Form drawing
ここ何日間か「form」について気に掛かって調べています。
フォームというと日本語にもなっていて、
イメージはつく、、、(テニスのフォーム、とか野球の投球のフォーム、とか、、、スポーツ関連しか思い浮かばない。^^; )が、
はて、なんだろう?と思い始めると気になって検索をし始めました。
ちなみに始まりはシュタイナー教育教員養成の授業で習った
「form drawing」(フォームドローイング)について、説明しようとしたのがとっかかり。
それで検索してみたところ、
ルイス・カーンという建築家の言葉を見つけました。
↓このサイトからの引用になります。
https://tadaoh.net/design/book/louiskahn_class.html
が、現在はこのサイトは見られなくなっておりました、涙。
非常に引き付けられました。
一部を引用させていただきます。
「フォームは存在しますが、実在はしない。デザインとは実在に向かって進む事です。しかし、存在は精神的な存在ですから、それを具体的なものとするためにデザインされるのです。フォームドローイングと呼ばれるものは、何者かの本性を示すために描かれるものです。」 (「建築家の講義」ルイス・カーン)
フォームドローイングを実際にやってみると、
こんな感じです。
これらは、オレゴンで受けたWaldorf Teacher Education の授業で私が描いたものです。
下のものは一筆描きで、ラインをなぞっているとリズムが出ます。 体まで動く感じ。
ラインを書き終えた後、好きな色を塗ります。
描き方は、
まず薄く手書きの円を描いてから、
円上に10個のポイントに点を置いて、
その点を通過しながら描いていきます。
フォームドローイングのパターンは無数にあって、
学年や先生によってするものは違います。
子どもたちがする利点は、
1、目と手の動きの連動性の練習(目が馬で、手が御者)
2、柔軟性を言葉や頭を通さずに身に着ける
3、ラインの動きがもつ特性とそれを描く動きから感情を表現する
4、線と線の感覚や色の配分などから生み出す独自性
5、自分の表現を描きながら客観視する
などが挙げられます。
私的には無心になれたことと、一定のリズミカルな動きによって心が明るくなったこと。
無心になれたのは一定のリズミカルな動きとその動作、
からきたと思います。
先日、「フォルメンを描く」という本と出会いました。
読んで、咀嚼して、またフォームドローイングについて書いてみます。
2011年に出会った、シュタイナー教育。 ストーンと心に落ちてきて、今も静かに光っています。子ども達やおとな達の心の灯りが輝き続けるような社会はきっと目の前にある。 様々な地で生まれた叡智と、先人達が残してくれた勇気と一緒に、歩きます!