駄に若いのにスイムが超絶遅い私のバイクラックの周りは、いつもスイムアップ速い女子だらけでほぼバイクがなくてガラガラ。そのおかげでゆったりスペースを使ってバイクの準備が可能ですw
ウエットを脱いだらタオルで足を拭いてソックスとシューズを履き、バイクグローブ、サングラス、ヘルメット、ゼッケンベルトを装着、水ボトルを胸に入れて電解質溶かした水とバイタルゼリーを飲んで、バイク乗車位置へ。
日焼け止め塗り直すの忘れた…
スイム/42分11秒(2′06″/100m)
T1/5分16秒
<バイク108km〜メカトラ・落車なしで絶景堪能ライド>
バイク序盤は向かい風。スタートして20kmくらいはTTポジションで首の不快感が出ていたけど、いつの間にか解消。海沿いに出てからの中盤は基本追い風で、気持ちよく走れる区間。ちょいちょい登りもあるけど、Bは基本は高速コースです!
去年と同様、スピードは見ずに距離と時間のみ確認して、脚の感覚だけで野生の強度管理。
曇り時々晴れな感じで、心配だった暑さもそこまで感じず安心。時々出る晴れ間では海がキラキラ綺麗で、まさに絶景ライド。地元の方達の応援も嬉しい!
38km地点と78km地点のASで水ボトルをリリースして、それぞれ新しいものを一本ずつゲット。給水で止まる必要のあるWSは全スルー。
バイク区間で女子を何人かパス。抜き返されることなく、じわじわ順位を上げていた模様。とはいえ順位よりメカトラと事故がないのが一番なので、路面をよく見ること・苦手な下りのカーブは安全に・シンクロシフトのギアチェンジを慎重にすること、に集中して。
最後まで踏みすぎないようにしていたものの、去年のAよりも攣りが危ない感覚あり。うーん、バイクは多分去年のが速かったな〜なんて思いながら、小木の坂の後はお腹が空いてきたので予備のライスピュレをもぐもぐ、終盤の向かい風区間を走って無難にバイクフィニッシュ。
順位はよくわからないけど、とりあえず落車もメカトラもなかったー!よかったよかった◎
トランジでバイタルゴールドゼリーを一本飲んでヴェイパーフライを履き、洗濯ネットを握り締め、キャップに手拭いを装着してランスタートへ。
バイク/3時間29分7秒(31km /h・T2含)
<ラン21km〜必死の追い上げで脚攣り地獄>
ランパートは、去年と同じコース約10kmを二周回。スタート時はちょうど12時くらいで、日差しが思いっきり出てきて、一気に暑い!暑すぎる!!気温は去年と同じく32度。
スタートしてすぐのエイドで氷をもらって、洗濯ネットにイン。去年は氷が売り切れていて地獄を見たので、今年はたっぷりあって本当にありがたかったです…
洗濯ネットに入れて、ほっかむりにしていた手拭いとキャップの間に挟んで走り出す。最初の入りは4′27″/km、バイク直後はだいたいこれくらいになるので、ちょっと落とすものの、両脚の内側広筋と内転筋がガッツリ攣る。泣
やっぱりバイクの練習不足だぁぁ〜!と思いつつ、よくあることなのでそのままぎこちなく走る。全エイドで、掛水・給水。氷も3回ほどもらったかな?
1周回目の往路で、女子トップのひらめちゃんとスライド。スーパー爽やかな笑顔で声をかけてもらって元気をもらう!しっかり余裕もありそうだし後続の女子はしばらく見なかったので、ひらめちゃんの優勝を確信!
そのあとは練習仲間のタツローともスライド。多分女子4位やで〜!と言われたけど、ひらめちゃんの後に何人も女子を見かけてたので多分違うと理解w
そのあとはAタイプのぶっちぎりトップでランに突入したパイキとスライド。まじで速すぎて、ランで追いつかれるんじゃないかと本気で思うくらいだったw
パイキの優勝も確信。安定感あるなぁ〜。
そのあとはフォームやピッチを変えてみても足攣りが収まらず…7kmあたりで一度止まって、ストレッチ。電解質&芍薬甘草湯をビルダー飲みしたら、一旦落ち着く。今の順位は不明だが、抜かされるとテンションは下がるので今の位置をキープできるように、前半はペース維持だけを頑張ることに。
エイドで止まる以外は大体4′35″/km辺りで巡行。練習ではこのペースは5kmしか持たなかったけど、なんとか維持できている。女子は一人か二人抜いたかな?朦朧としていてあんまり覚えてないw
こんな暑い中、バイク後なのに超上出来やん…!と自分を褒めながら、攣ったり治ったりを繰り返して二周目に突入。
自分的にはヘロヘロな動きな気がしてるけど、沿道の応援の地元の方や仲間に、脚めっちゃ動いてるよ!超いいペース!と言ってもらえたり、初ミドルで頑張ってる美奈子やもえみ、同宿のまゆゆや、Aのはじめちゃんともスライドして励まし合い2周回目を折り返し。
ラスト5km近辺で、前方に女子を発見。じわじわ追いあげ、エイドでランデブー。「ミホさん、行ってください!いけますよ!」と声をかけてもらったら、以前お会いしたことのある角選手でした!
ハ、ハイっ!と返事をしてw、ラストの市街地へ。
最後の折り返しで少し先に女子。
ゴールまでは残り2kmくらい。ランしか取り柄がないから、頑張るならここしかない。順位は謎だけど、ペース変えずにいけば追いつける?けど、向こうがペース上げたら追いつかない。
ここで攣るリスクを覚悟で初めて順位を上げる判断(←スイッチ入るの遅すぎ)、1段階ペース上げ。最後の1kmくらいでパスして、あとは抜かされないようにもう2段階くらいギアを上げて、そこからは必死のスパート。
全くこんな展開の予定じゃなかったから、超、超、超つらい!!泣
スパートかけるタイミング早過ぎたかも…と思いつつも、最後の1kmは3′58″/kmでフィニッシュ。
ラン/1時間38分40秒(4′40″/km)
<集中力と粘りで乗り切ったレース>
ランで追い込みすぎたのか、ゴールあとは再び足攣り地獄。内転筋と内側広筋が痙攣しすぎて、しばらく立てなくてのたうち回る。。
寝転びながら愛川ちゃんにもらった電解質を一気飲みして、先にゴールしていたひらめちゃんが持ってきてくれた氷を足に当てて、タツローにストレッチしてもらったりして、なんとか治りました…
みなさん本当にありがとうございます…泣
ここで、総合入賞をしていることを初めて知る。
終盤は必死すぎて気づいてなかったけど、私の8秒前に女子選手がゴールしていたので、本当に最後は団子状態だったようです。(高嶺さんの奥様でした!)
女子の5〜7位までの差が1分8秒というデッドヒートw
しかし、周りのすでにゴールしている女子選手たちを見ると、私みたいに痙攣地獄になっている人は皆無。
練習不足の私は、良くも悪くも集中力とランの粘りのみで乗り切った感。ちゃんと練習してる人たちと、してない自分ではゴール後の余裕度がこんなに違うんだな…と実感。
ここ1年はウルトラトレイルや佐渡Aなど、追い込みすぎない・淡々と頑張ることが大事系のロングレースに出ることが多かったので、こんなになるまで追い込んだのが久しぶりで本当に疲れましたw
とはいえ、熱中症や内臓トラブルなく元気に4種目目のビールも飲めたので、ハナマルのレース。
ゴールしたあとは、まだ走っている仲間や他の選手たちをビールとレモンサワー片手に応援。
仲間もみんな事故や怪我なくレースを終えることができて、本当に良かったです!4日間、楽しく過ごせてスムーズにレースを迎えられたのも一緒に遠征した仲間のおかげ。
そして判断激ムズの状況の中、開催していただいた佐渡の地元の方やレース関係者の方々には、本当に感謝です。
<一昨年のタイムと比較>
トライアスロンで同じレース・距離に出るのは何気に初めてなので、一昨年と比べてみました。(体感的に気象や海の条件などはほぼ同じ)
2024年/5時間55分14秒
スイム➡︎42分11秒(2′06″/100m)
T1➡︎5分16秒
バイク➡︎3時間29分7秒(31km /h・T2含)
ラン➡︎1時間38分40秒(4′40″/km)
2022年/6時間7分26秒
スイム➡︎44分21秒(2′13″/100m)
T1➡︎4分44秒
バイク➡︎3時間33分5秒(T2含30.4km /h)
ラン➡︎1時間45分16秒(4′59″/km)
・スイムはプールゼロの割にほんのり2分短縮
・バイクは3分速いが2022はAS給水を止まって受け取ったりしてたことを考えるとあまり変わらず
・ランは7分近く短縮
なんとも微妙。
もう少し頑張りたかったバイクは練習不足すぎたけど、トレランやってるおかげで遅くはないタイムで上がれている。多分←
今年の順位変動を見ると、スイムアップで258位からのランのフィニッシュで49位という怒涛の追い上げwランラップは女子2位、総合では14位。大健闘なのではないでしょうか…?!
こういうの見るとまた、「やっぱスイムは練習しなくていっか⭐︎」っていうおサボりトライアスリート思考になっていくのでした…w
これにて、トライアスロンシーズン&私の2024年の夏が終了。
あっという間だったけど、やっぱりトライアスロンは大変で楽しい。
また来年も出られたらいいな!
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