夫婦それぞれのディズニー感
ディズニーランド・シーが営業再開したが、
あちらは千葉県なので行っても構わないのか
ひとり悶々と迷う中、
夫にちょっぴり勇気を出して聞いてみた。
「ディズニーのチケットが
もし万が一取れたら行っていい?」
という質問に、
「混雑してないんだったらいいんじゃないかな」
と返事をもらえた。
チケットは予約販売で
8/14までは完売と書いてあったが、
昨夜確認したら案外平日はまだ購入できる様子。
夜中だったからかな?
義母も10回も行ったことがないらしく、
一緒に行きたいようだ。
それは全然構わないし、
むしろ混雑の中連れ回すのは申し訳ないので、
行くなら人数制限がされてるうちがいいのかな、
でも色んな意味で本当に大丈夫なのかな、
とか永遠に答えの見えない私である。
- - - - - 𓅰
お察しの通り、
私は小さい頃からディズニーが大好きだ。
大好き、大好き、だーいすきだっ
映像作品はどれも好きだし、
ビデオテープが擦り切れるほど見て、
よく友達とセリフを言い合っていた。
ディズニーランドにも
母はよく連れて行ってくれたし、
世界中のディズニーにも連れて行ってくれた。
学生時代に所属していた合唱団で
何度かステージにも立ったことがある。
私がディズニーを愛す一方、
夫はディズニーを好きではない。
アナ雪は松たか子の歌声が聴きたくて
一応観てくれたものの、
一緒に映画館でSTAR WARSやズートピアを
観に行ったことがあるが爆睡していたし、
ディズニーランドやシーでは、
2時間以上並んで5分くらいで終わる
アトラクションに意味を見出せないし、
世界観やキャラクターに心躍る私を
「なんじゃこいつ」と
きっと本心では思っているのだ。
しかしルンルン気分の私の機嫌を損ねないよう、
(というか本人も実は行ったら行ったで楽しんでいるんだと私は思っているが)
現地に着けば一緒に楽しんでくれる。
さすがに耳をつけたり、
お揃いのコーディネートをしたりはしないが、
写真も自分から大量に撮ってくれるし、
食べ歩きはこれが食べたいと主張するし、
お土産も好きに買ったらいいよと言ってくれる。
行く前はあーだこーだと言うし、
あまりに混雑だとあーだこーだ言い出すけど、
私の日々の
"ディズニー行きたい欲を年一に抑えてるんですよ!"アピールには勝てないので、
夫なりの努力で、年に一度付き合ってくれる。
もちろん私もそんな夫の努力に感謝し、
もの凄く気を遣う。
タバコタイムはきちんと確保してあげるし、
ディズニーにおいて現実感と背徳感溢れるらしい喫煙所の位置も把握しているし、
お土産は事前に欲しいものをチェックして
買い物時間を極力最小限かつ最低限にする。
絶叫系のアトラクションが苦手な夫は、
ひとりで乗ってきていいよと言うけど、
それも寂しいので久しくいくつかのアトラクションには乗っていない。
私たち夫婦はお互いの努力と配慮を忘れず、
私は行く日が決まったその瞬間から、
夫は現地に着いてから、
それぞれのディズニーを楽しむのである。
- - - - - 𓅰
なんだかこんな風に書いたら、
仲良し夫婦で楽しそうと思うかもしれないが、
去年はあまりの混雑の中、喧嘩をした笑。
あの時は「もう二度とこの人とは行かない!」
とすら思ったが、
私は今年も夫と行きたいなと思っている。
夫婦って不思議だ。
先日もくだらない喧嘩をして、
「この人はいつも絶対に謝らない!
なんなんだー!!!」
と怒り心頭するけど、その繰り返しなのかな。
夫婦歴約2年半の私は、
まだまだ夫婦のカタチがどんなものか曖昧だ。
だけど年中私を喜怒哀楽させてくれて、
自分のことより私を優先してくれて、
どんな時もご飯を残さず食べてくれて、
とんでもなく不器用に生きている彼は、
今現在、私の夫なのである。
そうと分かれば未来は明るい。
真夏だろうが灼熱だろうが、
まずはチケットを購入したい!
まだもちろん迷いはあるけれども。
夫婦のカタチもそこそこに、
私はまた夫とディズニーに行く日を
夢見て過ごそう。
毎年のディズニーでの思い出写真を見るだけで、
私はなんだか楽しい気分になれるのだ。
次こそ忘れずシルエットスタジオに行って、
思い出を増やしたいな。