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子供の発熱と、わたしの時間。

知っている、ということと、わかっている、ということのあいだには、雲泥の差があると、最近すごくよく分かる。

それを痛感させられたのは、子供が生まれたことによる、自分の時間の使い道。

例えば昨夜、長男が発熱したのだけれど、家に一人でお留守番というわけにはいかないので、明日からの仕事はどのようにしたらいいかな?ということに思いを巡らせる。

独身の時、夫と二人だった時、熱が出たら自分でケアするだけで、他の人のケアに自分の時間が費やされることがほとんどなかった。

でも、子供の場合はそうはいかない。それはもちろん、出産前に知っていたけれど、現実に自分事になった途端にその大変さを突き付けられ、初めの頃はだいぶテンパっていた。

自分の仕事の予定を調整したり、夫にも仕事の調整をお願いしたり、母に預かってもらうために様々準備したり。

しかも我が家は年子男子で、どっちかひとりがかかると、もれなくもうひとりもかかる、ってな感じで、結局丸々一週間保育園にいけない、みたいなことも、あったなぁ。

と書いておきながらなんだけれど、我が家はみんな健康。熱を出す、っていっても、ほとんど出さない(笑)風邪もほとんど引かないし、インフルエンザも縁遠い。

だから、というのもあるけれど、昨夜長男が久しぶりに熱を出して、「あぁ、そういうタイミングなんだね」と、そのまま丸ごと耳を傾けている自分がいた。

休みたいタイミングだったり、するのだろうなぁ。

それは、彼もそうだけれど、私自身もそうなのかもしれない。ちょっと忙しい日が続いていたからな。

そう思うと、家でゆっくりくつろぎながら、彼のためにおかゆを作っている時間などが楽しかったり、たまにはパソコンやスマホから離れて過ごすのも、いいものよね、なんて思えてくるから面白い。

誰かのことで自分の予定が変更になったりしても、それをそのまま楽しめるようになっている自分に気付いて、愛おしくなる。

結局のところ、周りの人に振り回されてしまうかどうかは、自分次第なのだ。

誰かのせいにしたいこともあるし、するときもあっていいけれど、それに終始してしまうのは、やっぱり自分の人生もったいないと思う。

だって、自分が創り出していけるんだもの。自分の時間。

そこを、自分のこととして、自分とつながって、自分を信頼して、起こることを丸ごと抱きしめていった先に、予想もできなかったような世界を見ている自分に気付くかもしれないよ。


Day5


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