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喫茶店に於ける人間交差点。

 今朝、ハロワの認定日に出掛けた帰りに商店街の中にある老舗喫茶店に寄ってみた。
 モーニングに間に合ったのでサンドイッチモーニングを頼む。
 割に広めの店内、平均年齢かなり高め。(当然私も貢献😅) 次から次へとお年寄りがやって来る。わらわらわら。
 若い人は働いてる人のみ(笑)

 そして、皆、よくしゃべるので、店内はかなり騒がしい。皆それぞれに一生懸命話をしている。話し声は途切れることがない。時々、皆がシンクロしてヒートアップするのか、話し声が全体的に大きくなる事があって、そういう時は喫茶店全体がわぁ~っ💫て感じになって、結構すごい。宇宙が生まれそう✨
 老年パワーあなどれん。コレで発電できないものか。(と、エネルギー問題に思いをはせる)

 圧倒されつつ運ばれてきたサンドイッチを噛っていると、通路向かい隣の席に70代くらいの女性が来た。あとから4人来ると店の人に話してテーブルをくっつけている。
 私の席から厨房が見えるのだが、そこのスタッフさんたちが、「また来たよ」的なちょっとあきれた目でその客を見ながら、ヒソヒソ話したりしている。これは観察せねば!と、私のセンサー発動(笑)

 その推定70代女性はインテリっぽい細メガネをかけたショートカットで頭が良さげな感じ。しばらくして連れが三人現れた。
 やはり70代くらいの男性二人と60代くらいの女性一人。手にホチキス留めされたプリント用紙みたいなものを持っていて、ボス女性に説明を受けている。
 エレベーターを降りたら・・・まっすぐ突っ切って・・・ここまでで2時40分・・・
 途切れ途切れに聞こえてくる説明に集中して聞き取ろうとするも、店内は話し声が騒がしくて、なかなか全貌がつかめない。
 何かの会合の打ち合わせだろうか。打ち合わせをするというなら、この人達は参加者というよりはスタッフなのかな。にしては頼りないというか、説明にいちいち質問しているし、喫茶店スタッフの冷ややかな視線も気になるところだ。何か怪しいネズミ講(古いなあこの言い方も)とかの儲け話なのか。
 あとからもう一人60代くらいの女性が現れた。見ていると、男性二人は熱心に説明を聞いているが、女性二人は聞きながらも少し距離を置いている感じがする。女性はあちら側なのかこちら側なのか?
 ちらちら観察していたが手に持った用紙も見えないし、何が目的のミーティングなのかも結局わからなかった。
 でも、あのインテリ風推定70代女性は何かしらの組織に属していて、何かしらの役割を持ち、喫茶店に呼び出されて説明を受けている人達は何かしらを奪われるような気がした。
 その何かしらは、金銭的なものか、精神的なものか、時間か、労力か、はたまたその他何かわからないものかもしれないけれど、確かにその人が今現在持っている「何か」であることは間違いない。
 
 人の営みって、そういうもんだよなあ。
 ふと、昔の知り合いのある人を思い出した。その人は、かなり独自の考え方を持って生きていて、世の中からうまく隠れつつ、でも端から見たら人並の事は押えている暮らしをしていたので、(結婚して子どもがいて持ち家もあって)なんというか、プロフェッショナルな世捨て人、みたいな印象がある人だった。
 その人が何かの流れで詐欺っぽい話を持ち掛けられて、面白がっていちいちその話を聞いてたらその詐欺師に、「アカンわ。おたくは無理」と、ギブアップされたそうである(笑)

 なんだろ、私もなんかその境地にいるような気がしてきたなあ。気が入らないというか、全て観察して部外者の目になってしまう。
 こんなんで社会復帰できるのか。無理~😆
何かの世界を信じてなければ仲間には入れない。最初から疑っていたら何にも関われない。どうしても、そんなもんだろ、と思ってしまい、気の入るゲームに興じる気が起きずに観察ばかりしていたら、疎外されるのは目に見えてる。
 信じて一生懸命になれるなら、騙されるというのも、この世界にちゃんと組み込まれているということだから、孤独ではないのかも。

 この世は消えては結ぶうたかたなり~💫
 
 

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