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親は親の、子は子の道を歩く

子供たちは時々、「保育園に行きたくない」とか「学校に行きたくない」と言うことがあります。

そして、私自身も小・中・高で「もう学校に行きたくない」という経験が何度かありました。自分の親は決して休ませてはくれなかったのだけど。

だからか、もし子供が不登校になったら親としてはどう対応すべきなのかなというのは時々考えています。

先日読んだ本の中に共感できる一節がありました。

(不登校経験者の親の言葉)
これはお前の人生だから、自分で責任を持つなら行かなくてもよろしい。ただし、将来仕事に困らないように勉強はしなさい。スキルを身につけなさい。それを証明できる資格を取りなさい。そして勉強をしないのだったら学校に行って学歴をつけなさい。

学校は行かなくてもいい:親子で読みたい「正しい不登校のやり方」(小幡和輝)

親としては、こういう考えが一番共感できるなと思いました。
学校という環境が合わないなら、無理して行く必要はない。
無理して学校に行くことによって自分を見失うことのほうが怖い。
その上で、自分が必要だと思う勉強をしてくれたらいいなと思う。

そして、こんな著者の言葉もありました。

親は親の人生を生きればいいし、子どもは子どもの人生を生きればいいと思う。そこには、自分の叶えられなかった夢だとか、あなたを思っての行動なのよといった発言とか必要ないんじゃないかな。

学校は行かなくてもいい:親子で読みたい「正しい不登校のやり方」(小幡和輝)

これはまさに胸に刻みたい言葉だと思いました。
「あなたのために言ってるのよ」なんて言っても、親自身の不安を解消するためや、世間体のために言ってることってありますよね。
私は息子が小さい時にはよく言ってしまっていました。

親は親の人生があり、子どもには子どもの人生がある。
それぞれが自分のありのままで、好きなことやって生きていきたい。

親は親の、子は子の道を歩く。仲良く助け合いながら。楽しみながら。

親は色々なことを子供に教えるし、伝えるから、どうしても自分の考えに染めてしまう面があるけど、子供の人生を干渉することはできないのだと、ある種の一線を引くという考えは必要だなと思います。

子供も、どうしても親の考えに影響を受けるのだけど、親の人生の中の登場人物として生きる必要はなく、自分は自分の人生を歩めばいい。親の知る常識の中での人生を生きなくていい。自分の知る世界で生きればいい。

そのために、反抗期というものがあるし、イヤイヤ期とかもその一種。
子供はしっかり親に反抗するべき。
子供が親に「いや!」というのは、自分の人生を生きるために必要なことなのだなと思います。

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