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会社員はつらいよ ep6【上司に嫌われた】編
これは私の辛かった会社員時代の話である。
辛い、苦しい、ネガティブな感情に蓋をし続けていたあの頃。
これからはそんなふうには生きないぞという決意のためにこれを書く。
🌈 入社6年目の頃の話
▶️ システム更改が終わってチーム解散
大規模なシステムの更改が終わり、チームは解散となった。
大好きだったチーフは別の部署へ栄転となり、また上司が変わった。
次は課長とチーフを兼任している女性が上司になった。この人は別に仕事ができるというわけではないのだけど、コミュニケーション能力だけで出世してきたような人だった。(ひどい言いよう…w)
ep2で登場した、配属当日に私に「かわいそう」と嫌味っぽく言ってきた人、その人だった。
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▶️ 上司に嫌われると地獄
私はこの上司に嫌われていた。理由はよく分からないけど、私がその上司を怖がっている感じとか、気弱で何も言ってこなさそうな感じとかに付け入られていたようにも思う。
部内会議での発表の場で、上司の助けがほしい時に、わざと黙りこくって、後で「あなたの成長のためにわざと助けなかった」と言うような意地悪をされたことが何度かある。
また、とあるプロジェクトの打ち合わせに呼ばず、明確なタスクの指示をしなかったくせに、後から「あれはあなたの担当でしょ、どうしてやらないの」と言われたこともあった。私の足を引っ張らないでとでも言いたげに。
▶️ 仕事が進まない
私はこの上司と話すのが嫌で、報告・相談をするときは足がすくんだ。
それで、以前の自分が嘘みたいに仕事が進まなくなってしまった。上司のことを責めたいけど、逆らったところで何になるだろう。私はこの時、また自分の心を押し殺して、ひたすら我慢していた。
いつか、また異動があってこの人から離れられることだけを願って。
また、この時、気楽に相談できる先輩とか、そういう存在もなかった。チームには後輩しかいなくて、後輩には見栄を張って、悩んでることを表に出さないようにしていた。たぶん、頼りないやつって思われてたと思うけど。
▶️ 今振り返って思うこと
私は、一緒に仕事をする人との相性によって、パフォーマンスがめっちゃ変わる人間だと思う。どうしても話さなきゃいけない人との関係が上手くいっていないと、そっちに気を取られてしまって、全く仕事が進まなかった。
今考えると、こんなに辛い状況なら、会社を辞めるという選択が最善のように思う。でもそれができなかった。
理由の一つには、今の夫との結婚が見えてきていた頃で、このタイミングで辞めたら、夫の重荷になってしまうんじゃないかという気持ちがあった。
素直に夫に相談していたらよかったのになーと今なら思う。身近な人、大切な人にこそ、心配かけたくなくて、相談できない自分がいた。
次回、【入社7〜8年目頃】のお話へ続く