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子育てと癒し•天使の育て方 20.
お正月🎍
明けまして、おめでとう御座います。
昨年は、年末ギリギリに、記事を上げて、時間を見たら、1月1日00:03でした。
昨年は、沢山のお母さん方、お父さん方に、記事をお読み頂き、感謝致します。
スキやフォローに励まされ、また救われた半年間でした。
本当に、有難う御座いました。
お正月と言うこともあり、本日は、三年前に書いた
「猫の🐈⬛執事」と言う、幼稚園年中さんから、小学生低学年向きの、物語を上げさせて頂きます。
いつの頃からか、わたしのマスターとして、ヴィジョンに出てくる、黒いフロックスーツの執事さんを猫ちゃんに変えたら、面白いな、と思い書いたお話です。
親子で、新年の華やいだ雰囲気の中、ご旅行中や、帰省中のご家族もいらっしゃることとは思いますが、暖かなお部屋で、ごゆっくりお楽しみ下さい。
それでは、「ねこの🐈⬛、しつじ」の、はじまり、
はじまり•••
1.ねむれないよるに
夜空に星⭐️がうかぶころ、子どもたちは、お父さんと、お母さんに、おやすみなさいのごあいさつをして、自分のベットにはいります。
その日あったことを思い出したり、明日お友だちと、なにをしてあそぼうか、とかんかえたり、お母さんに、本を読んでもらっている子もいます。
そうしているうちに、まぶたが、だんだんとおもくなって、すーっとねむりのせかいへ、はいっていきます。
でも、その日、ゆっくんは、なかなかねむりにつくことができませんでした。
いちどは、おふとんの中に入りましたが、さく文のしゅくだいが、まだ、とちゅうまでしか書けていなかったのです。
あしたのあさ、早おきして書こうかと思っていたのですが、もし、書けなかったらどうしようか、と、思うと、なかなかねむれなかったのです。
「はあぁ、おとなになったら、なんになりたいか、なんて、わかりっこないし、さく文なんか、書けないや。」
ゆっくんは、むっくりとおき上がると、へやのまどから、お星さまをながめて、ためいきをついていました。
ねこの🐈⬛しつじマックス
すると、お星🌟さまの、きん色の光が、ゆっくんのへやのまどのところまでとどいて、その光が、だんだん大きくなっていき、くらいはずの、外のけしきが、すっかり明るくなって、その光の中から、ぎん色の車が、すべるようにあらわれました。
「うわぁっ、なんだこれ•••。」
ゆっくんが、おどろいて目を丸くして、その車をながめていると、中から、黒いふくをきた、ねこ🐈⬛が
あらわれました。
そのねこは、白と黒のまんだらで、はなさきと足のさきの白がアクセントになっていました。
「おまたせいたしました、ごしゅじんさま•••。」
ゆっくんは、おどろいて、目を大きくみひらきました。
「これって、ゆめなのかも•••。」
ねこはいいました。
「ゆめでは、ございません。ごしゅじんさま、わたくしは、このたび、あなたにおつかえすることになりました、しつじでございます。わたくしのなまえは、マクシミリアムともうします。」
ゆっくんは、したをかみそうになりながら、
「マクシャミリ•••。」
ねこは、つづけて、
「マックスと、およびください。」
ゆっくんは、
「わ、わかったよマックス、ねぇ、ひとつきいてもいいかな、ひつじって、あの、めぇーってなくヒツジのことかい?だって、きみは、ねこじゃないか?」
マックスは、おおごえでわらいました。
「はっ、はっ、は、ひつじではなく、しつじでございます。しつじというのは、おいそがしいかたやおこまりのかたにやとわれて、おてつだいをするもののことでございます。」
ゆっくんは、なっとくしました。
「そうか、ぼくが、さく文でこまっていたんで、それでてつだいにきてくれたんだね。」
マックスは、かしこまって、いいました。
「さようでございます。」
ゆっくんは、ふしぎそうにききました。
「でも、どうして、それがわかったの?」
マックスは、とおくを見るような、目をしていいました。
「ずいぶんとむかしのことでございますが、あなたのお父さまのときも、わたしがお手つだいいたしました。こんかいは、おじいさまからのごいらいで、あなたさまをたすけてほしいとのことでございました。」
ゆっくんは、すこしふあんげに、マックスにききました。
「マックスは、どんなほうほうで、ぼくをたすけてくれるの?」
3. タイム•マシーン
マックスは、そんなゆっくんにむかって、じまんげにいいました。
「この車は、じつは、タイム•マシーンでごさいまして、あなたさまには、このくるまにおのりいただきまして、おとなられたあなたさまにおあいあただくのでございます。」
それをきいて、ゆっくんは、うれしそうにいいました。
「ぼくが、おとなになったところにつれていってくれるんだね。これで、さく文が書けるかもしれないな。」
マックスは、いそいでいいました。
「それでは、お乗りください!よあけまでには、もどらなくてはいけませんので•••。」
そう言って、マックスは、素早く、車のドアをあけました。
ゆっくんも、すばやくくるまのうしろのざせきにのりこみました。
マックスは、いせいよくいいました。
「さあ、シートベルトをしめ、しっかりつかまってください!それでは、しゅっぱつしんこう!」
ゆっくんは、きゅうはっしんに、からだがうしろにたおれそうになりながら、
「うわぁ、なやいなぁ、けしきがとぶようにすぎて、これじゃあなんにもみえないや。」
ゆっくんは、まえのせきのせもたれにしがみつきながらいいました。
4. おとなのゆっくん
きがつくと、そとには、せんろをこうじしているたくさんのひとたちがいました。
その中にいた、ヘルメットをかぶり、しろいシャツにネクタイ、さぎょうふくの上だけをきた、げんばのかんとくさんが、ゆっくん達を見つけて、かけよってきました。
「おーい、あぶないぞ、きみはどこからここにはいってきたんだ?」
その人は、どこかおとうさんににていました。
ゆっくんは、まじめなかおでいいました。
「ぼくは、ゆっくんと言います。ねこのしつじと、ほくのしょうらいのしごとをみに、タイム•マシーンで、ここへきました。ねえ、マックス、あれ、いないや。」と、ゆっくんがいうと、その人は、さいしょは、ふしぎそうにきいていましたが、あっそうかというかおをして、こういいました。
「ぼくも、子どものころ、きみとおなじなまえで、よばれていた。いまのぼくが、きみのしょうらいのすがたなんだな•••。」
ゆっくんは、めをかがやかせていいました。
「とゆうことは、ぼくが、大人になったら、大すきな、でん車にかんけいさた、しごとをしているんですね。」
おとなになったゆっくんは、ほこらしげにいいました。
「そうだよ、ぼくは、でん車のせんろをひくためのしごとをしているんだよ。すきなしごとができるようになるためのべんきょうをして、あきらめなければ、きっと、ゆめをかなえられるよ。もし、ちがうしごとをすることになっても、そのしごとをすきになれば、いいさ。」
そのことばをきいて、ゆっくんは、あんしんしました。
じつは、ゆっくんは、からだかよわくて、じぶんがだいすきなでんしゃにかかわるしごとは、できないあきらめていたんです。
でも、じぶんのしょうらいのすがたをしって、げんきがでました。
そこへ、マックスが、あらわれました。
「やれ、やれ、このマシーンときたら、きゅうにエネルギーがきれてしまって•••。あれ、もうおはなしは、おわりましたか?」
「そうだよ、マックス、はやくかえって、しゅくだいのさく文しあげなくちゃ•••それじゃあ、しょうらいのぼく、さようなら、そして、ありがとう!」
そういうと、ゆっくんは、おとなになったゆっくんにさよならをして、ねこのしつじとマシーンにのって、おうちにかえりました。
5. よく朝
よく朝、明け方までさく文をかいていたゆっくんに、お父さんはいいました。
「いいさく文が、かけたかい?」
ゆっくんは、ねむそうにあくびをかみころしながらいいました。
「はぁ、ふぅん、おとうさん、とびきり、いいさく文が、かけたよ!」
そういって、ゆっくんは、あさごはんのトーストに
おもいっきり、かじりつきました•••とさ。
おわり
今年も、子育てと癒し、食事(健脳食) や、お勉強しても疲れない脳の使い方など、盛り沢山の内容でお話ししてゆきたいと思っていますのて、今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。
最後まで、お読み頂き、感謝いたします。
Mio