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会社員はつらいよ ep9【親になったの私だけ?】編

これは私の辛かった会社員時代の話である。
辛い、苦しい、ネガティブな感情に蓋をし続けていたあの頃。
これからはそんなふうには生きないぞという決意のためにこれを書く。



🌈 入社10年目:育休から復帰した頃の話


▶️ 風邪引きまくりの長男と私

 無事に長男を出産し、約1年の育休を取った。
その頃、「保育園落ちた日本◯ね」が話題になるほど、待機児童が深刻化している時で、私も早めに保育園に入れないと復職できないという焦りがあった。長男は1歳1ヶ月で保育園に入った。まだ母乳も飲んでいた。

長男は保育園に入るまでほとんど風邪をひいたことがなかったのだけど、保育園に入って1ヶ月ほど、ずっと微熱が続いて登園できなかったり、その後もあらゆる感染症にかかっていった。

手足口病、ノロウイルス、気管支炎、インフルなど、数も多いしだいたい重症だった。(1週間休むレベル)そして、私も産後、体力が低下していたり、夜泣きに対応しながら仕事をしていたから、免疫が落ちまくっていて、もれなく長男から風邪をもらって、ずっと体調不良だった。この時期1年間くらいは会社人生で一番体力的にキツかった。


▶️ 親になったの私だけ?共働きとは・・・

 共働きとは母親への苦行のことなのだろうか。
私はこんなにキツイ状況だったのに、夫は今までと変わりなくバリバリ仕事をしていた。

 保育園の送り迎えも私だけがやっていた。
 長男が風邪をひいた時も仕事を休んでくれることはなかった。
 飲み会も今までどおり行っていた。
 夜中に長男が泣いててもぐっすり寝てた。
 保育園からのお迎えコールも私だけが対応していた。
 私だけが有給の残数を気にしていた。

この年、私は有給を年間30日も消化した。


▶️ 「子持ち様」という言葉はなかった頃だが

 辛かった一件として、業務終了後に同僚から電話がかかってきて、資料がメンテナンスできていないと怒られたことがあった。言われたところで、もう退社してるしどうしようもないことだった。
でも、わざわざ言いたくなるほど、資料もメンテナンスせずに短時間で帰っていく私が腹立たしかったのかなと思う。短時間勤務をしてるからって無責任に働いているわけではないのだけど、同僚にとって私の存在はストレスだったのかもしれない。


▶️ 今振り返って思うこと

 復職して体力的にも精神的にも辛かった頃、もっと夫とよく話し合えばよかったと思う。

夫がもし送り迎えのどちらかでもしてくれたら、たまにでいいから子供が保育園を休む時に仕事を休んでくれたら、きっと私も少しは楽だったとは思う。

でも、どんなに夫が協力的だったとしても、しんどいことに変わりなかったと思う。なぜなら、根本的に私は会社で仕事をしているということが辛かったから。子供が産まれる以前からずっと。

もし、この時によく夫と話し合って、これからの家族のこと、自分が本当はどうしたいかということを突き詰めれば、こんなに大変な思いまでして仕事を続ける必要はないよね、という結論になったかもしれない。

まぁこの時、それでもなお、育児と仕事を両立して頑張るお母さんへの理想が消えず、辞めるという選択は浮かんでいなかったのだけど。


次回、【いよいよ限界か!?ワーママなのに仕事押し付けられすぎ】の巻へ続く

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