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「昔の花火」と「今の花火」

この間、花火を見ました。

子供の頃は、父と母と二人の姉と見た花火。
今、わたしの横にいてくれるのは真ん中の姉だけ。

でも、それが、わたしにとっては心地いい二人ぼっちだったりします。




夏になると、家のベランダから花火大会が見えます。
昔、一時期住んでいた家からも、やはり花火が見えました。

打ち上がっている花火を見ているその間だけは、父と母も機嫌が良かったのを覚えています。
消えゆく花火のようなほんの短い間ではありましたが、叩かれたりもせず、怒鳴り声も聞かずに済むその時間が、わたしにはご褒美のように思えたものです。

父母の笑顔と、建物の隙間から見上げたあの夏の花火たちは、今もわたしの胸の中で鮮やかに咲いています。


今年も無事に開催された花火大会。
見ていて、ふと思ったんです。
「今の花火大会って昔と全然違うのねぇ」と。

椰子の木とかハイビスカスみたいな花火。
もしかしたら昔も同じような物があったのかもしれませんが、今のはもう完全に誰が見たって、ハイビスカス🌺。
ハワイア〜ンな花火の多いこと多いこと。

それだけではなく、UFOっぽいものとか、なんだか夜空にお絵描きしてるみたいな花火が賑やかで、思わず笑顔になってしまいます。


あとね、これは、いちばん笑った、もとい!いちばんアガった花火なのですが……。

見てみて〜!笑ってるの!かわいい☺️
思わず「FOOO♪」ってなっちゃいました。

ん? そうだ!! これですよ!
「FOOO♪」です。


今の花火大会って、勢いがあるというか、気分が高揚する感じなんですよね。
昔ながらの花火大会というよりも「Festiva〜l♪」な雰囲気。
いや、これはもう「フェス」だよね?ってくらいの明るさではないですか。


それに比べて、子供の頃に見た花火大会は、なぜだか、どこかうら寂しい雰囲気に包まれていた記憶があります。

その寂しさは、艶やかな花火たちが次々と打ち上げられていく熱狂の最中でさえも消えることがなくて、切なさで胸がいっぱいになるたびに「ふぅ……」とため息がもれたものです。

昔の花火大会が「ふぅ……」ならば、今の花火大会は「FOOO♪」
でも、どちらがいいということではなくて、どちらもいい。どちらも好きです。


今年は、近場の花火大会が、ほぼほぼ終わってしまいました。
また来年、見られるかな?見られるといいな🎆




今日のお弁当は……

鶏と卵と枝豆のそぼろ弁当。

おかずは、かぼちゃのいとこ煮と、味噌漬け生姜。


そぼろ弁当多めの我が家。
姉が好きだからというのが大きな理由ですが、いつもよりも出勤時間の早い月曜日は、特に「そぼろ率」高しだったりします。



今日もお弁当を受け取ってくださってありがとうございます。

次は何を詰めようかしら?
また、がんばって作ります。

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羽村美栞|miorihanemura
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