澪(Mio)ツインレイ

出会ったツインは、26歳年下の既婚者。私たちは医師(彼)と患者(私)という関係です。 長くつらい分離(サイレント)期間のなかで徐々に心を寄り添わせ、やがて彼は離婚。 再会に向けて歩む私たちの出会いからこれまでの足跡を、男性ツインのリアルなつぶやきを交えてシェアします。

澪(Mio)ツインレイ

出会ったツインは、26歳年下の既婚者。私たちは医師(彼)と患者(私)という関係です。 長くつらい分離(サイレント)期間のなかで徐々に心を寄り添わせ、やがて彼は離婚。 再会に向けて歩む私たちの出会いからこれまでの足跡を、男性ツインのリアルなつぶやきを交えてシェアします。

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自己紹介に代えて――出会ったツインは、26歳年下の既婚医師でした

魂の双子ともいわれるツインレイとの出会いは、ある程度の人生経験を積んだあと。 しかも、大きな転機を迎える前後が多いとよく言われます。 私の場合もまさにそうでした。 突然の体調不良で救急搬送され、一命をとりとめた直後。 そう。私たちは医師と患者という立場で出会ったのです。 医師は患者と個人的な関係を結んではならない。 そういう不文律があることは、おそらくほとんどの方がご存知でしょう。 つまり、禁断の関係です。 しかも彼は既婚者でした。 そしてさらに、私の26歳年下。

    • 【ツインレイ】 プログラムの始まり 1

      不思議な出会い混沌とした意識のなかで急に息苦しさを覚え、口もとに手をやった。 酸素マスク? 着けた人はまだそばにいるようだ。 私は目を閉じたまま切れ切れに言った。 「苦しい……。これ、取って」 すると、ベッドの右側から声が聞こえた。 「これを着けたほうが楽になるはずですよ」 たぶん医師だろう。低く穏やかな男性の声だった。 楽になるはず――。 理屈はそうだ。酸素マスクなのだから。 でも、実際は口をすっぽり覆われて思うように息が吐けない。 「苦しい。取って。苦しい……」

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