【企画参加】ブランケットが教えてくれたこと。
純毛が好き。
冬になると大抵、純毛を
まとっています。
それはウールの着物だったり
ニットワンピだったりするけれど、
私のこだわりどころです。
アクリルやポリエステルは
苦手です。
身にまとわない小物なら
歓迎ですが。
こんな人はもはや
天然記念物でしょうか。
化学繊維の衣類は
買うこともあるけれど
少し、気分が落ちます。
純毛はモコモコの羊を
ギュッとしているようで
嬉しくなります。
子どもの頃、
家には毛糸やら布やらが
たくさんありました。
呉服屋の娘で
売り子でもあった母は、
今でもそうですが
素材にこだわる人で
目が肥えてもいるので
それは質も肌触りも
良いものでした。
私たちはよく
母の編んだセーターを
着ていました。
縄編みなどの一般的なものは
棒針で、
きめ細かい模様のものは
編み機で編んだものを。
古くなったセーターを解いて
新しいセーターに編み直すことも
母はよくやっていました。
手のかじかむような寒い日に
暖かいストーブの効いた部屋で
毛糸玉を作るお手伝いをする。
私はこの柔らかい糸の感触と
毛糸玉の可愛らしい見た目が
大好きでした。
猫のようにゴロゴロと
毛糸玉を転がして遊び、
母に注意されていました。
こんなことを書くと
私は相当なお婆ちゃんのように
思われるでしょうね。
でも実際は、自称26歳です😆
勉強や料理を教えることなど
決してなかった母が
珍しく教えてくれたのが
編み物でした。
私は左利きなので
教えるのが難しいのか
すぐに匙を投げてしまったけれども😆
とにかく私は
編み物に夢中になった時期が
比較的長い間あります。
編み機はさすがに
買いませんでしたが、
棒針、かぎ針で
いろんなものを作りました。
お財布、編みぐるみ、ポシェット、
コサージュ、コースター、マフラー。
でも大がかりなセーターや
指が面倒な手袋は
編んでいないところが、私😅
ダンナが毎冬
使っているのは
私が編んだマフラーです。
まだお付き合いしている時に
あげたので
もう、15年ほど前でしょうか。
実家にたくさんあった
ウール100%でも特に
素材の良い毛糸、
つまり母の見立てを
もらってきて編んだので、
何回洗ってもくたびれることなく
綺麗な状態を保ってくれています。
チビがお腹の中にいるとき
チビにもマフラーを編みました。
でも実際のところ
チビは恐ろしくやんちゃで
少しでも止まっていることのない
サルなので、
つまり暑がりで
一度も使っていません。
どうするよ、これ......。
箪笥の肥やし。
捨てるしかない?😅
妊娠中
私はもう一つ編みました。
チビ用のブランケットです。
当時、私は
モチーフ編みに凝っていて
自分のマフラーやら
髪飾りやら
たくさんモチーフ編みで
作りました。
ブランケットを作るとき
一生ものにしたいから
長く使っても傷みにくい
ウール100%の毛糸で作ろう!
そう思いました。
ところが、
毛糸って高価なんですね。
いつも母に良いものを貰っていたので
知りませんでしたが、
ウールの毛糸を
ブランケット1枚分買うと
かなりの出費です。
そこでいろいろ探した結果
ウール100%でも
大幅値引きされているものが
あったので
それを大量に購入しました。
これがいけなかった。
もう全体的な写真も
残っていないのですが、
こちらチビが0歳のとき。
お食い初め。
周りが散らかっていてごめんなさい。
ソファーの後ろにかけてあります。
寒い時はこうやって
使っていました。
チビ1歳。
ブランケットがお気に入りで
連れ回していました。
チビ3歳。
この頃からだいぶね、
傷んできてしまったんです。
チビの顔が今にちかづいてきたので
そろそろ顔を消します😅
ああ、駄目なんだ。
純毛の毛糸でも安いのを買ったら
長くもたないんだ。
後悔しました。
こちらは2年前。
あまりよく見えませんが
毛玉がたくさん出来て
酷い状態です。
先日、このブランケットは
見るも無惨になってしまったので
処分しました。
私は母が20代の頃に着ていた
純毛のセーターを
幾つか持っていて、
それらはいまだに毛玉一つ
出来ることなく
綺麗な状態なのですが、
同じ純毛でも
安価なものは違いますね。
大人用のセーターを
解いて子ども用に
編み直していた母。
そのセーターには
毛玉など
出来ることはありませんでした。
母から貰った毛糸で編んだ
ダンナのマフラーも同様です。
まだ駄目だ。
ウール100%の表示だけ見て
購入してしまった私にはまだ、
本物を見る目がない。
それはまるで
素材の良さも分かっていないのに
ブランド名だけで
商品を購入するような行動。
そんな人を蔑んでいたはずなのに
実際は全く同じ。
ブランド名に惑わされず
素材だけを見て良さが分かるように
なりたいと
思っていたのに
何も成長していない。
まだ母と
同じレベルにはいけない。
ぱっと見ただけですぐに
本当に良いものの見分けがつかない。
安物を買って後悔した
私の学び。
チビの成長に寄り添って
側に常にあった
甘酸っぱいブランケットの思い出です。
🧶🧶🧶🧶🧶🧶🧶🧶🧶🧶
こちらは普段からお世話になっている
USCB(ウルトラスーパー超絶美女)の
くまさんの企画に参加させて頂いた記事です。
SMILE SWITCHさんから
以前購入した
ピンクの肉球コースターは
家で仕事のお供に使っています💕
疲れたときは
手に持って癒されています。
ときどきチビがやってきて
コースターをぷにぷに触って
遊んでいます😊
手編みっていいですよね。
心もあったかくなります。
くまさん、素敵な企画を
ありがとうございます😊
ありがとうございます!頂いたサポートは美しい日本語啓蒙活動の原動力(くまか薔薇か落雁)に使うかも?しれません。