久々のバンド練習②
さて、久々のバンド練習を終えて、再度、Nさんから「もう一度入ろう!」となり、俺とS君は少し困ってしまったが、最後に演奏したセッションっぽい曲が、何となく良かったので、「じゃあ、最後にやった曲を俺が固めてくるので、それをやりつつ、俺が2人でユニットやってた時(ギターのM君と2人のユニット)の曲が2~3曲あるから、演ってみる?」という事になり、ドラムのS君は「あー、アニキの2人で演ってた時のか。ライブでも観たから、構成教えてくれれば叩けますよ。あれ、バンドアンサンブルの方が良いよ、たぶん」となった。俺も「よし、じゃあ、そんな感じで!スタジオ入る前に、構成とコード譜送っとくね」で、次のスタジオの約束をして解散した。
『あれ??バンド活動始めるのか??』
その時は、そこまで深く考えずに、ストレス発散程度でやろうという感じでいた。
何より、俺は、仕事が相当楽しくなっていて、あんなに嫌いだった営業職にめちゃくちゃのめり込んでいった。成績も良く、上司や会社からも期待されるようになり、毎日会社に行く事が楽しくて仕方なかった(前職では全くなかったのに)
また、S君は、プロを目指しており、マジのバンドがあったので、俺ともただの息抜き程度の気持ちだった。
しかし、Nさんは、初めてのスタジオ練習が結構、衝撃的だったらしく、「バンド活動」に熱を持ってしまっていた。俺も会社の先輩の為、無下にするでもなく、また、俺自身も興味がないわけでもなかったので「バンド、面白いでしょ~?オリジナルで曲が完成したら、もっと面白くなりますよ」などと話したりしていた。
3人それぞれの温度感で、2度目のスタジオに入った。
前回のスタジオで最後セッションぽく演奏した曲を俺が構成含め固めてきた。その曲から合わせてみた。
3人でちょこっとアレンジもして、なんとか完成・完奏した。
「いーじゃん」とS君。「うん、カッコいいね」とNさん。音程がまだ定まり切れていないが、久々にオリジナル曲を歌いきれた達成感から「うん。いいね」と俺。
Nさん「曲名は?」
俺「うーん、なんとなく、、、、『微熱』かな」
S君「『微熱』か。いいっすね。熱し切れない、でも、蒸し暑い感じ。妖艶な感じかな。」S君のこういった発想が好きだった。
3人で初めて創った曲『微熱』
この曲を機に、俺たちは、バンド活動を始める事になった。ただ、緩くね、緩く。
この後、バンド名作って、ライブ活動をすることになるが、それはまた別の話。
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