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スペースを空けると、新しいものがやってくる


スペースを空けると、新しいものがやってくる。

というのは、重力のはたらきのように、天体の運行のように、知っているか知らないかとか、信じているか信じていないかに関わらず、すべてにおいて作用する「単なる法則」だとわたしは思っている。

かんくん(中2息子。野球→テニス少年へとコンバート)が野球のクラブチームを辞めたことは、わたしの心にもぽっかりと穴をあけ、さらにわたしの週末の予定にもそれは大きな穴をあけることになった。
要するに、土日がえらいヒマになったのだった。

それはそうだろう、だって、朝は4時とか5時に起きて、彼の分と自分の分のお弁当を作ってせっせと遠征に出かけ、家なんて半日くらい留守にしていた。帰ったら帰ったで翌日の試合のためにユニホームを洗わなくてはいけないし、足りなすぎる氷やお茶の準備などで、なんなら平日よりもハードな週末をわたしは送りつづけてきたのだ。じつに、7年間も。

それがいまや、びっくりするほどの変わりよう。
テニスってほとんどサポートすることがない。野球少年の母ライフがどれだけすばらしく、どれだけ異常事態だったのか、外の世界に出てみてよくわかった。

中学校の部活だから、そこまでの遠征もないし、年間100試合なんてことまずないし、ユニホームはシンプルにTシャツとハーフパンツ。道具はラケットのみ。

試合観戦に行く親もほとんどいないし、なにより野球が1試合に(小中校の野球は、7回までだったり90分制だったりする)かなりの時間かかるのに対し、テニスは1セット15・30・40と3点先取すればよくて、サービスエースで決められたりしたら、ものの数分で1セットは終わる。中学校は4セットマッチということで、最短の試合を見てたら15分足らずで終わってびっくりしてしまった。

10時にエントリーした試合会場をあとにしたのは、10時20分過ぎっていう。
え、めっちゃ用意した水筒のお茶も軽食もいらなかったね?みたいな。

野球のクラブチームだったらそのあとみんなで輪になってしっかりミーティングやって、またグランドに戻ってひたすら日が暮れるまで練習するので、母たちもそれに付き添っていたけれど、いやはやテニスの世界の気楽さたるや(強豪校などは別なのでしょうけれど)。

って、そんなことが書きたいのではなくて!

わたしの人生に「週末のおやすみ」というスペースがもどってきたわけで。
いったいこのスペースになにが現れるのだろう?と思いながらここ数ヶ月を眺めていたら、なんとやってきたのは

ハチ(旦那さん)との夫婦の時間

だったのでした。これにもびっくりした。あ、そうなの?そうくる?みたいな。

ひまそうにしているわたしを見かねてか、いろんなところに誘ってくれるようになった。といっても自分が骨董市めぐりが趣味なので、それに付き合わせられることが多いのだけど(昼にラーメンをおごるから、という誘惑つき)、そんなわけでここ最近は、早めにやってきた余生かのように、ハチと楽しく過ごす週末、という風景を眺めている。

夏なんて、17回目の結婚記念日に八景島シーパラダイスなんか行っちゃったりしてね。
近接の遊園地でふたりでジェットコースターなんて乗っちゃったりしてね(行列の中での最年長だったであろう)。
プロジェクションマッピングだか、ドローンのショーだかのチケットを取ってくれたらしいので、それにも行く予定だったりね。

え、子離れのあとってこんなにわかりやすく夫婦の時間になるの!?
みんなもそう?
って、なんか聞いてみたい気持ちになったりもしている。

なにかを失くしたり。
期待したものがやってこなかったり。
ふつうにがっかりしちゃうよね。「ないんだ」って思うよね。
でもそこにスペースが「ある」からさ。
なにがやってくるのか、楽しみに待ってみてほしいなって思う。

たくさんの睡眠時間がやってくるのかもしれないし、なぜかヨガにはまるかもしれないし、ひまつぶしにふと寄ったペットショップやブリーダーさんのサイトで、運命のワンコやニャンコと出会っちゃうかもしれないし。
スペースがもたらしてくれるものって、必ず、必ず、「ある」からね。

今日も想像をはるかに超えた一日を!




ドキドキ感はんぱない、公式戦初試合!



困ったときはハの字になる眉。こんな顔でピッチャーしてたなあ….



ライティング・ライフ・プロジェクト 第15期 <6月スタート>
満席となりました。ありがとうございました!


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