ひとりお好み焼きを堪能した
前書き
今回は、お好み焼きを食べに行った話(1人で)
おひとりさま上級者である私は、1人で何処でも行ける(嬉しくない)
おひとりさまレベル診断というのをやってみたが、ハイスコアを叩き出した(嬉しくない) これは1つの記事としてまとまりそうなので、またいずれ。
私は気象予報士じゃない
今日は朝から久しぶりにお好み焼きが食べたくなった。別記事にも書いたが、これが食べたいと思ったら、絶対引かない孤独のグルメの五郎さん気質。
とりあえず、お金を銀行で下ろさねばと取引銀行の無人店舗がある団地近くのスーパーに向かった。無人店舗の入口前で原チャを停めたら、店舗の前にいた自転車に乗った70代くらいのおばあちゃんが、憮然としていきなり私に話し掛けてきた。
「これからこの天気は晴れるの? 教えて」
は? 何で知らない人に出し抜けにそんな事を聞かれなきゃならんのだ。すみませんも、こんにちはも、何の前置きもなく。とはいえ、私はこうして知らない人に良く話し掛けられる。道も良く聞かれる。自分では良く分からないが、傍から見て人を騙しそうにない善人ヅラなのだろうか。
面倒なんで無視したい所だが、無視して怒り出したら、もっと面倒なので、仕方ないので相手をした。
「んー今日は降ったり止んだりじゃないですかね?」
そう言うと、おばあちゃんは不満げに捲し立てる。
「予報は晴れるって言ってたのに、こんな天気で、全然当たんないんだから!」
いや、だから私に八つ当たりでブツクサ言われても。私は気象予報士じゃないし。
多分、お1人で寂しいおばあちゃんなのかもしれない。ここの団地が出来た時、団塊の世代の方の入居数が多く、かなり高齢化が進んでいる。私の行く末も、もしかしたらこうなのか?と思ったら、急に身につまされた。
「ここ数日、天気予報外れてますからねー」
それだけ言って、愛想笑いを浮かべて、店舗の入口から中に入った。おばあちゃん、それ以上は何も言わずに、自転車を漕いで何処かへ去っていった。
私もいずれ年老いたら、ああなるのかな。でも、少なくとも知らない人にいきなり話しかける時は、失礼にならないように「今、話しかけても平気ですか?」というお伺いの挨拶から入りたいものだ 。でも、逆に丁寧だと変な勧誘に思われるかもしれないから、よっぽどの用がなければ、こちらからは絶対に話しかけないが。
騒がしい時はゲーム世界へ逃げる
無事お金を下ろし、原チャで5分のお好み焼き屋さんに着いた。
埼玉中心に店舗を広げているローカルお好み焼き屋、『わいず』
「何名様ですか?」「ひとりです」
もう慣れたやり取りを経て、席に案内された。
まだ開店直後なので、お客さんは少ない(だから狙って来た)しかし、見えないが、少し離れた席に子供連れのお客さんがいて、子供が大騒ぎしていた。子供もうるさいが、それを「うるさい!」って注意する親の声もうるさい(注意するだけマシだが)
私は基本的に賑やかなのが大嫌い。だが、別にうるさいお客さんに対して怒ったり、店員にチクったりはしない。面倒くさいし、子供がうるさいのは仕方がない。だから、私は大人しくデジタルオーディオを取り出して、幸せなファミリー達がいる騒々しい現実世界から逃れて、自分だけのゲーム世界に入り込む。
セフィロス、セフィロスと荘厳な合唱が鳴り響いている。主人公クラウドに対峙した悲しき英雄セフィロス。やっぱり「片翼の天使」は不朽の名曲だ。
あ、お好み焼き注文しなきゃ。
ゲーム世界に入り込んで、忘れるところだった。
1人の時こそ贅沢を
今日は、王道1番人気のわいず天(【豚肉】【チーズ】【もち】【山芋】)と、思い切って贅沢して、A5ランクの霜降り和牛サーロインを頼む事に。
ふと横をみると、カツオ節やら青のりがパックになっている。前は大きなケースにガバッと入れてあったのに。例のスシロー関係なのか、それともコストダウンの為?
程なくして、お好み焼きの生地が来た。
埼玉のお好み焼き屋は、ほぼ自分で焼くスタイルである。他地域だと、お店が焼いてくれる方が多いみたいだけれど。
早速、生地を鉄板に投入。
今回は、たまたまお好み焼きにしたけれど、もんじゃだって1人で焼ける。土手の作り方、崩し方だってマスターしている。頼る人がいなければ、一人焼きが上手くなる(嬉しくない)ただ、広島焼きやモダン焼きは難しいので失敗する。
A5の霜降り和牛サーロイン様が重役出勤の如く、遅れてご到着されたので一緒に焼く。
ソースとマヨネーズがかけ方が甘かった(特にソース)
高級なサーロイン様には、タレ・塩・ワサビが選んで付けられる。
味音痴な私は、最終的には全部少しずつ付けて食べた(邪道)
相変わらず賑やかなようなので、デジタルオーディオ聴きっぱなしだったが、サガフロンティア2の曲に入った辺りで完食したので、大人しく帰る。ひとり飯は、長居は無用。
お好み焼きもサーロインも美味しかったなー。また来よう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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