クールな別府編2~一方通行と坂が生み出す街~
どうもこんにちは。みいです。
すこーーーーーし涼しく?なってきたような気がする別府にいます。
生中継でお送りしています。
少しだけ、ほんの少しだけ朝夕暑さがマシになったような気がするし、セミの死骸が増えたような気がする。
いよいよ夏の終わりが近づいてる(と思いたいだけ)。
夏の終わりから秋にかけては絶好の旅シーズン。
つまり私が水を得た魚になる季節!
今日はまさに今現在滞在している、大分の別府にフォーカスをあてよう。
高速を走りながら濃い霧を抜けると、どこかから硫黄のあのにおいがしてくる。
それが別府に着いたという合図。
アトラクションで水しぶきがかかったりするあの感覚に近い。
これが好きで別府に行くときはできるだけ車で行きたい。
基本的に山の斜面にある街なので、常に坂を走行、もしくは歩くことになる。
大きな道路から一本入ると途端にノスタルジックな街並みが目に入り、道路は一気に細くなる。
細くなる、すなわち車は一方通行になる。
そう、私の中で別府は一方通行の街なのだ。
左折して5m行けばいい感じの店があるのが視界に入っていても左折ができず仕方なく右折し、離れていくいい感じの店、、、
人を迎えに行こうにも、駅までいくのに一方通行にハマり、大通りを回らねばならないとき、、、
フォトジェニックな坂があって写真を撮ろうにも、やはり一方通行に阻まれる、、、
まあまあ不便だと思う。
でも、だからこそ守られている雰囲気や秩序があり、そこかしこに別府にしかない空気が流れているのだと思っている。
そしてもう一つの要素が坂。
こちらも登りも下りもなかなか大変で、不便といえば不便な要素のひとつだろう。
しかしながら、別府の坂はやはりここにしかない雰囲気とパワーを持っているのだ。
特に好きな坂が多いのは鉄輪(かんなわ)地区。
別府の中でも有数の温泉街なので、宿の間を縫うようにして坂がある。
そして、(車のスピードが出過ぎないようにか、もともとあった建物を避けて道を作ったのかわからないのだが、)カーブしている坂も多い。
コンクリートでなく石畳の坂も多いし、急すぎます!というような坂もほんとに多い。
何より猫がそこここに潜んでいる。
宿の浴衣をきて温泉に出向く人々の足音も心地よい。
そして道の脇にある側溝からは湯気が立ち上っている。
別府初心者のときは夜だったので、湯気の向こうから怪物でも出てくるんではないかと本気でびびっていた。
今でも暗殺者か何かと出くわすかもしれないと思って歩くようにしている。
そんな別府だからこそ、行きつけの宿や店がいっぱいある。
誰にも教えたくない場所もあるのだが、次回から少しずつ小出しにしていこう。
既にいるのにまたすぐ出かけたくなっている自分がいました。
本当に不思議な街だと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
ではまた明日。