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ビャーってさせない!「ビニールひも」

ビニールひもを、こどもに持たせると、端を持ってビャーって走りませんか?

でも、誰が片付ける? 

巻き直しは大人が大抵ガッカリしながらやるんです。

故意にではなくても、机から転がり落ちて出てしまったりもしますから、そんな手間を省く対策のご紹介です。


教室では、こどもが自由に使える引き出しに、10色ほどビニールひもがストックしてあります。

正式名はスズランテープと言います。運動会のポンポンなど行事ごとに使われているアレです。

シャラシャラとした手触りに、光沢感、カニカマのように指で簡単に割くことができるので、こどもは大好きです。

教室では個別の制作に使う他、集団製作で空間を表現する際に大量に使います。

床に引いて海や川を表現したり、吊るせばジャングルのツル植物みたいです。

お化け屋敷にも使われたりします。

ただ、長い状態で使うと楽しい素材なので、ストックは巻きの状態で置いておかなければなりません。

こどもは端を持って必要な分を引き出して使うのですが、そのままの状態だと引き出し方は「転がす」ことになります。

「本当はチョットしかいらなかったけど出ちゃった。」

戻すの面倒だから、そのままでいいや。

どうしよう、片付けなきゃ・・・。

出し過ぎてしまったことで活動に支障が出たり、こどもや大人のストレスになってはいけません。

そんなマイナスの感情は、次にスズランテープを面倒だから使わない、使わせない選択をしてしまいます。

素材として素晴らしいのに、もったいない!


要は出しすぎなければいいんです。


教室では、巻きの状態で子供達に渡したいものには、中心から外側にかけてヒモをゆるく通して結んだ状態でストックしています。

文頭の写真が見本です。

細すぎず、断面が円形に近い滑りの良いものを使います。

写真では麻ヒモを使用しています。滑りに関してはイマイチですが、許容範囲内です。(個人的に麻素材が好きなので使いたかった。)

断面が円形に近いものである理由も滑りの良さに関係します。平たいものだと中心の筒に擦れて、引き出す際の引っ掛かりが強く、扱いにくさを強めてしまうためです。

巻きの状態にもよりますので調整は必要ですが、ゆるく輪を結ぶことで引き出しやすさの調節ができます。

チョット目を離したすきに家が蜘蛛の巣状態になることは避けられると思います。

お試しあれ。

うちではダイニングテーブルとイスの下をテープを持って這い回り、がっちり固定されてしまったことがあります・・・


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