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会社員はつらいよ ep10【ワーママはつらいよ】編

これは私の辛かった会社員時代の話である。
辛い、苦しい、ネガティブな感情に蓋をし続けていたあの頃。
これからはそんなふうには生きないぞという決意のためにこれを書く。



🌈 入社11〜12年目:短時間勤務ワーママの話


▶️ 引き続き短時間勤務

 私は引き続き短時間勤務をしていた。勤務時間は5時間である。他の人は残業時間含めると1日10時間くらい働いていたから、私はその半分ほどの勤務時間となる。とはいえ、毎日5時間ぴったりで終わることはなく、30分〜1時間超過することはよくあった。


▶️ 気付けばチーフみたいになってた

 育休から復職し2年ほど経ったころ、チームは私と業務委託会社の方2名の3名体制になった。チーフはいたけど、他のチームと兼務されてて、だんだんと私のチームのほうは手薄になる感じだった。

ミーティングもチーフは参加したりしなかったりで、私が回していることが多かった。タスクの割り振りも私が他のメンバと相談して決めるようになっていた。実質チーフみたいな雰囲気になってきた。

さらには、夜間の緊急連絡対応のメンバにも入れられた。
「小さな子供が横で寝てるのに電話で起こされて夜中に仕事するなんて絶対に嫌だ」と思ったけど、私は断れなかった。


▶️ 忙しすぎてパニック

 勤務時間が短いと楽そうだなと思う人もいるかもしれないけど、その限られた時間の中でタスクをこなすために超集中で必死にやっているから、毎日ヘトヘトだった。

 ある時、いろいろな案件が立て込んだり、やったことない領域の業務をしたり、辞める人からの引き継ぎを受けたりというのが同時期に来た。

私はその忙しすぎる期間を何とか乗り切ったが、短時間勤務の人がやる仕事量じゃなかったし、もうさすがに無理だと思った。

その上、上司にもその大変さを全く理解されていないように感じて虚しかった。さすがに限界が来て、上司への抗議の意味も含めて1週間休んだ。

その後、上司と話し合いの場が持たれて、チームのメンバを増やす方向で調整がされた。


▶️ 今振り返って思うこと

 短時間勤務というのは、ありがたい制度だと思っていたが、仕事量は変わらないが給料が減る制度のように思えた。

勤務時間が短いことで、朝礼や夕方に行われる意味なさげな会議、時間外にだらっと行われる仕事がなくなって、ギュッと凝縮された感じだった。
実際、私の仕事は出産前と変わらないか、むしろ増えたくらいだった。

私は、長時間労働のストレスからは解放されたが、短時間に次々と仕事をこなさねばならなかったから、しんどかった。元々、マルチタスクが苦手でじっくり集中していたいタイプなのに。

この頃、相当にストレスを抱えていて、そのストレスは長男や夫に向かっていた。いつも家でイライラしているお母さん、妻であった。

長男や夫に「あの時は本当にごめんね」と言いたい。
そして、当時の自分に「しんどいのによく頑張っていたね、もう頑張らなくていいんだよ」と言ってあげたい。


次回、【2人目妊娠したらコロナ禍突入】の巻へ続く


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