ちょうどいいバランス

休日の午前中。
公園には、パパが子供を連れて次々とやってくる。

12時前になると「お昼ご飯だからもう帰ろう」という声が方々でかけられるようになり、さーっと家に帰っていく。

平日と休日では、公園の空気はまったく違う。

チビ太郎（息子）は月曜から金曜まで、保育園に通っている。マンションの中の数部屋をつかって運営をしている小規模な認証保育園で、もちろん園庭もない。

そんな保育園に通っている子ども達は、お散歩の時間になると、先生に連れられて近所の公園を渡り歩く。

先生に聞いたところ、なんとなくそれぞれの保育園が回る順番が決まっていて、一度に多くの子ども達が集まらないようにバランスをとっているそうだ。
ありがたい。

毎日、朝から晩まで仕事をして、たまにお酒を飲んで帰ってくるいつもお疲れのパパ達は、休日の午前中に子どもを公園に連れていくことで、ママとのバランスをとっているんだろう。

今日は結婚記念日なので、チビ太郎をじーじ・ばーばに預けて、おいしいものを食べに出かける。
大役を任された私の両親は、大変だ大変だと言いながら、うれしそうに連れて行った。
これもまた、ちょうどいい。