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2023年をふりかえらない

昨年末に書いていて投稿が間に合わなかった記事です。私みたいな、本来すごく恵まれている人間のちんけなエレジーなど、どうでも良くなるようなことばかりが世界中で起き続けていて、もうこんなnoteなんの意味があるのだろうという思いが絶えないのですが、書いたので一応投稿します。

2023年は、ふりかえりません。ふりかえりたくもないからです。

毎年恒例のように年末になるとその年を振り返る記事を書いてきたけれど、心の余裕があったんだなって思います(当時の私はそんなことないと言いそうだけど)。2023年は振り返るに値もしない、くそみたいな一年だったので、流します。

もう、先に先にいくしかない、という境地まで来ました。うんこみたいな一年を振り返ったところでうんこしかないので、そんな意味のないことをしても仕方がない。とにかく、たいしたことは何もできないとしても、ふりかえらずに前に前にいくしかない。この最低な場所から早く抜け出たいみたいな心境です。感傷に浸って一年を振り返るような平和な心境ではない。

まあ私の人生はなんだかんだずっとそうなんだけど、カオスにいる感じ。今いる場所が大嫌いなので、早く安住の地に行きたい。そして、その安住の地は自分で作っていくのだということ。お前にとって何が安住なんだということをしっかり考えて、目標をさだめて、自分の足でしっかり歩いてそこに向かって進んでいくしかない。しっかり自分の頭と心で考えて。それをもう思い出せないほどの昔から怠ってきたので、考えて実行するのは圧倒されるほどのエネルギーを要する。すべてを投げ出し諦めて、ただ流れのままに流されてしまおうという強烈な誘惑に負けそうになるほどに。

自分でもこの歳になるまでわかっていなかったのだけれど、自立心が強いように見えて、大きく自分の人生に関わる局面で私はとても他力本願で、これが人生の願望を手に入れられない大きな一因になっていたので、どんどん自分の人生自分で開拓マインドでいこうかと、この年齢になって改めて思う(2024年初心表明)。小さな一歩でも踏み出して、小さなゴールでもそこにたどりつくまではやめないこと。

今これを打っている私のパソコン、電源ボタンを押しても一発で入らないことが増えてきて、ついに起動しなくなったのが11月の終わり。カスタマーセンターに電話すると修理が必要だから送れと。修理には2週間ぐらいかかると。ヤマト運輸で送ったのが11月29日。しかし2週間経っても音沙汰無し。「支払いされてから修理開始しますが、どうしますかー?」という電話がきたのが12月16日。。。え、ここから2週間すか。。。

スマホからも書けるけれどパソコンからしか書きたくないので、noteの更新は止まってしまった。このパソコン不在を筆頭に、この年末はなにかと引っかかる(前にスムーズに進めない)事案が仕事でもすごく多く、疲れ切ってしまった。

そうだ、ふりかえらないと言いつつふりかえると(私あるある)、2023年は9月が地獄だったな。あれは今思うと、自分の現住所が地獄だとはっきりと自覚してしまった月だった。失敗した転職、転職早々失敗したプロジェクト、そしてついにロマンス詐欺に遭いかけたのが9月だった。パズルのピースが合うように、自分の立ち位置みたいなものを自覚してしまって膝から崩れ、もう消えてなくなりたいと叫んだのが9月だった(ださすぎ)。

長らく”独身友達”で傷を舐めあっていた(というより私がひそかになぐさめられていただけ…友人には申し訳ないが…!)大学時代の友人がついに結婚すると聞いたのも9月だった。彼女の結婚の報告を聞いたときはまだNY在住のハンサムなロマンス詐欺師に騙されてる最中で浮かれていられたのでよかった。彼女の結婚報告を聞いたすぐあとに、実は騙されていたのだと知ったとき、「もしも今だったら、彼女の結婚報告をどんな顔で聞いただろう」と思った。そのあとしばらく、酷い鬱に襲われた。

その友達にあてて、仲間たちでお祝いのビデオを撮ることになった。目の前にスマホを置いてRECボタンを押して、一人でお祝いの言葉をしゃべった。カメラに向かってしゃべる自分を見てみると、なかなかいい感じだった。うまく喋れてる。自分は自分が思うより惨めじゃなかった。いつもふと鏡を見てよく思うのだが、雨に濡れてたくさんの人に踏まれた紙みたいにぐしゃぐしゃの心を抱えていても、私を見て人はそんなこと全くわからないだろうな。めりはりがあって、適度に明るい笑顔で、ほがらかそうに映ってる。

一応言っておくと、彼女の結婚が寂しくなかったと言い切るのは強がりかもしれない。でもそんなことで改めて悲しくなるまでもなく、私はもうずっと長いこと、私の愛のいきばを失っていることが悲しいのだ。ずっと結婚がしたくて婚活を頑張っていた彼女がやっと人生を一緒にやっていこうと思える相手に出会えたことは、本当にホッとした。彼女のこの先の人生に笑いがいっぱいあればいいなと思う。ささいなことでもよく笑う彼女なので、私は彼女を笑わせるのが好きだ。

ただ少し、彼女の結婚は別にして、お祝いをしてもらうようなことと程遠い人生になってしまった自分が寂しい。このままいくとウェディングドレスはかなり怪しい。子供も産まないだろうと思う。人におめでとう!と言ってもらう機会のなさすぎる人生は寂しい。そして一番寂しいのは、そんな寂しい思いを一人抱えて電気を消して寝る日々の夜だ。

眠る、眠りにつく行為は、自分の知っている別世界の扉を開けてその先に行く感じがする。扉を開けて入っていくまではなんとかわかるのだが、その先は覚えていない。でも、自分の知っている別の世界へ行こうとしていることだけはわかる。

最近、現実世界が本来の自分らしさ、やるべきこととかけ離れているという思いが強く、眠る世界、つまり本当の世界に戻っていく意識で眠りについている。自分らしさどうのこうのというより、今の居場所が不愉快すぎて。どうにかして居心地を良くしないとマズい。

んなわけで、2024年は自分らしく生きる、自分らしい人生を取り戻す一年にしようと思う。そうしないと、どこかしらのタイミングでまた自分が壊れて、また一からやり直さざるを得ない気がする。


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