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暑い夏を、ありがとう。

私はね、
応援の力というのは
はかり知れないと思っています。




4番エースも出場停止。
キャッチャーも、セカンドも
主砲のサードも出場停止。
5人もメンバー入れ替え。


4日間も練習出来なかった
中での、本番。


苦しい中で
吹奏楽も応援団も、入れない。


ベンチ入りしない選手でさえも、
入れない。

保護者のみが応援に駆けつけた
ガラガラのスタンド。


相手チームは通常通りの
熱心な応援。


そう、もちろん相手チームを
責める気持ちは
全くないけれど。


全国高校野球選手権
西東京大会の話です。

甥が主将を務める
狛江高校は
錦城高校に
4-8で敗れました。

まだ高校生。


対戦相手のみの大きな声援を
終始、聞き続けながらの試合。

どんなに熱意があっても
練習出来なかった中で
気持ちを最大限に律することを
強いられた、困難な状況。



そんな中でよく
4点も取れたと思います。


他のチームだって
主力メンバーが出られなくなることは
この状況下では
少なくないのでしょうが、

強い選手が入学してくる
訳ではない都立で、
環境だって私立と比べたら
満足できるものではないでしょうに、
そもそも都立校がここまで
強くなるのが極めて珍しい中、

私立と違って
コロナ禍のルールが厳しくて、
応援、観客さえ
縛りのあった中での苦境は、


もしかしたら貴方たちだけしか
経験しないものかもしれない。

この甥は小さい頃から
優しい子でした。
よくダンナと遊んで
くれていました。
(子どもに遊ばれているダンナ)


誰にでも優しくて
笑顔を絶やさなくて
3人の妹弟の面倒見が良く、
上のお姉ちゃんとも仲良しな
たくさん食べる男の子。


うちのチビとちょうど
ひとまわり違う年齢差なのに
チビとも遊んでくれていました。


10代の難しい年齢で
自然と赤ちゃんと遊べる子は
すごいと思います。

数年前の甥くんとチビ。


中学でやっていた
野球部の投手。
ボールを投げるときの
きれいなフォームは
チビの憧れでした。


昨年から特に
大きな夢を見せてくれました。


昨年。

監督が流行病に
かかった中での、都内8強。

何年ぶりなのかな。

都立校では本当に
珍しいことでした。

今年は3回戦で
こんな状況で
敗れてしまったけど、

想像さえしなかった
「甲子園」をチラリと考えて
期待に胸を膨らませられたのは
この甥くんのおかげです。

ワクワクする気持ちで
いっぱいでした。

感謝の念しかありません。

チームメイトにも
恵まれたのでしょう。
周りの大人もたくさん
助けてくれたのでしょう。

辛い中で最後まで
戦って、素晴らしかった。

諦めずに頑張った
選手も、
応援に行けなかった
チームメイトも、
支え続けた家族も、
もちろん監督も、
まわりの大人たちも、

一生懸命練習したのに
会場入り出来なかった
応援団も、吹奏楽部も、
同じ高校の他の学生も、

みんなみんな、
お疲れ様でした。


会場に入れたOBの人がね、
一人で応援のために
トランペットを
吹き続けてくれた、って
聞きました。

感極まって涙が出ました。
暑い中、ありがとう。

狛江高校、ありがとう。


ほんの気持ちを
何か贈りたいけれど、
全員には贈れないから
甥くんの家族に贈ろう。


きっと姉や義兄はずっと
必死で頑張ったでしょう。

他の4人の甥姪ちゃんも
支え続けていたでしょう。
小さい中、いろいろな気持ちがあって
たくさんの経験をしたでしょう。


何がいいかな。
食べ盛りばかりいる7人家族。

何を贈っても
すぐなくなってしまうから、
愛情たっぷりのものがいい。

そうだ、たごさんちの
貴陽を贈ろう。


私は貴陽は
頂いたことはありませんが、
サマーエンジェルは
泣くほど美味しかったですし、
愛にあふれるたごさんちが
育てたものなら間違いない。


数えきれないほどの人が
私のような感謝の気持ちで
いっぱいであることが
きっと分かるでしょう。

きっと元気になるでしょう。


本当に本当に、ありがとう。


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みおいち@着物で日本語教師のワーママ
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