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会社員はつらいよ ep7【同期の退職】編

これは私の辛かった会社員時代の話である。
辛い、苦しい、ネガティブな感情に蓋をし続けていたあの頃。
これからはそんなふうには生きないぞという決意のためにこれを書く。


🌈 入社7〜8年目の頃の話


▶️ 異動の希望が叶って嬉しい

 前回の記事のとおり、上司に嫌われまくって仕事が辛かった私は、どこでもいいからその上司と離れられる場所へ異動したかった。面談のたびに意思を伝えて、ついに、他のチームへ異動させてもらえることになった。

 部内での異動だったので、その上司と完全に離れたわけではなかったけど、担当するシステムも変わり、心機一転、頑張ろうと思えた。

 新しいチームでは上司はとても優しい方だったし、業務委託会社やベンダーさんとも仲良くなれて、人間関係はかなりよかった。


▶️ 同期が辞めて悲しい

 私がチーム異動になったのと同じ頃、仲良しだった同期のうち、3人が相次いで退職してしまった。

 入社以来、お昼ごはんはだいたい同期の6人で食べていたのだけど、どんなに辛い状況の時でも、一緒にわいわい話しをすると、楽しくて、毎日のその時間が癒やしで、会社人生を生きる糧だった。
時には飲みに行き、悩みや愚痴を聞いてもらって助けられた。

 その同期がいなくなってしまって会社での楽しみが半減してしまった。

話していると心が軽くなる。楽しい時間。かけがいのない時間。

▶️ 昇進できなくて悲しい

 その後、昇進のタイミングがあったのだが、同じ部署の同期3人の中で、自分だけが昇進できなかった。初めて評価の差が明確になってかなり打ちひしがれてしまった。理由はわかる。チームを異動する前の上司にめちゃくちゃ嫌われていたし、その上司からの評価がめちゃくちゃ低かったと思うのと、事実、私は苦手な人を避けるようにして仕事をしていたから、時にやる気がないと思われても仕方なかった。


▶️ 今振り返って思うこと

 辞めちゃった同期の子もそれぞれ、あまり前向きな理由ではなく、これ以上は辛いという感じで辞めていった。私もさすがに転職を考えて、webデザイナになりたいと思って、専門学校の見学までは行ったけど、結局行動は起こせなかった。むしろ、私はどんなに辛くても耐えてやるのだという謎のプライドみたいなものがあった。

 昇進できなかった時はショックで、家に帰ってから夫の胸で泣いた。それでも、夫に具体的に何が辛いのかとか話せなかったのだけど。夫は何も聞かずに抱きしめてくれた。

 私はなぜか辛くても耐えるのが美徳だと思っているところがあった。辛くても仕事を続けていつかは夢のマイホームだ!とか、安定した給料をもらって幸せになりたいという思考が強かった。だからこそ、家族にも仕事が辛いとか、辞めたいとか弱音を吐けないところがあった。


次回、【入社9年目頃、予想外のアレ!】のお話へ続く

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