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はじめまして、森 美音です。
はじめまして。
セブ島・バリ島専門の留学エージェント「リッシュ留学」代表みあ(森美音)です。
20kgのスーツケースひとつで南国を旅しながら、セブ島留学・バリ島留学の支援、グラフィックデザインやブランドディレクション、子供向けにオンラインで英語の先生も行っています。
この記事では、普段はSNSで触れたことのないスタジオシンガーだった子供時代から、高卒でフリーランスになった話、「これからやりたい」未来の話を書いてみました。
長くなりましたが、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
【子供時代】音楽漬けな日々
千葉県で生まれ育った私ですが、音楽が好きな両親から「美音(みおん)」という名前をつけてもらいました。
6歳のときに母に「ピアノと歌をやらせて」と頼み込み、音楽人生がスタート。気づいたらオペラの舞台で子役として歌ったり、教会で讃美歌を歌ったりと、クラシックの世界に夢中になっていきました。
しかし、ひとつの大きな問題に気づきます。
それは「わたしは、人前が苦手すぎる」こと。
舞台に立つたびに緊張を超えて、吐き気がします。他の子はしっかり歌えているのに自分は歌えない。本番が近づくにつれて「中止になりますように」とお祈りするくらい、舞台に立つことが苦痛になっていました。
「歌うことが大好きなのに、人前に立てないなんて、自分はダメだ。」
と自己否定に陥っていたときに、偶然ご縁のあった音楽プロデューサーの方に声をかけていただき、「薬用石鹸ミューズ」のCMソングを歌わせてもらえることに。初めて体験したスタジオセットの中はまさに快適。
「これぞ、自分が輝ける場所」でした。
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それもそのはず、スタジオシンガーのお仕事は「職人であり、クライアントワーク」。エンジニアさんの求める音を作るために、何回も何回もレコーディングを重ねる、というものです。
パフォーマーとしてダメな自分にがっかりしていた私ですが、「なんだ、私は演者じゃなくて職人なのか」と気づき、妙に納得したのを覚えています。
ちなみに当時わたしは12歳。我ながら、なかなか悟った子供だったと思います。
そこから先は、「人生の運を使い果たした」と思うほど、貴重な機会をたくさんいただきました。
バイオリニストの博士太郎さんのライブ音源に参加させていただいたり(博士さん、めちゃくちゃ優しかった…。)、ドイツのゲームエキスポで上映された、RPGゲーム「Final Fantasy」のトレイラー音源を歌う機会をいただいたり。
(※最初の50秒は、16歳の時の私!同じFF内BGMにも、10曲ほど参加させていただいてます。)
とてもありがたいことに、いつも一流の大人の職人たちと一緒に仕事をさせていただいていた当時の私の将来の夢は、シンガーではなく「音楽エンジニア」。
やっぱり、完璧なプロジェクト遂行のために手を動かす職人さんは、今でも憧れです。本当にかっこいい。
【2010年】海外との出会い
13歳の時に、歌を一緒にやっていたグループのみんなでアメリカのニューヨークに行く機会をいただきました。
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そこで初めて見た、本物のブロードウェイミュージカル公演。
まさに、衝撃的な経験でした。
会場のにおいと空気感、生のオーケストラの音。英語が全くわからないのに、感動して涙が出てきました。
「私は絶対に、英語を話せるようになる。そして、ニューヨークに帰ってくるんだ。」
1週間の滞在を終えて、JFKを去る時、そう心に誓ったのを覚えています。
【2016年】大学進学、不登校、そしてセブ島へ
英語を話せるようになりたい!という夢があったのにも関わらず、「自分が英語を話してる姿が想像できなすぎる」という理由で、全く英語が話せないまま、月日は流れます。
このまま音楽の道に進むか、一般大学に入るか?第一の分岐点に立たされた、高校3年生の夏。
「もう歌は十分。次は『ミュージカル招聘(海外のミュージカルを日本に斡旋したり、買い付ける)』を目指したい!」と決意し、文系の学部に行くことを決意します。
理数高校に通うほど理系脳の私は、得意の数学で文系受験。
力技ですが、なんとか第一志望だった青山学院大学に合格しました。
余談ですが、実はこの時期、家族の中である事件が発生。まさかの「夜逃げ」を経験しました。家族4人と犬一匹、小さなURの賃貸に引越し、リビングでぎゅうぎゅう詰めで寝る生活。
当時まだ若かった弟が、受験生だった私のために、毎日夜ご飯を作ってくれました。あの経験は、人生の中でも上位に入るほどのカオスでした。
さて、無事大学に入り、ここから楽しい大学生活がスタート!とはいかないもので、いきなり不登校に。
そして、その挫折感から、「人生、どうしよう」と絶望の日々が始まります。
アルバイトを6個掛け持ちし、「息しているだけで時給が発生する」状態を作ることで、なんとか自分の存在価値を認識している状態。(相当病んでいたので、毎日「明日は目が覚めないといいな」と思いながら眠りにつきました。)
そんなダークな気分を変えてくれたのが、当時のバイト先の社員さんから聞いた「セブ島留学」の話。
「セブ島留学に行ってきたんだけど、すごい良かったよ!常夏だし、海綺麗だし、ココナッツ飲めるんだよ!」
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すべての言葉に、「わくわくする!これだ!!」と揺さぶられて、その場ですぐに申し込みをしました。
「セブ島=フィリピン」と知るのは、それから数日後の話。とにかく、行動力だけはあった。
【2017年】セブ島留学での経験
この私が、英語を話している。自分の人生で、まさか英語を話せるようになる日が来るなんて全く想像していませんでした。
留学前は、バイト先に外国人が来ると逃げていたほど英語をまったく話せなかった。というよりも、英語を口にすること自体が怖かったのです。
そこから8週間のセブ島留学が終わるころの私の英語力は「カンペなしで、英語で5分くらいスピーチできる」くらいまで急成長。
それだけではなく、学生時代、出席で名前を呼ばれて「はい」と返事をするだけで大汗をかいていたほど人前が苦手だった私が、英語では人前で話すこともできるし、堂々と振る舞える。
これは大きすぎる変化です。
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なぜか全部アプリで撮影してるのです泣
次に、現地での、いろんな大人たちとの出会い。
これまでは、仕事=会社員として働くことなのかな、とぼんやり考えていたのですが、現地で出会ったのは『経営者』『フリーランス』『ノマド』『ユーチューバー』など。
「みんなみたいに、きちんと大学を出て就職できない自分は、人生詰んだようなもん」と思い込んでいた時に、『みんなみたいじゃない』大人たちに出会えたことで人生の道がうっすら見えはじめます。
留学中は、ほぼ毎日いろんな大人に会って、話を聞いて、時には怒られて泣いたりしながらも、スポンジのように彼らの話をインストールしていきました。
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『私も人と違う生き方で輝いてやる!』と決意し、生まれ変わったような気持ちで帰国した私は、青山学院大学に退学届を提出。これで高卒としての人生が確定しました。
【2018年】フリーランス人生がスタート
大学を退学した私は、1年間のフリーター生活を終えると、突然に開業届を出し、「フリーランス」になってしまいます。スキルも学歴も、社会人経験もゼロでした。
展示会に足を運んだり、クラファンをしたり、いろんな経営者に会い続けたり、突然フィリピン・マニラに移り住み、会社の立ち上げをしたりと奮闘していたのが20歳になった年。
子供時代の経験から、「自分は『見られる人』じゃない。職人的に、泥臭く動く人なんだ。」というのはわかっていたので、自分の進む道に迷いはありませんでした。
そして、マニラからの帰国後はITスキルを使う仕事に絞り、本格的にグラフィックデザインやブランドディレクションなどのクライアントワークをスタート。
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(マルイ錦糸町|カフェとデリの店cafe cocona)
自分の作ったブランドやデザインの知見を活かしてブランドディレンクションやコンサルティングを行ったりと、活動の幅も広げていきました。
(コロナ後は、乳製品を使わないのクリームリーズブランド「PLANTBOSS」を姉と一緒に立ち上げ、1年ほど活動していましたが、現在中止中。)
さらに、この頃から拠点を定めない「アドレスホッパー」な生活を始めます。「ノマド」という言葉を知ったのは、それからずっと後の話です。
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さて、これだけ書くと「いかにも順調」みたいに聞こえてしまうので、もう一つの側面を。
実はフリーランスとしてのキャリアをスタートしてから2回、計1年半ほど、仕事をせずにニートをしていました。「とにかく働きたくない期」が定期的に訪れるので、困ったものです。
この時は「ひとりベーシックインカム」というミニプロジェクトを行い、知らない人数名に私の生活をサポートしてもらっていました。
この時期の話はまた別の記事でじっくり書きたいです。
【2022年】インスタメディア「南国リゾートマガジン」をスタート
去年、ご縁があり、日本最大級の英語学習メディアを運営する、最強マーケター吉田和史(よっしーさん)と出会います。
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この人はすごい。初めてお話したとき、直感的にそう思いました。
ビジネスの才能やコミュニケーションスキルだけではなく、「魂年齢の高さ」みたいな、言葉にできない聡明さを漠然と感じたのです。
よっしーさんと話しているといつも、今まで好き勝手に生きていきた自分の人生を、もう少し、社会の役に立つ何かに使いたいと感じます。
そんなよっしーさんは、私と同じくセブ島留学経験者。
一緒に、セブ島情報・留学情報をインスタグラムで発信する「南国リゾートマガジン」をスタートし、フォロワーゼロから始めたアカウントは1年たった今では、開設当初の想像を遥かに超える数の方にフォローしていただくメディアに成長しました。
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さて、こうしてアカウントを運営しているうちに、フォロワーさんからDM経由で「留学の相談」が来るようになってきました。
相談内容は「現地の治安」「留学後の進路」「航空券の取り方」から、「現地で起きたトラブルについての相談」「おすすめの語学学校について質問」「おすすめ留学エージェント」など。
一人ひとりの相談に乗っているうちに、「私たちで留学の支援ができないか」と悩み、今年ついに、留学エージェント「リッシュ留学」を立ち上げました。
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私の人生を変えてくれたセブ島留学、そして「楽しく愉快に生きること」を教えてくれた南国リゾートに特化した、あたらしい留学エージェントです。
リッシュ留学を通し、すでに多くの方の留学支援をさせていただき、ありがたいことに「おかげで最高の留学になりました!」と素敵なメッセージをたくさんいただいています。
自分の留学体験やその後のキャリアがこんな形でだれかのサポートに生きるなんて、思ってもいませんでした。
しかし、実は私たちの目指すところは「エージェントのことなんて忘れちゃうくらい、充実した留学生活を送ってもらう」こと。そして留学が人生の分岐点となり、留学後の人生が拓けていくこと。
そのために、サポートするところと、あえて生徒さんに自分で動いてもらうところのバランスに、かなりこだわってサービスを作っています。
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留学生限定アクセスできる「セブ島留学データベース」は、私自身のノマド生活の知識や裏技、現地の情報を惜しみなく詰め込み、生徒さんからかなり好評。ここで身につけたトラベルハックを活用して、「実は今、〇〇にいます〜!」と帰国後に現地から一人旅の写真を送ってくれる卒業生の方も。
留学生のみなさんの「これから」が本当に、本当に楽しみ。
【これから】挑戦するノマドガールズを応援したい!
さて、かなり長い私の自己紹介になってしまいましたが、最後に、これから私がやりたいことをお話させてください。
私は、大人になることが怖くてしかたない子供でした。
人見知りで、めんどくさがりで、かなりのネガティブ思考。そんな私でも、自分の心の声に従って生きる道を選び続けたら、徐々に人生が楽しくなってきました。
これからは、昔の私のように、人生そのものに恐怖を感じている人でも、輝ける人生が送れるようにお手伝いしたい。
そして、できることなら、旅先で一緒にカフェに行ったり、コワーキングスペースで休憩中におしゃべりできるようなノマドガールズを増やしたいな〜なんて考えています。
📝やりたいこと:
世界のどこかにノマド女子が集まるコワーキング・アジト(?)をつくる
ひとりベーシックインカムの拡大版をやる
ノマドライフが快適になる女子向けグッズを作る
PLANTBOSS(植物性クリームチーズ)をもう一度、再開する
ニューヨークに行く
いつか、もう一度歌の仕事に挑戦する
以上です。
長々と、最後まで読んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。
毎週月曜日にノマドライフのアップデートをするポッドキャスト「NOMADGIRL」をやっているので、ぜひこちらもチェックをお願いします!
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おわり
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