プリンセスにブチギレ〜アメリカの洗礼3〜
どうもこんにちは。みいです。
今日もアメリカ編です。
サンフランシスコからロサンゼルスへ移動。
移動の飛行機内で、CAさんからお手拭きをポイポイ投げるように配られたことも前回に続きアメリカの自由さを感じた思い出の一つ。
移動した目的はカリフォルニアディズニーに行くことだった。
まだ幼稚園に通っていたころ、東京ディズニーに行ったことがあるだけの私と妹にとって、自分の意思で動ける初ディズニーとなった。
妹は普段から目的のために鬼の努力とこだわりを持つタイプで、途中で諦めたり先送りするタイプの私とは真逆の人間である。
それは20年前から変わらない私たちの性格であった。
入園後すぐ、東京と違って人が少なく、(ミッキーの)耳をつけている人なんて皆無だったことに驚いた。
そして感じた。
なんかゆるい。
そう、キャストたちもお客さんたちも肩の力が抜けていて、「地元の遊園地にふらっときた~」みたいなテンションだったのだ。
よく考えたら彼らにとっては地元の遊園地だったわけだが、日本人がディズニーに行くときの一大イベント感は薄かった。
しかしながら、エントランスでキャラクターたちが出迎えてくれるのは同じ。
写真撮りたいと思ったが、ミッキー、ミニー、プルートたちはおらず、なぜか不思議の国のアリスにでてくるトランプのやつ(どうも兵士らしい)がいた。
若干の物足りなさを感じつつも、トランプのやつ2名と写真を撮る。
するとその後妹が不機嫌になった。
気に入らなかったのかと思ったらそうではなく
「あいつの指が目に入った。」
と報告してきた。
あいつ呼ばわりだった。
普通に痛いし、ましてや夢の国でそんなことが起こるとは思っていなかったので、ドンマイと励ますことしかできなかった。
その後、園内を周り、お土産屋さんで妹があるアイテムをゲットした。
サイン帳である。
キャラクターたちにサインをもらえるシステムがあると知り、妹は性格上できるだけ多くのサインを集めることを目的とし、燃えていた。
ミッキー、ミニー、チップとデールなど順調にサインは集まる。
どれもキャラクターの個性がしっかりと表れた素敵なサインばかりだった。
しかし、またしても妹が不機嫌になる機会が訪れてしまった。
しかも今度はかなり怒っていた。
「ベルが違うページにサインした。」
ベルというのは美女と野獣のキャラクターなのだが、彼女にサインを頼んだところまでは良かった。
前のページから順にサインで埋めていくという妹のルールが伝わっておらず、適当に開けた真ん中あたりのページにベルがサインしてしまったのだ。
妹はかなり怒っていたが、私としてはどうでもよくね?という感じだった。
ベルだって忙しいし、サイン自体はきちんとかわいく書いてくれたのだ。
その後、またお店ででっかいロリポップ的なキャンディを買ってもらい、妹の機嫌は直り、またサインの旅に出たのだった。
人のこだわりは千差万別ということを学んだ一日だった。
なお、今では家族の笑い話になっているのでずが、妹の目的にむかって努力する性格は全く変わらず、会社で昇進し続けています。
読んでくださりありがとうございます。
ではまた明日。