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会社員はつらいよ ep11【2人目妊娠とコロナ】編

これは私の辛かった会社員時代の話である。
辛い、苦しい、ネガティブな感情に蓋をし続けていたあの頃。
これからはそんなふうには生きないぞという決意のためにこれを書く。



🌈 入社13年目の頃の話


▶️ 待望の2人目妊娠

 上司に仕事量を調整してもらって、やや仕事も落ち着いてきた頃、2人目の赤ちゃんを授かることができた。

そして、またも私は思ったのだ。「やったぁ!仕事を休める!」と。

その後、産休に入るまで、1人目の妊娠時と違って、実に穏やかに過ごせた。つわりは軽めで、仕事中はほとんど気にならないくらいだった。ただ、仕事が終わって家に帰ってから疲れが出るのか、夕方〜夜にかけてがいちばん気持ち悪かった。

その頃、長男がYouTubeで「ロボカーポリー」というアニメをよく観ていたのだが、つわりが治まった後も、その映像を観ると吐き気をもよおす現象があった。

切迫早産もややなりかけではあったが、絶対安静になるほどひどくはならなかった。それに、妊娠中の辛さを知っていたから、覚悟ができていたことも大きい。


▶️ 時はコロナ禍へ

 安定期に入って、産休を心待ちにしていた頃、世の中はコロナ禍へと突入していた。

コロナ禍での妊娠を経験された方ならわかると思うが、とにかく不安なのである。妊婦がコロナになったら赤ちゃんはどうなる?新生児がコロナになったらどうなる?Google先生でさえ教えてくれない。マスクも売ってない。私は毎日毎日、感染者数を確認しては怯えていた。

2020年3月になり、全国の小中高が臨時休校になるなど、世の中は混乱を極めていた。私も毎日電車に乗ることさえ不安になっていた。

上司に相談し、予定の産休よりは1ヶ月ちょっと早く、3月末〜休ませてもらうことになった。


▶️ 思ってたんと違う産前休暇

 私が楽しみにしていたのは、産前休暇で、長男が保育園に行っている間、一人で自由に過ごす時間だった。だが、その時間を得ることはできなかった。長男も保育園を休んでいたからだ。保育園に行ってほしいけど、保育園でコロナをもらってきたら…という不安があった。

私は3月〜5月の約2ヶ月間、当時4歳の長男と1日中過ごした。体も重いのに、遊びに付き合わなければならず、ある意味仕事よりキツかった。

この頃、人生で一番イライラしていたかもしれない。夫が在宅勤務していることもムカついた。昼飯の用意が嫌だった。私が1日中長男に振り回されているのに、夫は部屋にこもって仕事していることがムカついた。

楽しみにしていた産休は消えてなくなったのだ・・・


▶️ 今振り返って思うこと

 この時も私は頑張り過ぎていたのだよ。長男をYouTube漬けにしてはいけないと思って、毎日公園に行くルーティーンにしたり、文字を書くワークをやらせたり、あとは、長男が好きな人形劇(私がぬいぐるみを持って喋る)を即興でやらされたり。
 
今なら、「もう黙ってYouTube漬けにしとけ」と思う。

この頃、夫にいろいろな暴言を吐いていたようで、後に夫に「あの頃の実央ちゃんはやばかった」と言われた。


次回、【2児を抱えたワーママ、ついに力尽きる】の巻へ続く


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