空の玄関より
どうもこんにちは。みいです。
今日は諸事情で空港に来ています。
10時45分。
今、空港のカフェにいる。
人を迎えにきたので、自分が飛行機に搭乗するわけではない。
でも、それでも、なぜこんなにわくわくするのだろう。
考えてみれば、空港、駅、ホテルなど私にとっては非日常を感じられる場所はとにかくわくわくするのだ。
ほんの少しのどきどきと、何が待っているのだろうというわくわく。
それはもう、一種の興奮状態なのかもしれない。
非日常。
それは今の職場への志望動機であった。
当時は客として利用していたその空間は、なぜかとても集中でき、その時だけは当時抱えていた不安をかき消してくれていた。
今やなかなか得られないような相当貴重な経験を自然とつかみ取っていたのだなあと今になって思う。
最初はただ利用するだけだった空間が、スタッフの方とのコミュニケーションを介することで、嬉しくなる瞬間をたくさんもらった。
その思いは次第に受け取る側ではなくて、提供する側に挑戦したいというものに変化していった。
それから約10年余り。
憧れの非日常の場が今では職場となった。
忙しすぎてパンクしそうになったことも、今みたいに人生の夏休みに入ったりしたこともあったが、トータルで考えるとどう計算してもプラスのものしかない。
今の私の大半を形作っているものなのだ。
そこから離れてもうすぐ一年になる。
人生の夏休みを自らの手で終えるという決断をし、また憧れの場所へ戻る。
正直な話、不安がないわけではない。
ブランクはある。
ストレスで左のまぶたがずっと痙攣している。
でもこの一年で、決して健康ではないながらも自分とたくさん向き合ってきた。
たくさんの人に助けてもらいながら自分と二人三脚してきた。
憧れが一瞬一瞬を積み重ねて日常になり、ぽろっと夏休みに入り、非日常になった。
そしてまた憧れが日常になる日が近づいている。
戻るという選択をした自分、きっと何を選択してもその自分を褒めることができるだろう。
自分の居場所で手に入れたいものを手にするという新しい夢に向かっていけるはずだと、大好きな空港で思っている。
好きな空港もいっぱいありますが、シャルル・ド・ゴール空港がそのうちのひとつ。
エールフランスの職員さんが足首までのロングコートを羽織ってスカーフを巻いている姿はかっこよすぎて忘れられないです。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
ではまた明日。