上野のラブソング

こんにちは、1054gです！

最近は梅雨らしい天気が続いていますね☂️

ジメジメした梅雨の後は晴れやかな夏！

夏を楽しみに、頑張ろうと思います。

さて、今日は本編に戻りまして
時は私が高校1年生の冬。

演劇部では、「3年生を送る会」の準備が進められていました。

我が演劇部の3年生を送る会は毎回「テーマ」が決められていて、テーマをコンセプトに部室の装飾や出し物を決めていきます。

その年のテーマは「不思議の国のアリス」

3年生たちを「アリス」として、１・2年生はそれぞれ不思議の国のキャラクターたちを演じることに。

私は、なぁさんと一緒に双子の兄弟を演じることになりました。

「こまめ、来週のテスト期間の放課後に一緒に上野まで衣装買いに行かない？」

役が決まって、なぁさんと衣装や出し物について話し合っていた時、不意になぁさんにそう言われました。

ま、マジか！？

同い年の子と放課後お出かけ？

しかも行先、上野！！！

今まで休日は家で1人で過ごし、友達とお出かけなんてほとんどなかった（高校生になってからは全くなかった）私が

放課後に同い年の子と上野まで行くなんて
大事件です笑

「お、おっけー、行こう！」

と、ぎこちなく頷き、迎えた上野行きの日。

制服でこのまま上野まで行くなんて、こんなことしちゃっていいのかしら。

しかも同い年の（女子力高い女子）と一緒よ！

電車の中で終始ドキドキしながら揺られ、たどり着いた上野はまるで別世界。

今まで自分たちがいた学校よりも、たくさんの人が歩いていて、知らないお店の看板がたくさんある。

真冬の寒空、曇天の下には、別世界が広がっていました。

たどり着いた上野で、なんかクレープなんて食べ歩きしちゃったりして。

なぁさんと目的のお店までスマホで地図を出して

「ここだ！」

「え？ここで曲がるんじゃない？」

「もしかしてビルの中にある・・・？」

と言い合って、2人で道に迷ったり笑

東京のお店は大人たちの雰囲気がいっぱいで、なんだかお洒落な香りでいっぱいだった。

その時はまだよく知らなかった、なぁさんの色々な面が見れた気がして、楽しかったです。

「ねえ、寄り道してもいい？」

と言ってなぁさんが連れて行ってくれるお店は、私が絶対行かないようなコスメのお店やお洋服のお店。

さすが服飾科。

なぁさんって、こういうのが好きなんだ。

なんかコスメとか洋服見てるなぁさん、いつも以上にキラキラしてていいな。

同い年の女の子と出かけるって、こんなにワクワクして、ドキドキして、楽しかったんだ。

自分の知らないところに連れて行ってくれる人がいるって幸せ

その人がいれば、自分の知らないところは「居心地の悪いところ」じゃない。

なぁさんが誘ってくれなければ、私が学校帰りに上野に行くようなことはなかったでしょう。

学校帰りに出かけることや、上野の特別感を知らないままだったかもしれません。

それに、上野行きの中で気付いた、たくさんのなぁさんの「新たな一面」も、知ることがなかった。

なぁさんとも「部活が一緒の子」の関係のままだったかもしれません。

最初は、同い年の子と放課後お出かけなんてドキドキしてたけど

来てよかった。

誘ってもらえて、本当に幸せだったなぁ。

この上野行きがきっかけで、なぁさんと出かけるのが大好きになった私。

今でも

「ねえ、今度どこか行こうよ〜」

と、さりげなく誘っています笑

出かけるたびに、お互いの近況に合わせて、色々な顔を知ります。

その度に

「なぁさん、最高だね」

と、心の中で思うのでした。

なぁさんはいつも私を新しい世界に連れ出してくれるのです。

最高の友を持ちました。

今回はここまでです！

今回もお読みくださり、ありがとうございました！

次回に続く♫

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