coten radioを1年視聴した感想。社会には愛しかない。
去年から作業中podcastでcoten radioを視聴し始めて丁度1年。ようやく全話視聴&coten個人クルーになりました。一昨年は田中宗一郎のPOP LIFEにどハマりしていたけど、cotenはその2.5倍くらい脳みそ使うので最初は一日1〜2話が限界でしたが、慣れてくると一日5話は聞いてる日も!
スピーカーの3人が知的冒険に連れて行ってくれる毎日。手を動かしながら頭もフル回転。楽しくて興奮し過ぎて、ポートランド住みの日本人のお友達にお勧めしまくった結果、海外移住経験のある日本人には高確率でササるコンテンツだと思いました。
動機はそう、自他共に人間そのものへの好奇心なのかも。
coten radioを聴き続け、歴史上の人物の背景を多角的に理解する事で、人間の複雑性をとても美しいと思えました。どんな関係性であってもメタ認知は超超重要!!だという事も。
そう、論理観は時代と環境依存でいつも流動していて、その中で苦しみながら自分の心に従う偉人の人生にいつも涙してしまう。結局、脳でコントロールする事は心から溢れ出てしまうものには到底敵わないのです。戦争は無条件で悪だけど、歴史を勉強すると戦争をはじめたくてしたリーダーはほぼいない。第一次世界大戦のストーリーは衝撃的な面白さでした。。
私は人文知について詳しく無いのだけど、個人としては、世界を知り死者の声を聞き、どう繋がって、今の外側と内側が在るのかを知れるマップとしても、(世界の新しい見方を提示すること=芸術作品を作ることであるのなら。)
また日常で難しい「バウンダリー」の考え方にもヒントを見つけられるかも知れないな、と思いました。
「人の歴史を紐解く時に性の歴史は欠かせない。」
気が向くトピックをランダムに聴いていたその時、衝撃的な再会がありました。
なんとデンマークのホイスコーレ(寮学校)で同期だった某有名AV監督の二村ヒトシさん(当時ご家族で通われてました。)がゲストスピーカーとして参加しているではないですか。。!
人間の三大欲求は「食欲」「睡眠欲」と「性欲」と言われるが、二村さんの仮定によるとそのうちの「性欲」は人間の脳が進化しすぎて歪んでしまった欲求で、そもそもの本質は「寂しさ」「社会的欲求」とのこと。
なんと、動物的な身体的感覚だと思っていた性欲は、心の欲求なのかも知れません。その二村さんの「心の穴」理論をフィルターにすると、その後のcotenストーリーもちょっと味付けの違う解釈が出来るかも知れません。
うーん!つくづく面白い。
性やジェンダーの考え方についてはポートランドで多くの学びがあったので、これもいつかnoteしたいな、と思ってます。
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