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“間”は、感情で作る

あけましておめでとうございます🎍
1月7日(火)は、俳優養成講座の新年1回目の講座でした☺︎

現在、俳優養成講座では3月の発表公演『楽屋〜流れ去るものはやがてなつかしき〜(作・清水邦夫)』に向けた稽古を実施してます。

そして、今回から立ち稽古開始✨

やっぱり動きがつくと、読み稽古の時とはまた違う感覚になります。

本作品は、日本で最も上演されている戯曲といわれていて、ブルアでも過去に上演した作品。
私も『女優B』として出演したのですが、メイクをしながら会話のやりとりをするシーンは一番苦戦した記憶があります。

作業しながらたわいもない会話をする。
普段の生活で行っていることなのに演技になるとなんでこんなにも難しいんだろう?

台本にするとたった2Pのシーン。
ひたすら繰り返し稽古します。
が、なかなかテンポが掴めない。

と、ここで演出のさいとうさんからダメ出しが。

『今のままだとテンポが悪い。でも、テンポが悪いからと言って間を詰めようとするのはダメ。間を詰めるのではなく、"意味のない間をなくす"ことを意識しよう』

意味のない間と、意味のある間。

前から見ているととてもよくわかるのですが、演じていると「意味のない間」をつい取ってしまう。

じゃあどうすれば良いかというと、
曰く、

台詞は感情で作ってはいけないが、
間は感情で作るべし!

よくダメ出しで『台詞に感情を乗せるな』と言われるのですが、間を表現する際にはどれだけ感情を乗せてもOK。むしろ、気持ちの良い間は、感情が乗っていないと生まれない。間をとる時も間を詰める時も、そのときの感情が自分にとってしっくりきているかどうか、がすごく大事ということですね。

私は小さい頃から漫才とかコントとかお笑いを結構好んで見ているのですが、面白い芸人さんが作る間って本当に一級品で、あの“絶妙な間”によって、心がわしづかまれて、世界に入り込んでいきますもんね。

間を制すものはお芝居の流れを制す!

心のメモに残しておこうと思いました。

そんなこんなで、今回稽古した稽古ページ総数は5ページ!初めにじっくりと一つのシーンを作り上げていくのがブルアスタイル。だが、気づけばもう本番まで3ヶ月を切りました。ここから追い込み、追い上げで、みんなで面白い作品に仕上げていきます🙌

本番は3月22日、23日です。
ご興味ある方はぜひぜひ下記の予約フォームからご予約ください☺️

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◾️俳優養成講座第1期発表公演
『楽屋〜流れ去るものはやがてなつかしき〜』
(作・清水邦夫/演出・さいとうつかさ)
【日時】
2025月3月22日(土)①14時〜 ②17時〜
     23日(日)③11時半〜 ④15時〜
【場所】
イカロスの森
【予約】
予約フォームはこちら🗓️
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