30cmルール「針金」
針金は先が尖っているので、扱いに慣れていない子が持つとハラハラしますよね。
自分や、近くの子に先が当たったら傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。
教室では30cmルールで、「危ないな」と思うものは30cm以内に収めるようにしています。
小学生低学年の身長が120cmくらい、両手を広げると同じ長さなので、30cmは4分の1くらいです。
そのくらいであれば、針金が長すぎて曲げたり、切ったりの作業で他に当たってしまうこと、持て余して動きが大きくなり、作りにくさを感じることが少ないようです。
針金は巻きの状態で売っていることもしばしば。
そのまま置いておくと、できるだけ長く一度に取ろうとしてしまいます。
好きな量を渡してあげたいところですが、こどもが安全、作りやすさを考慮して材料選びをすることはありません。
ほとんどの場合「長く」「いっぱい」欲しがるものですよね。(笑)
大人が事前に「安全」を考慮して用意しておくことで、こどもは創作活動の「制限」を感じることが少なくなります。
「あんまり長く取ると当たって危ないよ〜」
「他の子が使うから取りすぎないでね」
と注意されるより。
「この中の針金で好きなもの◯本選んで作ろう! 使い切ったら、また選んで持っていっていいからね。」
と言われた方がワクワクしませんか?
扱いになれた小学4年生以上(発達の程度によります)は30センチでは物足りなさを感じてしまいます。
作るものによりますが、両手を広げた長さで四つ折りくらいにして渡してあげると、できることが広がるので満足感は高いです。
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