病院からの電話

病院からの電話に緊張する。

急変では、なかった。
母が不穏。
財布、カードの紛失届を出して欲しい、
娘に伝えてください、と訴えているそう。
予想はしていたが、胸がギュッと痛んだ。

搬送時に預かった、
母の財布と指定のカードを、今朝の朝刊の上に置く。
日付がわかるように撮った写真を、母にLINEで送った。
（母のLINEに、かな？？？）
母は、どうやらそれを見たみたい。

母はまだ熱、痛みがある。
この何日か夢現つの境にいる、と返信があった。

LINEができて良かった。
自分で送受信できている。
家計を預かる母にとっては財布の在処は一大事だけど、
そんな内容で良かった。
母が、少しは安心していますように。

こんな電話がまたあるのかも。
娘がいない時で良かった。
今度は、険しい声で出ないようにしよう。
内容がどうであれ、
様々に傷ついて来た娘が、不安にならないようにしたい。
次から次にわいてくる用事に右往左往しながら
心の準備もする。
その時、上手くできるかは別として。