
私の就活ってなんだったの?
ちょっぴり怖いと思っていたnoteの投稿。
でも、「自分のために」まずは思い切って正直に思いを書いてみようと思い、もう一度記事を書いてみることにしました。
私は、”普通”のレールから外れた就職活動をしていました。
なぜなら、貴重な”新卒カード”を使い損ねたのですから。
私の就活時代を振り返ると、学生時代の就活+既卒就活1年の合計2年間就職活動をしていたことになります。
合計50社〜80社ほど受けたと思いますが、今振り返ってみると「いったい私はなんのために頑張っていたんだ?」と疑問に思います。
当時は、何にも属していない自分や就職活動がうまくいっていないことに焦り、「なんでもいいから早く就職したい」という気持ちが強かったです。
学生時代は、1人でなんとか進めようと大学のキャリア支援や新卒向けのキャリアエージェントを使いながら、エントリーシートや面接の準備をしていました。
でも、面接を受けても最終面接まで進んだことがありませんでした。
何通も何通もお祈りメールが来て、心はボロボロだったと思います。
”新卒カード”がいかに重要かを、そして既卒就活がどれだけ大変なのかを理解せず、私は安易に卒業制作に専念する道を選んでしまったのです。卒業制作と両立することが大変だから、と。
産学連携や普段の課題で、きちんと参加してなかった印象のある同級生もが就職先を決めていると聞いた時、内心怒りを感じました。「真面目に課題も授業も出席して、取り組んでいるのに、なぜアイツが評価されるんだ?」と。
その一方、私の所属していたゼミの同級生たちは、みんな就活に苦労していたようで冬まで決まっていない子がほとんどでした。また、同じ教室を使っていた他のゼミの子も、遅い子は冬まで就活をしていたようです。
大学を卒業するまでは、「就活は大変だけど、なんとかなるだろう」という気持ちと「早くなんでもいいから働きたい」、「私のやりたいことって何?」という思いが交錯していました。
既卒就活は、家族にも協力をお願いして、選考を受ける企業を選別したり、エントリーシートの添削や面接練習もしてもらいました。また、エージェントにも数社登録して、面談を通して相談や面接練習をしていただきました。
その結果、実技試験をクリアしたり、大企業や上場企業の最終面接を2回経験することができました。
ただ、現場社員やデザイナー経験者の面接官との相性はよく、1〜2次面接は通過するものの、上の役職の方との面接はことごとく惨敗続きでした。
父は、「上の役職の面接官は、弱点を見抜くのはさすがだ」と言っていました。
あるメーカーの特別選考に呼ばれて面接を受けた時、「自分が思う課題に対して具体的にどう解決するのか?」という問いに対して全く中身のない回答をしていました。
薄っぺらい回答をしていたことを振り返ると、最終面接で落とされるのは当然だよな。それを見抜かれたのは当然のことだよな、と少し気落ちしていました。
新卒での就職は、結局、既卒エージェント経由で決まった、
オフィス什器販売代理店のCADオペレーター兼デザイナーという仕事でした。
私は、就職活動を進めていく中で、恩師にあるお言葉をいただいたことがきっかけで、UIUXデザイナー・Webデザイナーを目指していました。そして、志望していたUIUXデザイナーで最終面接まで行った企業にリベンジしたくて、インターンに参加してその企業の社員さんと一緒に課題に取り組んだり、OG訪問をしたりと、とにかくその企業に入りたくてしょうがない!という思いで、最後の方は取り組んでいました。
最終的にこの仕事で内定をいただいた時、
「この内定を蹴ったら、一生内定をもらえないかもしれない。」
「一生正社員になれないかもしれない。」
「早く就職しなきゃ」
という焦りと、あまりにも就活が長く、そしてうまくいかなかったことが原因で、自分の気持ちに寄り添った判断をすることができませんでした。
その結果、最初の就職先は2ヶ月で適応障害になり、3ヶ月の試用期間で退職することとなりました。
家族の話では、入社1ヶ月頃からすでに様子がおかしかったらしく、
「借金を背負わされる」などと言っていたそうです。
会社のご厚意で、新しいパソコンやデスクを用意してくれて、予算1万円で好きな事務用品を買わせてくれて、しかもランチで歓迎会まで開催してくださったのです。
とても嬉しいことだったのですが、私にとっては逆にそれが大きなプレッシャーと感じていたのが本当のところです。
職場の環境が原因だったことは確かですが、
今振り返るととても些細なことに敏感に反応して、適応障害を発症してしまったんだなと感じています。
退職して、Webデザインスクールに入学して、卒業とほぼ同時にWeb系の会社に再就職しました。
課題だった2ヶ月の壁を越え、試用期間を満了して現在は4ヶ月目に入ったところです。
「もう正社員になれないかも」
「働けないかも」
と、デザインスクールに在籍中何度も何度も弱音を吐いていました。
だけど、過去の失敗を2度と繰り返したくないと思い、
デザインスクールの課題をしながら同時並行で就職活動を進めていました。
偶然、スクールの先生が全生徒向けに紹介した求人に、運良く採用してもらい、現在は学習塾事業社の元に客先常駐してWeb担当者として働いています。