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【レポ】2022年5月7日 奥井紫麻・中瀬智哉 ピアノリサイタル


2022.5.9

チケット購入から8か月。

当初の公演予定から5か月。

奥井紫麻 ・中瀬智哉 ピアノリサイタル



ピアノはスタインウェイ

昨年12月18日に延期になってしまったこの公演。

残念でTwitterに嘆きツイートを入れて自分を慰め…。

12月、奥井さんはショパンのスケルツォを弾く予定でした。

振替により変更になり、更に当日にも変更。

ショパンのロンドがドビュッシーの映像に。

奥井さんの前2公演の評判が良く、期待が倍増

テレビで放送されたモーツァルトのコンチェルトも素晴らしかったですね。

柔らかくも芯のある演奏は聴き応えがありました。

評判通り❗

細いのにあんな音を出せるんだな…と驚きでした。

先日のコンクールは残念な結果でしたが、あの時の演奏も素晴らしかったです。



さて。

中瀬智哉くん。

(後半に登場した奥井さんの話が先になってしまいました💦)

いよいよハーフサイズのリサイタルに登場。

地元の方たちが応援に駆けつけたというのが一目瞭然の会場。

ワイワイ、ガヤガヤ、公演の合間に溢れる楽しげな声。

演奏中も賑やかでした。

着信音やら話し声やら…明らかにクラシックコンサート慣れしてない皆様。

どうかお静かに💦

ホールの入り口には中瀬くんのお父様。

ご挨拶したりプレゼントを受け取ったり、お忙しそうでした。

お花もいっぱい💐💐💐

華やかでした。

さぁ、待ちに待ったリサイタル。

開演です。


ベートーヴェン「悲愴」

期待を上回る演奏にひたすら聴き入りました。

期待してなかったわけではないんです。

思ってた以上に素晴らしかったんです。

ガツンと来た感じ。

久しぶりな感覚。

終わってほしくないな。

まだまだ聴きたい。

プログラムの最初なのにもうそんなことを思ってしまう私。


バラード1番。

1月の演奏よりも熱を帯びてるような。

悲愴から続いての演奏だったから❓

リサイタルの流れに飲み込まれてるような。

この曲、中瀬くんが大事に弾き続けている曲。

またまだ深化するのでは?

いや、させて欲しい。

これから先も聴き続けたい。

深化の先を見たい。

何処で❓

浜松❓

ワルシャワ❓

それとも…❓



スペイン狂詩曲。

色んな方の演奏を聴き比べてみると、奏者によって全然違う。

中瀬くんの演奏は、私がこれまで聴いたことのない音が聴こえたように思いました。

新鮮🌟

こんなふうに弾くんだ…。

聴いたことのない曲を聴いたみたい。

中瀬くんにしか弾けない、彼の演奏でした。

.

.

ピアニストによる弾き方の違いが分かりやすい曲、というとバラード1番もですよね。

ショパンコンクール予備予選では、これは好み、これは嫌い、と勝手に独自判定してました(すみません)

中瀬くんの演奏はもちろん好き💕の方です。

ちなみに、2020年のピティナコンペティション。

この時のショパン「エチュード10-1」がとっても好きです。



話戻します。

全ての演奏が終わってステージ前方に立つ中瀬くん。

膝元が汗でキラキラ🌟光り輝いていました。


(入善コスモホールHPよりお借りしました)



アンコールはノクターン20番遺作。

最初の和音でドキッ。

え、これ❓

この曲を持ってくるの❓

アンコールへのワクワクがドキドキに変わり。

心拍数上がったままで美しい演奏に泣かされ。

放心状態のまま迎えた最高のエンディング。

客席をゆっくりと見回し、爽やかな笑顔を振り撒く中瀬くん。

地元での公演、お疲れさまでした。

素晴らしい演奏でした❗

次のリサイタルが早くも楽しみで仕方ありません😊

ブラボー🎉



次の公演予定はコチラ



1月には読響とラフマニノフ2番を弾きます。

山田和樹さんの指揮。

大抜擢です。

富山と福井、2公演です。

(インスタグラムからの記事を少し変えて掲載しました。)

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