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ポジショニングは差別化じゃない!

"ポジショニング"という言葉を使うとき、"ポジショニング"についてお伝えするとき、気をつけていることがあります。

それは、私が考える"ポジショニング"は"差別化"ではないということ。

え??
と思われた方もいるかもしれません。

確かに、

ポジショニングとは、ターゲット顧客の頭の中に、自社製品について独自のポジションを築き、ユニークな差別化イメージを植えつけるための活動。

グロービス経営大学院

と定義されていることが多いので、「ポジショニング=差別化」というように考えていらっしゃる方も多いと思います。

これが間違いだ、と言っているわけではありません。
「ポジショニング=差別化」という定義も1つの解釈だと思っています。



"差別化"という言葉は、「他人と◯◯が違う」「他人よりも△△」とか「他人」が主語になっている場合が多いような気がします。
(もちろん全てがそうではないと思いますが)
そして"差別化"したいと考えた時、他人よりも優れていることや他人よりも得意なこと、他人と異なることを探そうとしませんか?

私が伝えていきたいことは、そういう他人ありきの差別化の話ではありません。
私が考えるポジショニングは、「自分が輝ける場所を見つける」ということ。
他人よりも優れているかどうか、得意かどうか、そういうことは関係なくて、自分が好きかどうか、自分が得意かどうかということを大切にしています。他人よりも自分にフォーカスしているのです。

だから、私は差別化という言葉はなるべく使わないようにしています。
もしかしたら、私が発信していることは結果的に「差別化」に当たるのかもしれません。
でも、「差別化」という言葉が起点になっているのではなく、「自分が輝ける場所を見つける」という考え方が起点になっているということ。

これまでの自分の経験から、自分の好きなこと・得意なことを見つけて、それを言語化できる、形にできる。
そうやって、輝ける場所で輝くことをポジショニングと私は呼んでいるのです。


私なりの"ポジショニング"という解釈について、少しでも伝わっていたら嬉しいです。




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