出産レポ中編(出産)


陣痛が我慢できなくなり、いざ病院へ。
19時30分過ぎのことでした。

そしてこのときなんと子宮口7cm。
「わたしの見立てでは、今日中に生まれるよ」と助産師さん。

慌てて夫に電話。
立ち会い希望だったので、車で来てくれることに。

助産師さんに「わたし痛みに弱いんです」と申告したところ「痛みに弱い人子宮口7cmまで家にいられないよ〜」と突っ込まれるも、ちゃんとサポートするからねと優しい言葉をかけてくれました。

40分ほど経って夫が来てくれてからは、陣痛室で腰をさすってもらったり手を握ってもらったり。
何かを掴んでいないと耐えられず、ひたすら夫の手や壁に爪を立てていた気がします。

後から見たら、爪の間に壁の塗装が詰まっていました。
夫の手にも爪の痕...ごめん。
(「あとで謝るから」と前置きをしたうえで握ったり噛んだりしていました。)

21時過ぎくらいにはいきみたくなって、ナースコール。
分娩室へ移動。

生まれる瞬間のみ立ち会ってほしいという希望だったので、夫はひとまず部屋の外で待機になりました。
(私の悲鳴を聞きながら緊張と恐怖で汗だくになり、看護師さんに許可を取ったうえでウォーターサーバーの水をひたすら飲んでいたそうです。)

その頃私は恐怖と痛みで吐きそうになりながらいきんでいました。
バランスを崩して分娩台から半分ずり落ち、陣痛がひいたタイミングで戻ったこともあったな。

「やっぱり辞めます」と言いたくなるも辞められないことはわかっているので、もうとにかく早く出したい一心で、陣痛がきたら一心不乱でいきむ。

いっそ気絶したいけど痛みで気絶すらさせてもらえない。

そんな時、助産師さんから、赤ちゃんの体の向きが逆になってしまっているのと、私の体力の限界から、先生を呼んで吸引分娩に切り替える相談をするねと言われました。

それと同時に「ご主人呼ぶね〜」と言われるも、私はなぜか「いらない!来なくていい!」と言っていました。

まだまだ時間がかかると思い、集中できなくなると思ったんです。

助産師さんが、「ここからはすぐだから」と言われ、安心したのを覚えています。

夫は、入った途端口から血を流している私を見て怖かったと言っていました。
(いきむときに悲鳴をあげたら「口閉じて!」と言われたので、思い切り口を閉じたところ唇を噛んだらしい。)

そこからは切開をして、陣痛のタイミングで吸引してもらいながらいきみ、あっけなく生まれました。

一発目の感想は「怖い!」
自分から人間が出てくる不思議さと、脆そうな小ささにビビり散らかしていました。

夫は涙ぐんで「ありがとう」と言ってくれました。

先生や助産師さん、夫と話しながら縫われたり胎盤を出したりしていましたが、興奮と安堵で痛みはさほど感じませんでした。

処置や説明が終わってからは分娩室で1時間ほど休み、その間夫が赤ちゃんを抱っこ。
生まれてすぐだけど、こんな感じで家族水入らずなんだ...と意外でした。

モニターとかで確認はされてたのかな?

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