
キャリア支援における新たなリーダーの形
こんにちは、鈴木実麻です。
今日は、リーダーシップについて書きたいと思います。
リーダーシップとは何か、それにはさまざまなスタイルがありますが、近年注目を集めているのが「サーバントリーダーシップ」です。
今回は伝統的なリーダーシップとサーバントリーダーシップの違いを明確にしながら、特にキャリア支援の観点からサーバントリーダーシップがいかに重要であるかについて発信します。
伝統的なリーダーシップ
伝統的なリーダーシップとは、リーダーが明確な目標を設定し、指示を出し、チームを導くスタイルです。このスタイルのリーダーは、意思決定権を持ち、全体の方向性を示します。
例えば、企業のCEOやマネージャーがその典型だったりします。彼らは、組織全体の戦略を決定し、各部署に指示を出して目標達成を図ります。
少しトップダウンなイメージですね。
●大事にすべきこと
明確な目標設定:リーダーは、組織の目標を明確にし、全員が同じ方向に向かうよう指導します。
決断力:リーダーは迅速に決断を下し、その決定を実行に移す能力が求められます。
モチベーション:リーダーは、チームのモチベーションを高めるのも大事な仕事となります。そのために、目標達成に向けたを報奨を用意したりもします。
●気をつけること
権限の集中:リーダーに権限が集中しすぎると、メンバーの自主性が損なわれることがあります。メンバーが指示待ちになって、受け身な人が増えてもチームとしては大変ですよね。
コミュニケーション不足:指示を出すだけでなく、メンバーとの対話を重視しなければなりません。コミュニケーションエラーが起きると感情がNOになったりしちゃいます。
プレッシャー:リーダーに過度のプレッシャーがかかると、ストレスが増大し、効率が低下する可能性があります。抱え込んで業務がストップしたら元も子もないです。

サーバントリーダーシップ
サーバントリーダーシップは、リーダーが自ら率先して奉仕することで、チーム全体の成長と成功を促進するスタイルです。リーダーは、メンバーのニーズを最優先に考え、その成長をアシストします。
●大事にすべきこと
傾聴:リーダーは、メンバーの意見や悩みをよく聞き、理解することが大切です。これにより、メンバーは自分の意見が尊重されていると感じ、積極的に貢献するようになります。
共感:メンバーの立場に立って考え、共感すること。それによって、共につくるという、信頼関係が築けます。これが、チームの結束力を高める要素となります。
育成:メンバーのスキルやキャリアの成長を支援することが重要です。リーダーはコーチやメンターとしての役割も果たし、メンバーが自分の目標を達成できるようアシストします。
●気をつけること
バランスの取り方:メンバーのニーズを最優先にするあまり、リーダー自身の負担が過度にならないよう注意が必要です。リーダー自身も健康であることが、サーバントリーダーシップの継続には不可欠です。
境界線の設定:リーダーシップや責任を明確にしつつ、メンバーに対するサポートを行うことが大切です。過度にメンバーに依存されたり、好き勝手されると、リーダーとしての役割が希薄になる可能性もあります。
期待値の管理:メンバーの自主性や主体性を期待するあまり、過剰な期待をかけることは、逆にメンバーのストレスを増加させる原因となります。

結論
サーバントリーダーシップは、伝統的なリーダーシップと比べて、メンバーの成長とキャリア支援により焦点を当てたアプローチです。
リーダーが自ら率先して行動し、メンバーの成長をサポートすることで、チーム全体のモチベーションが向上し、強い信頼関係が築かれます。
リーダーシップのスタイルは状況や目的によって異なるかもしれませんが、キャリア支援の観点からは、お互いに成長することができるサーバントリーダーシップが非常に効果的だと感じます。
これを実践することで、チーム全体が成長し、目標達成することができるでしょう。